warning
error
success
information
ログイン
タイムライン
マイアルバム
アカウント設定
注文履歴
ログアウト
カテゴリから探す
観葉植物
多肉植物・サボテン
ガーデニング
花
家庭菜園
ハーブ
植物の栄養・効能
植物の病気・害虫
植物の種類・品種
雑草
野草・山草
読みもの
植物図鑑
買いもの
投稿
投稿一覧
みどりのまとめ一覧
植物SNS GreenSnap
ガーデニング
お出かけレポート
お出かけ先,sora の物語,瑠璃の冬の物語の投稿画像
so.raさんのお出かけ先,sora の物語,瑠璃の冬の物語の投稿画像
いいね
87人
がいいね!
シェア
ツイート
投稿の削除
この投稿を削除しますか?
いいえ
はい
so.ra
2021/03/07
【瑠璃の冬の物語】その18
2人に連れられていった場所は、洞窟の天井から光がさして、その下に生い茂る木々が虹色に輝いている場所だった。光のさす中央に大きな木が繁り、その枝には見たことのない虹色に輝く実が実っていた。
荘厳な美しさに見とれる瑠璃に、2人は木を囲むように座ると、瑠璃にも座るように促した。
「ここにたどりついたときに、私たちは食べるものもなくて、あちこちを探して洞窟をさ迷ったのよ。その時に、この美しい場所を見つけたの。もしかして、外に通じる道がないかって探したけど、この場所だけ天井が割れて光がさしていたの。でも、あまりにも天井までが高くって外に出るのは無理だって、諦めたの」
そして、男が口を開いた。
「私たちは、もう最後と覚悟を決めて、死ぬならここで死のうと。そして、命の最後に美しい景色を見せてくれたことに感謝して、この木を囲んで感謝の祈りを捧げようと考えたんです。どのくらい時間がたったのかわからなかったが、私たちは死なずにただ時が過ぎて、ある日美しい月の光がさした日に、この木に、虹色の実がなったんです。その実を食べて私たちは、生きてきた。なんのために命を繋ぐか、私たちもわからない。ただ、愛と感謝をこの木に祈ると木が幸せそうに見えてね、ここで瞑想をして、祈りを捧げることを日課にしてるんですよ」
瑠璃も2人と共に静かに座って時を過ごした。
木々の上に見える天井は果てしなく高く、瑠璃にもとても登れないと思えだが、女がこんなことを言った。
「実はあなたが流れ着く前の日に、ここで瞑想をしていると不思議な夢を見たのよ。それは、真っ白な大きな鳥に捕まってこの木から空に登っていく人の姿なの。あなたも同じ風景を見たのよね」
男に同意を求めると男も静かに頷いた。
「この木の葉はとても丈夫なの。私たちはこの葉の繊維で織った服を着ているの。また見たことはないけれど、あの夢に出てきた大きな鳥がもしも、飛んできたらあなたは、その鳥に捕まって、あのわずかな隙間から、もとの世界に帰っていけるんじゃないかしら」
あの木に鳥が、外の世界から飛んでくる。それは奇跡に近いことだろうと瑠璃も思った。だけど、瑠璃はどうしてももう一度愛する家族に会いたいと思った。そして、2人の夢の話を信じて、その時にかけてみようと考えた。
「可能性があるなら、試してみたいと思います。木の葉から繊細を作る方法を教えてください」
女に頼むと、その日から瑠璃は、木の葉を繊維にして縄をない、木に素早く登り、石つぶてを投げてものをとらえる練習を始めた。
どれ程の時が流れたのか、瑠璃の作った綱は長くしなやかに山になり、木には素早く登り、石つぶては小さなものも捕らえることができるようになった。瑠璃は、故郷の山で真似ていた鳥の鳴き声を真似た口笛を木のふもとで吹きながら、どうぞ迎えにきてくださいと祈るのだった。
続く
🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。
ダンディ先生
2021/03/07
なんて幻想的‼️そしてこの物語は映画かドラマのワンシーン🎞か‼️🤗🌸💕
いいね
1
返信
so.ra
2021/03/07
@ダンディ先生
さん
コメントを有り難うございました。投稿の下にある『瑠璃の物語』で前編を、『瑠璃の冬の物語』で、今回のお話を読んでいただくことができます。
物語は初挑戦ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
いいね
1
返信
鳥さん
2021/03/07
この物語にぴったりの画像ですね。白い鳥が来てくれるのを待ちます💕💕
いいね
1
返信
so.ra
2021/03/07
@鳥さん
さん
西沢渓谷の写真です。空から降ってくる虹色の光は修正なしの本物の光です。自然は本当に不思議ですよね。
いよいよ終盤です。コメントを有り難うございました。
いいね
1
返信
鳥さん
2021/03/07
@so.ra
さん 山梨の西沢渓谷ですか?光も何もかも幻想的ですね!
いいね
1
返信
so.ra
2021/03/07
@鳥さん
さん
はい。西沢渓谷の、龍神の滝を越えて貞泉の滝の先の辺り、流れが折れて行く場所です。携帯の写メなんですが、この写真だけ、空から虹色の光が降ってくるように写っていて、水が宝石のように輝いていて、感動しました。
いいね
1
返信
鳥さん
2021/03/07
@so.ra
さん いつか行ってみたいです。それまでこちらの風景を時々見させてくださいね💕💕
いいね
1
返信
プリエレ
2021/03/07
so.raさん
又々ご無沙汰してしまってました〜💦
ご紹介を機に瑠璃の冬の物語、ここまで一気に拝読させて頂きました😆いつもながら読む者をドキドキさせる物語で、それと共に、お写真もとても素晴らしいです✨✨
この不思議な世界、どうなるのか楽しみです♡それと、太一くんがいつかきっとどんな形で現れてくれるのか期待してます✨✨
いいね
1
返信
so.ra
2021/03/08
@プリエレ
さん
コメントを有り難うございました😆💕✨太一くんの存在に気がつくとは、さすがですね😁❣️
太一くん、いよいよカッコよく登場します🎵このあとの展開を楽しんでくださいね❤️
いいね
1
返信
@NOBU
2021/03/08
こんばんは。楽しみに拝読させていただいてます。この似合い過ぎる写真にも感激してます。
この写真が今 1番好きです!
いいね
1
返信
so.ra
2021/03/08
@@NOBU
さん
こんばんは😃いつも見てくださって、ありがとうございます🎵
はい、この写真はホントの本物pic で、奇跡の写真です❤️私も一番のお気に入りの写真で、是非この場面に使いたいなって(⌒0⌒)/❣️
コメントを有り難うございました😆💕✨
いいね
1
返信
投稿する
GreenSnapのおすすめ機能紹介!
【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!
お出かけレポートに関連するカテゴリ
ガーデニング初心者
園芸
アレンジ
DIY・ハンドメイド
ガーデニング雑貨
ガーデニング用品
ガーデン・庭の参考
庭づくり
造園
芝生
雑草
害虫
ガーデニングの通販
成長記録
開催中のフォトコンテスト
コンテスト一覧
お出かけレポートのみどりのまとめ
4
2024/11/26
No.289 とちぎ花センター 2024/11/16③ポインセチア展
1番の目的 ポインセチア展見よう
71
2024/11/25
冬の山陰 美術館めぐり
島根県「足立美術館」と鳥取県「植田正治写真美術館」を巡る旅行記です。庭師と写真家。美への熱い想いと妥協のない仕事ぶりに、心奪われました。
229
2024/11/24
比叡山ドライブウェイの紅葉🍁
比叡山延暦寺に向かう有料道路の比叡山ドライブウェイ。途中、山を昇りながら琵琶湖が見えます‼️ 撮影日:2024年11月24日
so.ra
大切なものを 預かっているよ いつでも取りに戻っておいで💖 たくさんの陽だまりの花たちと あなたをお待ちしています😊🍀 2021年12月14日 わたしの詩を、書きとめていただいて、とっても嬉しくて、今日から作家ですと名乗ることにしました🤗みんなに愛と勇気と癒しを贈る人になれるよう頑張ります😊
場所
お出かけ先
キーワード
sora の物語
瑠璃の冬の物語
瑠璃の物語
2人に連れられていった場所は、洞窟の天井から光がさして、その下に生い茂る木々が虹色に輝いている場所だった。光のさす中央に大きな木が繁り、その枝には見たことのない虹色に輝く実が実っていた。
荘厳な美しさに見とれる瑠璃に、2人は木を囲むように座ると、瑠璃にも座るように促した。
「ここにたどりついたときに、私たちは食べるものもなくて、あちこちを探して洞窟をさ迷ったのよ。その時に、この美しい場所を見つけたの。もしかして、外に通じる道がないかって探したけど、この場所だけ天井が割れて光がさしていたの。でも、あまりにも天井までが高くって外に出るのは無理だって、諦めたの」
そして、男が口を開いた。
「私たちは、もう最後と覚悟を決めて、死ぬならここで死のうと。そして、命の最後に美しい景色を見せてくれたことに感謝して、この木を囲んで感謝の祈りを捧げようと考えたんです。どのくらい時間がたったのかわからなかったが、私たちは死なずにただ時が過ぎて、ある日美しい月の光がさした日に、この木に、虹色の実がなったんです。その実を食べて私たちは、生きてきた。なんのために命を繋ぐか、私たちもわからない。ただ、愛と感謝をこの木に祈ると木が幸せそうに見えてね、ここで瞑想をして、祈りを捧げることを日課にしてるんですよ」
瑠璃も2人と共に静かに座って時を過ごした。
木々の上に見える天井は果てしなく高く、瑠璃にもとても登れないと思えだが、女がこんなことを言った。
「実はあなたが流れ着く前の日に、ここで瞑想をしていると不思議な夢を見たのよ。それは、真っ白な大きな鳥に捕まってこの木から空に登っていく人の姿なの。あなたも同じ風景を見たのよね」
男に同意を求めると男も静かに頷いた。
「この木の葉はとても丈夫なの。私たちはこの葉の繊維で織った服を着ているの。また見たことはないけれど、あの夢に出てきた大きな鳥がもしも、飛んできたらあなたは、その鳥に捕まって、あのわずかな隙間から、もとの世界に帰っていけるんじゃないかしら」
あの木に鳥が、外の世界から飛んでくる。それは奇跡に近いことだろうと瑠璃も思った。だけど、瑠璃はどうしてももう一度愛する家族に会いたいと思った。そして、2人の夢の話を信じて、その時にかけてみようと考えた。
「可能性があるなら、試してみたいと思います。木の葉から繊細を作る方法を教えてください」
女に頼むと、その日から瑠璃は、木の葉を繊維にして縄をない、木に素早く登り、石つぶてを投げてものをとらえる練習を始めた。
どれ程の時が流れたのか、瑠璃の作った綱は長くしなやかに山になり、木には素早く登り、石つぶては小さなものも捕らえることができるようになった。瑠璃は、故郷の山で真似ていた鳥の鳴き声を真似た口笛を木のふもとで吹きながら、どうぞ迎えにきてくださいと祈るのだった。
続く
🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。