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so.raさんのsora の物語,瑠璃の冬の物語,瑠璃の物語の投稿画像

2021/03/10
【瑠璃の冬の物語】その24

来る日も来る日も、終わりのない辛い毎日に、いっそ死んでしまいたい、そう思うこともあった。けれど、いつか父さんや母さんの所に戻りたい。そう考えて僕は頑張ったんだよ。

そのうちに、僕は不思議な力が身についたんだ。心で鳥と話ができるようになったんだ。

瑠璃は、もう泣いていなかった。自分の生きた日々よりはるかに苦しい時を乗り越えてきた太一の言葉を、一言も聞き漏らすまいと、体いっぱいに耳をすまして聞いていた。

鳥たちも僕と同じように苦しんでいた。そして、せめて大空を見たいと思っていた。その、悲鳴のような想いを毎日聞いているうちに、僕はいつか鳥たちとここを抜け出そうと考えるようになっていったんだ。

母さん、自由ってなんだろうね。目に見えるものが全てじゃないし、見えないものの方が、とても大切だったりするんだってその時に思ったんだ。どんなに辛いときも、心を縛られずに自由にいるのはどうしたらいいのか、そんなことを考えもしたんだよ。

そして、人だけが想いを持ってる訳じゃないってことも初めてわかったんだよ。心で繋がってみて、人も鳥も植物も、みんな自由な意思をもって同じ時を生きてるんだって、わかるようになったんだ。

そして、そんなある日、旅先で神社に立ち寄ったんだ。

続く

🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。

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お出かけ先で出逢った花にとても感動して、こんな感動をどこかに残したいと始めたGSでした。花に添える言葉が上手く書けなくて、それなら575とか、詩にすれば書けるかなと、詩を書くようになりました。でも、私はやっぱり口べたで、どうしようもない天然で‥。ちゃんと届けたい想いが言葉にできなくて‥。何度も、自己嫌悪にもう投稿をやめてしまおうと思ったりもしました。(一度止めて、このアカウントは再開したものです)でも、そんなとき、今はおほしさまになってしまった天美ちゃんが、初めて私の言葉を書きとめてくれて‥私は言葉を紡ぐ人になりたいと思いました。そして、挫折しそうになるたびに、みんなが声をかけてくれて‥そんなみんなの暖かさに支えられて続けてこれました。いつも、こんな私にいいね!をくれるみんな、心からありがとうございます。みんなが今日も明日もずっとずっと幸せでいられますように🍀

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