warning
error
success
information
ログイン
タイムライン
マイアルバム
アカウント設定
注文履歴
ログアウト
カテゴリから探す
観葉植物
多肉植物・サボテン
ガーデニング
花
家庭菜園
ハーブ
植物の栄養・効能
植物の病気・害虫
植物の種類・品種
雑草
野草・山草
読みもの
植物図鑑
買いもの
投稿
投稿一覧
みどりのまとめ一覧
植物SNS GreenSnap
カラスノエンドウ,GSの繋がりに感謝♡,小さな物語の投稿画像
so.raさんのカラスノエンドウ,GSの繋がりに感謝♡,小さな物語の投稿画像
カラスノエンドウ
いいね
109人
がいいね!
シェア
ツイート
投稿の削除
この投稿を削除しますか?
いいえ
はい
so.ra
2024/03/27
✨タンポポの小さな物語✨その4
雀が続けた。
君は誰のために生きてるんだい。
誰のために咲くんだい。
君は他の花と比べて不幸だって思ってるみたいだ。この先も同じ繰り返しなら、消えてしまいたいって思うのかもしれないけど。…忘れちゃいけない。
それでも、君は生き抜いてきた!
生きたいって思って種を飛ばしたんじゃないのかい?
そう言うと、雀は空を見上げてしばらく黙った。
そして、ゆっくりと言葉を続けた。
僕には仲良しの友達がいた。
いつも2人で一緒にいたずらしたり、
親の眼を盗んで遠くまで出かけたりしてたんだ。
君は知らないかもしれないけど、僕らはみんなで助け合って、危険を知らせたり、餌の情報を伝えあったりしてるんだ。
そんな決まりが鬱陶しくて、
冒険してこそ一人前だ!
なんて思ってたんだよ。
そして、いつもよりもっと先まで行ってみようって、僕らが遠出した日に、鳶に見つかってしまったんだ。
そこは生憎体を隠す草も木もない、広い畑の続く所で、もう力の限界で、友達より少し遅れた僕が鳶に攻撃されそうになった時、先をいっていた友達が引き返してきて、
ここは任せて逃げろ!!って
鳶に向かっていったんだ!
そして、
まだ逃げずにぐずぐすしてる僕に
後から追いつくから、
構わず逃げろ!
って叫んだんだ。
その声に押されるように
僕は後も見ず一目散に逃げて逃げて
やっと見つけた茂みの中に逃げ込んだんだ。
友達はほんとに飛ぶのが早くて、アクロバット飛行も得意だったんだ。
だから、きっともう少ししたらいつものおどけた顔で、凄い冒険だったよ!って現れると思ってたんだ。
そして逃げてきた方の空を
友達が飛んでくるのを、震えながらずっとずっと待っていたんだ。
だけど…
何時間もたって
夜になって
星や月が出ても
友達は帰ってこなかった。
朝になって太陽が登った時、
僕は恐る恐る茂みから出て、
僕らが鳶に攻撃された場所まで
行ってみたんだ。
そこには、たくさんの羽が散らばっていて…。
僕は、もう二度と友達に会えないことを知った。
あの事があるまで、僕はみんなで助け合ってる仲間の姿を、臆病者とか情けないとか思っていたんだよ。
だけど、こんな風に襲われて…きっとこんな悲しみや悔しさを繰り返して、みんなであみだした知恵だったと悟ったんだ。愛で助け合ってたんだよ。
遅かったよ。
大切な友達を失うまで、そんなことにも氣づかなかったんだ。
君は、土に生きている。
今ここに咲いてるほとんどの花は生まれた場所に根をはっていつか終わってしまうのに、君たちは綿毛を飛ばして、遠く離れた場所まで飛んでいくことができる。
それって、すごいことだと思わないかい?
新しい土地で、また花開くことのできる君らを、羨ましいと思う花だってきっとたくさんあるさ。
その時、ポツンと雨粒が落ちてきた。
雀は、空を見上げると、
おっと!いけない。雨が来る!
もう帰らなくちゃ!
そう言って羽を広げると、嘴でちょんとタンポポを摘まむと、草の山から窪みになってる地面に落とした。
僕ができるのはここまで!
あとは、君が自分の力で切り開くか、諦めるかだ。
恵みの雨だ!
その根っこの根性に期待してるよ!
そう言うと、雀は飛び立っていった。
雀が嘴で落としてくれた地面は、
ちょうど木陰になっていて、小さな雑草たちがあちこちに咲いていた。
良かったわね、あなた。
命拾いしたわね。
雀の頭の上で、カラスノエンドウがピンクの花に雨粒を受けて、花を揺らしながら言った。
雨が降ってきたわ。
チャンスは一度限り。
あなたの頭に小さな蕾が一つ残ってる!うまくいけばもう一度花をさかせられそうね。
カラスノエンドウの言葉を聞きながら、疲れはてたタンポポは眼を閉じた。
しとしと しとしと
雨は降り続き、雪柳やカラスノエンドウの枝の下には、小さな水溜まりができていた。
続く
ハッピー
2024/03/27
こんにちは。💞
お久しぶりです。
タンポポの物語書きかけとありますが続きが楽しみです。
私は昨年タンポポの花後に細い針金を通してオアシスに挿して綿毛を開かせました。
1年たった今も変化無く散りもせずに綺麗なままで私を楽しませています。
姿は変ってもまだまだ生きている???姿に魅入っています。
👌👍👏👏👏
いいね
1
返信
so.ra
2024/03/27
@ハッピー
さん
こんにちは😊
お久しぶりです。
小さな物語を読んでいただいて、ありがとうございます(*^^*)
タンポポの綿毛✨一年もそのままなんて!凄い!!花に魂があるのなら、まだそこで生きてるんですね❣️
タンポポの花は、和多志には特別な花です。桜と同じくらい、その花を思うと希望と勇気がわいてくる花です。
小さな物語だけど、
そんな想いをのせて書いてます🤗
いつも見てくださって、素敵なコメントをありがとうございます💖
いいね
1
返信
投稿する
GreenSnapのおすすめ機能紹介!
【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!
開催中のフォトコンテスト
コンテスト一覧
so.ra
大切なものを 預かっているよ いつでも取りに戻っておいで💖 たくさんの陽だまりの花たちと あなたをお待ちしています😊🍀 2021年12月14日 わたしの詩を、書きとめていただいて、とっても嬉しくて、今日から作家ですと名乗ることにしました🤗みんなに愛と勇気と癒しを贈る人になれるよう頑張ります😊
キーワード
GSの繋がりに感謝♡
小さな物語
so・raの小さな物語
タンポポの小さな物語
植物
カラスノエンドウ
雀が続けた。
君は誰のために生きてるんだい。
誰のために咲くんだい。
君は他の花と比べて不幸だって思ってるみたいだ。この先も同じ繰り返しなら、消えてしまいたいって思うのかもしれないけど。…忘れちゃいけない。
それでも、君は生き抜いてきた!
生きたいって思って種を飛ばしたんじゃないのかい?
そう言うと、雀は空を見上げてしばらく黙った。
そして、ゆっくりと言葉を続けた。
僕には仲良しの友達がいた。
いつも2人で一緒にいたずらしたり、
親の眼を盗んで遠くまで出かけたりしてたんだ。
君は知らないかもしれないけど、僕らはみんなで助け合って、危険を知らせたり、餌の情報を伝えあったりしてるんだ。
そんな決まりが鬱陶しくて、
冒険してこそ一人前だ!
なんて思ってたんだよ。
そして、いつもよりもっと先まで行ってみようって、僕らが遠出した日に、鳶に見つかってしまったんだ。
そこは生憎体を隠す草も木もない、広い畑の続く所で、もう力の限界で、友達より少し遅れた僕が鳶に攻撃されそうになった時、先をいっていた友達が引き返してきて、
ここは任せて逃げろ!!って
鳶に向かっていったんだ!
そして、
まだ逃げずにぐずぐすしてる僕に
後から追いつくから、
構わず逃げろ!
って叫んだんだ。
その声に押されるように
僕は後も見ず一目散に逃げて逃げて
やっと見つけた茂みの中に逃げ込んだんだ。
友達はほんとに飛ぶのが早くて、アクロバット飛行も得意だったんだ。
だから、きっともう少ししたらいつものおどけた顔で、凄い冒険だったよ!って現れると思ってたんだ。
そして逃げてきた方の空を
友達が飛んでくるのを、震えながらずっとずっと待っていたんだ。
だけど…
何時間もたって
夜になって
星や月が出ても
友達は帰ってこなかった。
朝になって太陽が登った時、
僕は恐る恐る茂みから出て、
僕らが鳶に攻撃された場所まで
行ってみたんだ。
そこには、たくさんの羽が散らばっていて…。
僕は、もう二度と友達に会えないことを知った。
あの事があるまで、僕はみんなで助け合ってる仲間の姿を、臆病者とか情けないとか思っていたんだよ。
だけど、こんな風に襲われて…きっとこんな悲しみや悔しさを繰り返して、みんなであみだした知恵だったと悟ったんだ。愛で助け合ってたんだよ。
遅かったよ。
大切な友達を失うまで、そんなことにも氣づかなかったんだ。
君は、土に生きている。
今ここに咲いてるほとんどの花は生まれた場所に根をはっていつか終わってしまうのに、君たちは綿毛を飛ばして、遠く離れた場所まで飛んでいくことができる。
それって、すごいことだと思わないかい?
新しい土地で、また花開くことのできる君らを、羨ましいと思う花だってきっとたくさんあるさ。
その時、ポツンと雨粒が落ちてきた。
雀は、空を見上げると、
おっと!いけない。雨が来る!
もう帰らなくちゃ!
そう言って羽を広げると、嘴でちょんとタンポポを摘まむと、草の山から窪みになってる地面に落とした。
僕ができるのはここまで!
あとは、君が自分の力で切り開くか、諦めるかだ。
恵みの雨だ!
その根っこの根性に期待してるよ!
そう言うと、雀は飛び立っていった。
雀が嘴で落としてくれた地面は、
ちょうど木陰になっていて、小さな雑草たちがあちこちに咲いていた。
良かったわね、あなた。
命拾いしたわね。
雀の頭の上で、カラスノエンドウがピンクの花に雨粒を受けて、花を揺らしながら言った。
雨が降ってきたわ。
チャンスは一度限り。
あなたの頭に小さな蕾が一つ残ってる!うまくいけばもう一度花をさかせられそうね。
カラスノエンドウの言葉を聞きながら、疲れはてたタンポポは眼を閉じた。
しとしと しとしと
雨は降り続き、雪柳やカラスノエンドウの枝の下には、小さな水溜まりができていた。
続く