スズメノヤリ(雀の槍) 💠✨

道端シリーズ🌱✨(山道)です


草丈 🌿10～30㎝ほどで、
色鮮やかでもないし、見過ごしそうな雑草ですが、

それなりに数があれば目を引きますし、

何より、
これでも立派に開花🌼✨しているのです❕


💠花……左上↖️ pic📷✨

・基本的に、頭状花序が１つ (まれに 2～3個の場合もある)

・まず柱頭が３つの雌しべ♀が伸びて、花被片から覗いてくる(雌花期💠)

 (※ 花被片・花弁と萼が区別できないような花で、それっぽいところを花被片という)

・雌しべ♀が受粉すると、

・雄しべ♂の６つの葯が熟して、花被片が開いてくる(雄花期💠)

pic では、
雌しべ♀が出てるだけのは確認し辛いですが、

左下と右下に、
花被片が開いて、雄しべ♂も確認できる花があります👀✨

✳️こういう咲き方をする花💠を、
『雌しべ先熟花』といって、
虫ではなく、風媒介で受粉する「風媒花💠」に多いそうです😌


🍏実……左下↙️ pic📷✨

・各 花被片の中に、丸い緑の若い実が出来てきてます

・熟すと割けて、１つの果実の中に３つの黒い種子があるのが見えるようになります


🌱葉……右→ pic📷✨

・picでは 根生葉は確認できませんが、見えてる茎葉と同じく線形です

・葉の縁には長い毛があります



🌿似た雑草に、「ヤマスズメノヒエ💠」や「ヌカボシソウ💠」がありますが、

・「ヤマスズメノヒエ💠」……少ない花の小さな花序を数個、それぞれ長い花柄の先につける

・「ヌカボシソウ💠」……花序は、やや散形で、それぞれの細い花柄の先につく花は１個

ということなので、見分けやすいと思います😌



✒️名前の由来は、

「スズメ」とつく雑草も「イヌ」や「キツネ」のように多いですが、
だいたい、「小さい」という意味で付けられてるようですね😌

「ヤリ」については、
多数の花が集まった頭花が、

江戸時代の大名行列の先頭を行く「毛槍」に似ているからだそう


「毛槍」とは、大名行列の先頭で、
「下に～下に～」の声に合わせて振られる、
槍の先に飾りがついた のぼり みたいなやつですね


💡ちなみに、
大名行列で「下に～下に～」というのを使えるのは、

江戸常勤の水戸藩を除く、徳川御三家の残りの２つ、
☝️尾張・紀州藩だけ☝️

他の藩は「片寄れ～片寄れ～」または「よけろ～よけろ～」だとか😅

掛け声に差をつけてたなんて知らなかった💧


いわゆる、花💠らしく見えない花も、
調べてみると面白かったりして楽しかったです😄
但し、簡単に判明するものに限りますが🤣✨