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sora の物語,瑠璃の冬の物語,瑠璃の物語の投稿画像
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so.ra
2021/03/04
【瑠璃の冬の物語】その15
体を撫でる暖かな手は、記憶の彼方の母の姿を思わせた。
ぼんやりした意識のなかで、誰かの呼び掛ける声を聞いたような気がした。
夢の中で、故郷の野山を父様と歩いている幼い自分がいた。
父様の手をしっかりと握って、
それは優しく温かく大きな安心と繋がっている感触だった。
すべては夢だったのだろうか
「父様」
そう、声にした自分の声で、瑠璃は目を覚ました。
「起きたようだね。気分はどうだい」
2人の男女が、瑠璃を見つめていた。髪は銀色で、真っ白な肌、七色の光を放つ不思議な服を着ていた。
「ここは天国?」
あたりの不思議な光景に、瑠璃が訪ねると、女が笑っていった
「いいえ、ここはこの世よ。
あなたは川の流れに運ばれて、ここへきたのよ。」
男性が続けた
「あなたはずいぶん長いこと眠っていたから、もう、目を覚まさないのかも知れないと、心配していたところだったんですよ」
二人は顔を見合わせて微笑んだ。
あたりを不思議そうに見回す瑠璃に、女がいった。
「不思議なところでしょう?私たちも流されて、ここにたどり着いたのよ。あなたは、あの洞窟の向こうから流れてきたのよ」
そこには大きな鍾乳洞のトンネルがあり、この中から流れ出た水が、瑠璃のいる広場のような場所の脇を、勢いよく流れていた。
天井が数ヶ所抜けていて、その広場になったところへ、筋になって光が降り注いでいた。
なんて綺麗な光、そう思って眺める瑠璃に、男が話しかけた。
「綺麗な光でしょう。ここは、あの水の流れが作ったんじゃないかと思うんですが、私たちもあの流れの来る先も、ここから流れていく先も、知らないんですよ。
だけど、天井から降り注ぐあの光のお陰で、地底のここにもわずかに植物が育って、私たちの命を繋いでくれてるんです」
そういわれて、あたりを見回すと、そのあたりだけ緑の草木が繁り、見たことのない花も咲いていた。
「長いこと眠っていたから、おなかがすいたでしょう。これはとても栄養のある木の実なの。良かったら食べてみない」
女がくれたのは、始めてみる木の実だった。
続く
🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。
鳥さん
2021/03/04
微かな希望が見えて来ました。謎の二人の登場にも興味をそそられます💕💕
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1
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so.ra
2021/03/04
@鳥さん
さん
ここからのミラクルを、楽しみにしていてくださいね❤️
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1
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ハッピー
2021/03/04
この先どうなるのかと???
希望と不安でいっぱいです。
💕😥
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1
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鳥さん
2021/03/04
@so.ra
さん ミラクル大好きです❤️😘 楽しみにしています♪♪
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1
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so.ra
2021/03/07
@鳥さん
さん
@ハッピー
さん
波瀾万丈の人生を生きる瑠璃のこれからを応援してくださいね。
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2
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ハッピー
2021/03/07
@so.ra
様(⌒‐⌒)
👍👍👌👌👏👏💕💕
゜゜(´O`)°゜
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1
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鳥さん
2021/03/07
@so.ra
さん 瑠璃の物語を読むことが一日の中で一番楽しみなことになっているのです。ドキドキワクワク💓💓ハラハラしています…
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1
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so.ra
大切なものを 預かっているよ いつでも取りに戻っておいで💖 たくさんの陽だまりの花たちと あなたをお待ちしています😊🍀 2021年12月14日 わたしの詩を、書きとめていただいて、とっても嬉しくて、今日から作家ですと名乗ることにしました🤗みんなに愛と勇気と癒しを贈る人になれるよう頑張ります😊
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sora の物語
瑠璃の冬の物語
瑠璃の物語
体を撫でる暖かな手は、記憶の彼方の母の姿を思わせた。
ぼんやりした意識のなかで、誰かの呼び掛ける声を聞いたような気がした。
夢の中で、故郷の野山を父様と歩いている幼い自分がいた。
父様の手をしっかりと握って、
それは優しく温かく大きな安心と繋がっている感触だった。
すべては夢だったのだろうか
「父様」
そう、声にした自分の声で、瑠璃は目を覚ました。
「起きたようだね。気分はどうだい」
2人の男女が、瑠璃を見つめていた。髪は銀色で、真っ白な肌、七色の光を放つ不思議な服を着ていた。
「ここは天国?」
あたりの不思議な光景に、瑠璃が訪ねると、女が笑っていった
「いいえ、ここはこの世よ。
あなたは川の流れに運ばれて、ここへきたのよ。」
男性が続けた
「あなたはずいぶん長いこと眠っていたから、もう、目を覚まさないのかも知れないと、心配していたところだったんですよ」
二人は顔を見合わせて微笑んだ。
あたりを不思議そうに見回す瑠璃に、女がいった。
「不思議なところでしょう?私たちも流されて、ここにたどり着いたのよ。あなたは、あの洞窟の向こうから流れてきたのよ」
そこには大きな鍾乳洞のトンネルがあり、この中から流れ出た水が、瑠璃のいる広場のような場所の脇を、勢いよく流れていた。
天井が数ヶ所抜けていて、その広場になったところへ、筋になって光が降り注いでいた。
なんて綺麗な光、そう思って眺める瑠璃に、男が話しかけた。
「綺麗な光でしょう。ここは、あの水の流れが作ったんじゃないかと思うんですが、私たちもあの流れの来る先も、ここから流れていく先も、知らないんですよ。
だけど、天井から降り注ぐあの光のお陰で、地底のここにもわずかに植物が育って、私たちの命を繋いでくれてるんです」
そういわれて、あたりを見回すと、そのあたりだけ緑の草木が繁り、見たことのない花も咲いていた。
「長いこと眠っていたから、おなかがすいたでしょう。これはとても栄養のある木の実なの。良かったら食べてみない」
女がくれたのは、始めてみる木の実だった。
続く
🌸よろしかったら、物語の一話【瑠璃の物語】二話【瑠璃の冬の物語】は下のタグからご覧下さいね。