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沈丁花(じんちょうげ)
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so.ra
2021/03/10
【瑠璃の冬の物語】その27
弥彦は、瑠璃が突然いなくなってから、毎朝村外れの鎮守の社に、瑠璃の無事を祈って詣っていた。
その朝も、幼い健をつれて参拝に行こうとすると、向こうから歩いてくる人の姿があった。
裸足だが、女の姿だった。背格好は瑠璃のようにも見える。もしや、幻を見ているのか、そう思って目を凝らすと、なんと!それは、紛れもない愛する瑠璃の姿だった。
弥彦は胸が高鳴った。
瑠璃は、鎮守の森の社の向こうから、手を降ってかけてくる親子連れの姿を見た。小さな子供の手をひいて、自分に手をふっている。
まさか!まさか!
あぁ、一日も忘れたことはない、弥彦の姿、あの幼い子供は健の姿!無事でいた、大きくなって!瑠璃も駆け出した。
昇り始めた朝日さす丘を、弥彦と瑠璃が互いにかけよった。
「どうして、あなたはここに?」
二人の口から、同じ言葉か飛び出した。
同じときに同じ場所で再び巡りあう、そして何よりも生きていた、その奇跡に、再会に、二人は続く言葉もなく、ただ互いを見つめそして抱き締めた。
あとからあとから、とめどなく溢れる涙。互いの名を呼びあいながら、二人は再開を喜びあうのだった。
手を繋いで丘の道を家に帰って行く、瑠璃と弥彦。三人を祝うかのように、丘のわきには花が咲き乱れ、山鳥が朝の歌を賑やかにさえずっている。緑が増した草原を、光を受けてキラキラと光りながら風がわたっていく。
どんなときも幸せを信じて生きるんだぞ、いつか聞いた父さまの声が、ふと風にのって聞こえたように思った。
そして、母さんよかったね!
そんな太一の明るい声も聞こえたような気がした。
「そうね、父さん、太一。
いろんなことがあったけど、全ては私に戻る道だったわ」
瑠璃はそっと呟くと、小さな健の手を握り弥彦と顔を見合わせて、微笑むのだった。
終わり❤️
花は、庭に咲き始めた沈丁花です。とても優しい香りが漂っています。一番に春を知らせて、幸せな気持ちにしてくれる花😊
瑠璃を花に例えるなら、きっとこんな物静かだけれど香り高い花なのかなって思い、物語の最後の一枚に選びました。
瑠璃の冬の物語を、お読みくださってありがとうございました。『冬』をテーマに人の心の醜い部分、苦しく辛い人生も、あえて書いてきました。
波乱の人生を歩んできた瑠璃の生きざまが、読んでくださった皆様のどこかでお力になれていたら嬉しいです。
人生の冬の物語への挑戦に、私も心が折れそうになりながら、皆様の言葉やいいねに支えられて、最後まで書くことができました。ありがとうございました💞
3月11日の震災から10年、苦しみと悲しみを越えて、私たちみんなでひとつになってこれからの日本を作っていくだって、思いを新たにしました。たくさんの実りをもたらす木もはじめは一粒の種。どんな一歩も大切な一歩、みんなと歩む道を大切に生きたいと思いました❤️(祈り)
ハッピー
2021/03/10
こんにちは👋😃。
👏👏👏👏👏🙆🙆🙌🙌☺☺
「終わり」の文字が目👀に入った途端・・・・・・
次にどんな作品?をともし書いていただけるのでしたら。
楽しみに待っております。💓
(^〇^)( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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1
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鳥さん
2021/03/10
良かったです。本当に心に響きました。最後の再会まで、気を揉みましたが、太一が語る言葉には、説得力がありました。瑠璃が最後に幸せになれそうで嬉しいです。画像も幻想的な景色や綺麗なお花、白い沈丁花はラストに相応しいですね。
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2
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so.ra
2021/03/10
@ハッピー
さん
瑠璃の物語
チューリップ物語
瑠璃の冬の物語
と、三作物語を書いてみました。
拙い投稿を読んでくださる皆様のお陰で、書く作業の大変さと、作り出す喜びを体験することができました。
職場で、全く新しい部署で働くことになり、山ほど勉強と努力が必要になるため、次の作品は少し先になるかも知れませんが、楽しみに待ってくださるとのお声に、またいつか再開させていただこうと思ってます。たくさんのいいね👍や嬉しいコメントをありがとうございました😆💕✨
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2
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so.ra
2021/03/10
@鳥さん
さん
たくさんのコメントや嬉しい感想をを、本当にありがとうございました( 〃▽〃)/♡。
瑠璃がやっと人生の春を迎えられそうで、私もほっとしています。物語に相応しい画像選びに苦戦しましたが、お写真も含めて楽しんでいただけて、良かったです❤️ありがとうございました😆💕✨
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2
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鳥さん
2021/03/10
@so.ra
さん お仕事大変な中、魅力ある物語を読ませていただき、ありがとうございました😊😊
山ほどの勉強と努力という言葉に私も頑張らなくちゃと励まされました💕💕
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1
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so.ra
2021/03/10
@鳥さん
さん
はい❗仲間がいると思うと力がわきます🎵一緒に頑張りましょう😊❣️
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1
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福ママ
2021/03/10
so.raさん 心に響く素敵な物語を ありがとうございました🙇❤️
瑠璃の優しさ故に 神様が お見捨てにならず 神の使いとなった太一を 差し向けて下さって 生き別れとなった 太一と 再会できる🥰
なんと ドラマチックな 素敵なお話しでした👏👏👏👏👏❣️
お仕事に余裕が 出てきましたら 又 新作を お待ちしてます🙇
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2
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so.ra
2021/03/10
@福ママ
さん
こんばんは😃
この現実の世界の厳しさを描きつつ、冬を乗り越えて行く力強さや諦めない気持ち、そんな物語を書こうと挑戦してみました。素敵なお話と言っていただけて、とても嬉しいです。
次の物語の構想は、軽やかで心暖まるお話の予定です❤️仕事が一段落したらまた挑戦したいと思います。
嬉しいコメントをありがとうございました😆💕✨
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2
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碧山
2021/03/11
@so.raさん
胸をうつ物語ありがとうございました❣️物語に添えられた写真も幻想的で素敵でした🎶
随分速いペースでお書きになりましたが………今日は3.11、この日に間に合わせたかったのでしょうか?
被災地のかたがたにもきっとso.raさんの心が届いていると思います🤗
次回作楽しみにお待ちします(^.^)/~~~
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2
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so.ra
2021/03/11
@碧山
さん
こんにちは😃
物語やpic への、嬉しい言葉を有り難うございます❤️(#^.^#)すごく励みになります❣️
碧山さんにはお見通しですね。
震災から10年。震災のあと、大きな人生の選択をされた方がたくさんいたと思います。私も挑戦して、人生を大きく方向転換しました。いまだに芽が出ないままですが。今日から、そして今度こそと思います。瑠璃の新たな幸せの一歩、読んでくださる皆さんにも、新たな一歩をって思いました。
次回作への応援を、ありがとうございます😄🎵次の物語は軽やかに、春のイメージで書く予定です❤️きっと桜の頃に🌸もう少し先になります。コメントをありがとうございました😆💕✨
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1
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@NOBU
2021/03/11
ありがとう。いろいろと考えることができました。生きる喜び、
生きさせてもらう喜びを少しながら理解したような気がします
読み返せは また違った感情が湧くかもしれません、もう一度読んでみようと思います。
3.11の今日の日にふさわしいエンディング 困難を乗り越えて 春を迎える‥‥。素晴らしい「春」がきました。
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2
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so.ra
2021/03/11
@@NOBU
さん
こんばんは😃
コメントを有り難うございました😆。何度も読み返しました💕もう一度読んで下さるなんて、嬉しすぎるお言葉を、ありがとうございました🙇物語の中に、たくさんのメッセージを込めました。想いを受け取って下さって、嬉しいです。瑠璃の物語を最後まで読んで下さって、ありがとうございました😊
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1
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so.ra
大切なものを 預かっているよ いつでも取りに戻っておいで💖 たくさんの陽だまりの花たちと あなたをお待ちしています😊🍀 2021年12月14日 わたしの詩を、書きとめていただいて、とっても嬉しくて、今日から作家ですと名乗ることにしました🤗みんなに愛と勇気と癒しを贈る人になれるよう頑張ります😊
場所
小さな庭
キーワード
sora の物語
瑠璃の冬の物語
瑠璃の物語
植物
沈丁花(じんちょうげ)
弥彦は、瑠璃が突然いなくなってから、毎朝村外れの鎮守の社に、瑠璃の無事を祈って詣っていた。
その朝も、幼い健をつれて参拝に行こうとすると、向こうから歩いてくる人の姿があった。
裸足だが、女の姿だった。背格好は瑠璃のようにも見える。もしや、幻を見ているのか、そう思って目を凝らすと、なんと!それは、紛れもない愛する瑠璃の姿だった。
弥彦は胸が高鳴った。
瑠璃は、鎮守の森の社の向こうから、手を降ってかけてくる親子連れの姿を見た。小さな子供の手をひいて、自分に手をふっている。
まさか!まさか!
あぁ、一日も忘れたことはない、弥彦の姿、あの幼い子供は健の姿!無事でいた、大きくなって!瑠璃も駆け出した。
昇り始めた朝日さす丘を、弥彦と瑠璃が互いにかけよった。
「どうして、あなたはここに?」
二人の口から、同じ言葉か飛び出した。
同じときに同じ場所で再び巡りあう、そして何よりも生きていた、その奇跡に、再会に、二人は続く言葉もなく、ただ互いを見つめそして抱き締めた。
あとからあとから、とめどなく溢れる涙。互いの名を呼びあいながら、二人は再開を喜びあうのだった。
手を繋いで丘の道を家に帰って行く、瑠璃と弥彦。三人を祝うかのように、丘のわきには花が咲き乱れ、山鳥が朝の歌を賑やかにさえずっている。緑が増した草原を、光を受けてキラキラと光りながら風がわたっていく。
どんなときも幸せを信じて生きるんだぞ、いつか聞いた父さまの声が、ふと風にのって聞こえたように思った。
そして、母さんよかったね!
そんな太一の明るい声も聞こえたような気がした。
「そうね、父さん、太一。
いろんなことがあったけど、全ては私に戻る道だったわ」
瑠璃はそっと呟くと、小さな健の手を握り弥彦と顔を見合わせて、微笑むのだった。
終わり❤️
花は、庭に咲き始めた沈丁花です。とても優しい香りが漂っています。一番に春を知らせて、幸せな気持ちにしてくれる花😊
瑠璃を花に例えるなら、きっとこんな物静かだけれど香り高い花なのかなって思い、物語の最後の一枚に選びました。
瑠璃の冬の物語を、お読みくださってありがとうございました。『冬』をテーマに人の心の醜い部分、苦しく辛い人生も、あえて書いてきました。
波乱の人生を歩んできた瑠璃の生きざまが、読んでくださった皆様のどこかでお力になれていたら嬉しいです。
人生の冬の物語への挑戦に、私も心が折れそうになりながら、皆様の言葉やいいねに支えられて、最後まで書くことができました。ありがとうございました💞
3月11日の震災から10年、苦しみと悲しみを越えて、私たちみんなでひとつになってこれからの日本を作っていくだって、思いを新たにしました。たくさんの実りをもたらす木もはじめは一粒の種。どんな一歩も大切な一歩、みんなと歩む道を大切に生きたいと思いました❤️(祈り)