ハニー隊員:
「報告しまぁーす！

お庭のカンパニュラオーシャンさんに

鼻先まで接近しましたぁー！

青紫の小さなお花がたくさん集まってまぁーす！

カワイイでーす！

蕾もたくさんつけて

よく見ると

なんだか力強さを感じまぁーす！」


隊長:
「カンパニュラか

campanula…..

campanella…..

フランツ・リッター・フォン・リストの

“『ラ・カンパネラ』（La Campanella）”

もしくは

宮沢賢治の

“銀河鉄道の夜”の

campanella（カンパネラ）か

米津玄師の

“campanella（カンパネラ）”か…..」


ハニー隊員:
「ギリシャ神話のカンパニュールさんもいます！

まじめで誠実な少女カンパニュールさんは

いつも与えられた仕事を

一生懸命やっていたので

神々にその功績を認められ

果樹園の見張り役に任命されました

果樹園には

“かじった者”に”不死を与える”とゆう

“黄金のリンゴ”がありました

カンパニュールさんの仕事は

不審な侵入者を見つけるとすぐに

手に持った”銀の鐘”を鳴らし

離れた場所に待機している

“最強の番人”

“火を吐く巨大な竜”

“百頭竜ラドン”さんを呼ぶ仕事でした

ある日…..

果樹園にひとりの賊が侵入しました

カンパニュールさんは

手に持っていた”銀の鐘”を鳴らします

その音に驚いた賊は

持っていた剣で

カンパニュールさんの胸を一突きし逃げてしまいます

ラドンさんがついた時には

カンパニュールさんはすでに….

彼女の手には

血だらけの”銀の鐘”が固く握られていました

カンパニュールさんは命尽きるまで

何度も何度も鐘を鳴らし続けたのでした

彼女は彼女のなすべきことを

最後の最後までやり遂げたのです

知らせを聞いた”女神フローラ”さんは

カンパニュールさんの身体をそっと抱き上げると

その身をひとつの花に変えました

〜鐘の形をした美しい花〜

その花は彼女の名をとって

“カンパニュラ”と呼ばれるようになりました…..

おしまい…..」


隊長:
「”ラドン”は”ゴジラ”と戦う

悪者だと思ってたんだが…..

さん呼びされるとなんだか…..」


ハニー隊員:
「…..」


to be continued…..



カンパニュールさんのお話は
:ツキノヤカタの管理人:ショパン3世さんの
戦慄の果て月の館:参照させていただきました
ありがとうございました