ウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草
岐阜では、準絶滅危惧種

葉の下に、肉穂花序（にくすいかじょ）と呼ばれる、穂のような花を付け、
その先端が、釣り糸上に長く伸びますが、その姿が浦島太郎が持っていた釣り竿の糸と似ていることから、
ウラシマソウという名前がついたという説もあります。

ウラシマソウは、性転換する植物としても知られています。
力のない株は雄花となり、力のある株は雌花になる
耐陰性が強く、湿った場所を好むため、林の中などで自生していますが、日照不足になると、雄性個体ばかりになるなどし、子孫を残せなくなってしまいがちです。
そのため、ある程度明るい場所では、雌雄のバランスも良くなり、繁殖していることが多く、群生をみかけることもできます。