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so.ra
2021/11/28
【やまぶきの物語】第5話
ところがな、村にはそんな話を聞いていた、同じ年頃の意地悪娘がおったんじゃ。
意地悪娘は、やはり両親を早くに失くして、遠い親戚のばっさまに育てられておったんじゃ。
ばっさまは、親のいない娘を不憫に思って野良の仕事はさせずに、綺麗な着物を着せて大切に育ててな、自分は朝から晩まで泥だらけになって働いておったんじゃと。
『なぁ、ちいとばかり、畑仕事を手伝ってくれんかの?』
ばっさまが頼んでも、
『嫌じゃ、綺麗なべべが汚れるからの。綺麗な手が荒れるからの』と、娘は手まりをついて遊んでおった。
ばっさまが具合が悪くて寝込んだときも、娘は腹がすいた、いつになったら飯くれるのかと、ばっさまに催促するばかり、看病もしないでわがまま放題じゃったと。
そんな娘でも、少しばかり器量が良かったもんだから、外に出れば村の若者たちからにチヤホヤされて、いずれ立派な金持ちな婿どのに見初められ、玉の輿に乗るんじゃと夢を見ては、有頂天になっておったんじゃ。
そんなある日、娘は久しぶりに町に出たそうな。一張羅の晴着を着て紅をさして出かけたのに、今日は誰も声をかけない。
不思議なこともあるもんだと思いながら、村外れまで来ると、若者たちが一人の娘を囲んで楽しそうに話をしておった。
娘はボロボロの野良義を着て、化粧ひとつしてないのに、なんとも可愛い顔をしておった。そんな娘の周りを囲んだ若者たちは、意地悪娘には目もくれず、娘の話を聞いては幸せそうに、何度も笑い声が上がっておったんじや。
娘は、その輪の中にそっと入り込むと、みんなの話に耳を澄ませた。そこで、娘と狸との不思議な話の一部始終を聞いた後、一目散に家まで帰ると、鎌とざるをもって家を飛び出したんじや。
(続く)
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so.ra
お出かけ先で出逢った花にとても感動して、こんな感動をどこかに残したいと始めたGSでした。花に添える言葉が上手く書けなくて、それなら575とか、詩にすれば書けるかなと、詩を書くようになりました。でも、私はやっぱり口べたで、どうしようもない天然で‥。ちゃんと届けたい想いが言葉にできなくて‥。何度も、自己嫌悪にもう投稿をやめてしまおうと思ったりもしました。(一度止めて、このアカウントは再開したものです)でも、そんなとき、今はおほしさまになってしまった天美ちゃんが、初めて私の言葉を書きとめてくれて‥私は言葉を紡ぐ人になりたいと思いました。そして、挫折しそうになるたびに、みんなが声をかけてくれて‥そんなみんなの暖かさに支えられて続けてこれました。いつも、こんな私にいいね!をくれるみんな、心からありがとうございます。みんなが今日も明日もずっとずっと幸せでいられますように🍀
場所
お出かけ先
キーワード
晩秋
so ・ ra の不思議な物語
sora の物語
やまぶきの物語
ところがな、村にはそんな話を聞いていた、同じ年頃の意地悪娘がおったんじゃ。
意地悪娘は、やはり両親を早くに失くして、遠い親戚のばっさまに育てられておったんじゃ。
ばっさまは、親のいない娘を不憫に思って野良の仕事はさせずに、綺麗な着物を着せて大切に育ててな、自分は朝から晩まで泥だらけになって働いておったんじゃと。
『なぁ、ちいとばかり、畑仕事を手伝ってくれんかの?』
ばっさまが頼んでも、
『嫌じゃ、綺麗なべべが汚れるからの。綺麗な手が荒れるからの』と、娘は手まりをついて遊んでおった。
ばっさまが具合が悪くて寝込んだときも、娘は腹がすいた、いつになったら飯くれるのかと、ばっさまに催促するばかり、看病もしないでわがまま放題じゃったと。
そんな娘でも、少しばかり器量が良かったもんだから、外に出れば村の若者たちからにチヤホヤされて、いずれ立派な金持ちな婿どのに見初められ、玉の輿に乗るんじゃと夢を見ては、有頂天になっておったんじゃ。
そんなある日、娘は久しぶりに町に出たそうな。一張羅の晴着を着て紅をさして出かけたのに、今日は誰も声をかけない。
不思議なこともあるもんだと思いながら、村外れまで来ると、若者たちが一人の娘を囲んで楽しそうに話をしておった。
娘はボロボロの野良義を着て、化粧ひとつしてないのに、なんとも可愛い顔をしておった。そんな娘の周りを囲んだ若者たちは、意地悪娘には目もくれず、娘の話を聞いては幸せそうに、何度も笑い声が上がっておったんじや。
娘は、その輪の中にそっと入り込むと、みんなの話に耳を澄ませた。そこで、娘と狸との不思議な話の一部始終を聞いた後、一目散に家まで帰ると、鎌とざるをもって家を飛び出したんじや。
(続く)