ムーミン谷の仲間たちの最後に収録されている『もみの木』はクリスマスシーズンに相応しい心温まるお話です

クリスマスを全く知らないムーミン一家は、おせっかいなへムルから「クリスマスがくるから」と冬眠の途中で起こされます

へムルも通りを行き来する者達もクリスマスを迎える準備に忙しく、クリスマスがいったい何なのかを教えてくれません

ムーミン一家は、皆んなが慌てている様子から、クリスマスを怖い存在だと勘違いして、見よう見まねでクリスマス様を迎える準備を始めるのです

もみの木に飾りつけをして、ご馳走を用意して、各々が大事にしている持ち物をプレゼントとしてラッピングし、ロウソクをたくさん灯して、怖いクリスマス様を待ちます

しかし、時間が過ぎていくばかりで、クリスマス様はいっこうにやって来ず、何も起こりません

代わりに、クリスマスは知っているけれど、クリスマスを経験したことのない小さな【はい虫】たちが、「見てもいい?」とやってきて、ムーミン一家のツリーやご馳走、プレゼントをうっとり眺めていました
はい虫は「クリスマス、おめでと」と恥ずかしそうに言いました
彼らのクリスマスに対する憧れがムーミンたちにも伝わります

ムーミンが、はい虫に言います
「これみんな君たちにやるよ」

そして、ムーミン一家は冬眠に戻ります

初めて自分たちのクリスマスをもつことができた はい虫達は、のんでたべて、プレゼントの包みをひらいてツリーの下で楽しそうに過ごします

結局、ムーミンたちはクリスマスが何なのかよくわからないまま再び、冬眠に入りますが、実は、ちゃんと本当の意味でのクリスマスをやっていたんですね

ムーミンたちのおかげで、はい虫は幸せなクリスマスを迎えることができました

クリスマスとは
惜しみなく愛を分け与える日♡
ということなのかな❓

今年最後のムーミンの日🏷️に参加します