金芽八房ニレケヤキ

ニレケヤキは庭に植えていたはずだが、まったく見つからなかった。
枯れたのだろう。
ニレケヤキは盆栽にする定番の樹種だろうと思う。
時間的な余裕が25年あれば八房ではなく、通常のニレケヤキでも盆栽になると思うが、今回は小品盆栽に仕立てたいので、葉が小さな八房にした。

生産者が曲を作ってしまっているので、もう10cmは伸ばせば限界になる。
枝も気に入らないが、葉が美しい金芽で胴吹(どうぶきーー幹から枝が芽吹く)が良い樹種なので、二年作れば見られる程度に直せると判断した。

このような面白い素材が1000円くらいで購入できるのだから、いまは良い時代だと思う。
これでちょっと見られる程度の素材なら5000円くらいはするのだと思う。
楽しんで遊んで価値が上がるのが盆栽の醍醐味といえばそうかもしれない。

一番気に入らないのは、曲の上に枝が真っ直ぐ伸びてしまっている。
芯になるならまだしも、腰掛け枝じゃ笑われるだけ。
曲から水平方向に出てくれるなら、景色が作れるのに。
腰掛け枝ひとつで、木も小さく風景も想像できない。

上部から枝を落として洒脱な雰囲気にするのが良いのだろうか？