クワクサ（桑草)
　クワ科 クワクサ属
　9~10月　30~80cm　一年草　在来種

クワ科の中では数少ない草本である



葉は互生
長さ3〜8cm、幅2〜5cmの卵形で、先はとがり、縁には鈍い鋸歯がある

茎、葉に白毛と腺毛が密生
葉裏に腺点あり



花序は集散花序で葉腋につき、同一花序内に雄花と雌花がつく

同一花序内に於いては、最初に雌花が咲き、次いで雄花が咲く

※1個体の上部につく花序はほとんど雄花となり、雌花は下部につく花序に多く作られるそうだ



《 雄花 》
雄しべ4個、花被片4個、葯は白色
中心に退化した花柱がある
花糸が急激に展開することで花粉を弾き飛ばす

蕾(あるいは花後に花被片が閉じた後)は球状で丸みがある

画像2,3枚目では開花中の雄花が写る

画像4枚目では、花後の雄花が可愛い💜ｷﾞｭｳ




《 雌花 》
花柱1個(紅紫色)、花被片4個

※1つの雌花に1個の花柱
花柱の数だけ雌花があることになる
(花柱は2分岐して子房の側部につくが、そのうちの1個は極極小さく痕跡化しているため、見えぬぬぬ)

花柱の上部に柱頭組織がある


花被片はほとんど開かず全体にやや扁平で、雄花の花被片のように丸まらない
花被片の隙間から花柱が顔をだす

画像2枚目では、たくさんの紅紫色の花柱が見られるが、その一つ一つが雌花であることを指す

画像5枚目では果期の雌花が写る
黄褐色の果実がチラ見えw✨