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ゆきやなぎ,GSの繋がりに感謝♡,小さな物語の投稿画像
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ゆきやなぎ
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so.ra
2025/03/24
so・raの小さな物語
** たぬき桜 ** その 17
雨に濡れる
小さな枝も
やがて来る春を
知っている
届く雲間の光が
いつか
心をあたためる
そんな明日を信じてる
希望は
どんな色か
君に尋ねたら
君は なんと答えるだろう
🌱
先日冷たい雨の日、雨の雫をまとって小さな花びらを広げた雪柳が、輝いて見えました。
🌱🌱🌱
あいつ、何だって狸なんか飼ってたんだ!それに、あいつだけでなくおばさんまで、知らんふりして!
俺の事をバカにして!見てろ!
健太の家から帰った一彦は、怒りが収まらず、帰るなり健太の家であった一部始終を、怒りに震えながら両親に話したのだった。
一彦の父は腕組みをして黙って話を聞いていたが、一通り話が終わると口を開いた。
この村では、山の獣を狩るのはまたぎの仕事。わしらが勝手に狸やら捕まえてきて飼うのは禁じられているのは、お前も知ってるだろう。
その狸を飼ってるなど、とんでもないことだ。
お前の話が本当なら、決まり通り村では暮らしていけない。あの春彦じいが、そんな事も知らんとは思えんし、わしも迂闊なことは言えん。明日、わしがこの目で確かめてこよう。お前も、それまではこの話は口にするな。友達にも話すんじゃないぞ。良いな。
両親は、一彦の話が作り話ではないと信じてくれたが、話すことを禁じられた一彦の不満は収まらなかった。
ちくしょう!
何で秘密なんだよ!
その夜、一彦はなかなか眠れず朝方やっとまどろんだ。翌朝、遅刻すると起こされ、やっと布団から出て、朝食も食べずに学校へ駆けていった。
いつもは大食いの一彦が、朝食も食べずに家を出たものだから、2時間目にはお腹がグウグウなって友達らに笑われた。
おい、一彦。
腹が鳴ってるぞ!
お前、朝めし食って来なかったのか?
寝不足、空腹で不機嫌な上に、みんなに笑われた一彦は、怒りが沸々と込み上げて、ついみんなの前で健太が狸を飼っていた事を口にした。
健太のやつ、狸を飼ってたんだよ!
俺、昨日ケンチの家で見たんだ。
それなのにこいつ!知らんふりして、俺に帰れって追い出したんだ!
俺、夕べ腹が立って眠れなかった。それで朝寝坊して飯を食ってる暇なかったんだよ!
クラスでも腕力が強くガキ大将の一彦が、健太を指さして怒りながら話す話に、その場にいたみんながどよめいた。
おい!本当か?
狸は飼っちゃいけない決まりだよなぁ。なぁ!
健太、本当か?
クラス中の視線を浴びて、健太は凍りつく気持ちだった。
やっぱり来た!
健太は、その場から逃げ出したいほど怖かったが、ひたすら堪えた。
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so.ra
お出かけ先で出逢った花にとても感動して、こんな感動をどこかに残したいと始めたGSでした。花に添える言葉が上手く書けなくて、それなら575とか、詩にすれば書けるかなと、詩を書くようになりました。でも、私はやっぱり口べたで、どうしようもない天然で‥。ちゃんと届けたい想いが言葉にできなくて‥。何度も、自己嫌悪にもう投稿をやめてしまおうと思ったりもしました。(一度止めて、このアカウントは再開したものです)でも、そんなとき、今はおほしさまになってしまった天美ちゃんが、初めて私の言葉を書きとめてくれて‥私は言葉を紡ぐ人になりたいと思いました。そして、挫折しそうになるたびに、みんなが声をかけてくれて‥そんなみんなの暖かさに支えられて続けてこれました。いつも、こんな私にいいね!をくれるみんな、心からありがとうございます。みんなが今日も明日もずっとずっと幸せでいられますように🍀
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ゆきやなぎ
** たぬき桜 ** その 17
雨に濡れる
小さな枝も
やがて来る春を
知っている
届く雲間の光が
いつか
心をあたためる
そんな明日を信じてる
希望は
どんな色か
君に尋ねたら
君は なんと答えるだろう
🌱
先日冷たい雨の日、雨の雫をまとって小さな花びらを広げた雪柳が、輝いて見えました。
🌱🌱🌱
あいつ、何だって狸なんか飼ってたんだ!それに、あいつだけでなくおばさんまで、知らんふりして!
俺の事をバカにして!見てろ!
健太の家から帰った一彦は、怒りが収まらず、帰るなり健太の家であった一部始終を、怒りに震えながら両親に話したのだった。
一彦の父は腕組みをして黙って話を聞いていたが、一通り話が終わると口を開いた。
この村では、山の獣を狩るのはまたぎの仕事。わしらが勝手に狸やら捕まえてきて飼うのは禁じられているのは、お前も知ってるだろう。
その狸を飼ってるなど、とんでもないことだ。
お前の話が本当なら、決まり通り村では暮らしていけない。あの春彦じいが、そんな事も知らんとは思えんし、わしも迂闊なことは言えん。明日、わしがこの目で確かめてこよう。お前も、それまではこの話は口にするな。友達にも話すんじゃないぞ。良いな。
両親は、一彦の話が作り話ではないと信じてくれたが、話すことを禁じられた一彦の不満は収まらなかった。
ちくしょう!
何で秘密なんだよ!
その夜、一彦はなかなか眠れず朝方やっとまどろんだ。翌朝、遅刻すると起こされ、やっと布団から出て、朝食も食べずに学校へ駆けていった。
いつもは大食いの一彦が、朝食も食べずに家を出たものだから、2時間目にはお腹がグウグウなって友達らに笑われた。
おい、一彦。
腹が鳴ってるぞ!
お前、朝めし食って来なかったのか?
寝不足、空腹で不機嫌な上に、みんなに笑われた一彦は、怒りが沸々と込み上げて、ついみんなの前で健太が狸を飼っていた事を口にした。
健太のやつ、狸を飼ってたんだよ!
俺、昨日ケンチの家で見たんだ。
それなのにこいつ!知らんふりして、俺に帰れって追い出したんだ!
俺、夕べ腹が立って眠れなかった。それで朝寝坊して飯を食ってる暇なかったんだよ!
クラスでも腕力が強くガキ大将の一彦が、健太を指さして怒りながら話す話に、その場にいたみんながどよめいた。
おい!本当か?
狸は飼っちゃいけない決まりだよなぁ。なぁ!
健太、本当か?
クラス中の視線を浴びて、健太は凍りつく気持ちだった。
やっぱり来た!
健太は、その場から逃げ出したいほど怖かったが、ひたすら堪えた。