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イソギク(磯菊)の一覧

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カタバミ
11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている--- 10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その19。 対面して咲く、2つの日本固有種の野菊かな。 ---散歩道の道際。ある施設の花壇風の中に、それと通路を挟んでその真向かいのフェンス際に観た2つの野菊といってよいであろう草花。 昨年の、今頃に出逢いも、新ためて良く見極めてみた草花達である。 葉の縁が白い筋によって形取られ、小さな鮮やかな黄色の花を沢山つけた草花。 他方は、表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽく、花は茎の先端に2 ,3ぐらいつけ、外側には白い花が真ん中に黄色を持って咲く草花。 お互い対照的な姿を持ちながら、この2つは、ヨメナやノコンギクなどよりは遅く咲く、個性のある我が固有の野菊だという。         イソギク(磯菊)         リュウノウギク(竜脳菊) <和名のリュウノウギクは、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。実際には樟脳に近い香りで、成分としても樟脳が多い。 一方、イソギクは、海岸の崖や岩場などに自生が見られ、イソギクの栽培は江戸時代から始り、現在では逸出したものが自生地以外でも野生しているとう> ・イソギク<磯菊>(キク科 キク属) (備忘: イソギクの特性等について12/11 ‘20) ・リュウノウギク<竜脳菊>(キク科キク属) いわゆる野菊の1種の多年草。 秋遅くに花をつける野菊で、茎がひょろりとして頼りないが、とてもキクによく似たものである。 < 特徴> 和名のリュウノウギクは、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。実際には樟脳に近い香りで、成分としても樟脳が多い。 関東や近畿では普通種。日本固有種。日本の福島県、新潟県以南の本州・四国・九州の一部(宮崎県まで)に分布する多年草。 地下茎は長く伸びて、まばらに複数の茎を立てて株立ちになり、小さな群落を作る。山地や丘陵に生える多年草で、低山の森林周辺に多く、特に林縁部の日向に出る。自然な地形では崖地に出現する。 道路脇の切り通しなどによく出現するが、開けた草原に出るものではなく、河川の土手などで見ることもない。また石灰岩地によく見られるとも。 草丈は30 - 50cmで、茎は細くてやや立ち上がり、茎の下部は木質化するが、細くて頼りない。真っ直ぐ立ち上がることは少なく、斜めに伸びるか、斜面から垂れ下がる。 葉は長さ4 - 8 cm、大まかには楕円形、おおよそは三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽくなっている。ちなみにこの毛はT字型になっている。基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる 花期は10 - 11月。ヨメナやノコンギクなどよりは遅い。花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みがある。 果実は痩果で、先端が斜め切形の倒披針形で、長さは約1.5ミリメートル。縦の稜があり、花冠が取れたあとに小さな突起がある。舌状花と筒状花の痩果はともに、冠毛がなく、まるで目立たない。 <利用> 花期の茎葉には、エル・カンフェン、シエル・カンフェンなどの精油や、葉緑素であるクロロフィルなどを含んでいる。精油は肌につけると、つけた部分の血液循環を促進して、筋肉の痛みを和らげる作用がある。 <分類> キク属には多くの種があり、特に白い舌状花をつけるものは互いによく似ている。ただし多くは海岸生のもので、また分布域も異なっている。多くは狭い地域の固有種である。 この種の種内変異としてはワカサハマギクがある。          一回り大きく、福井県から鳥取県の海岸と伊吹山などの石灰岩地に分布する。基本変種から染色体数が倍増したものと考えられている。 (出典・参考: リュウノウギク Wikipedia)
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カタバミ
11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている--- 10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その19。 対面して咲く、2つの日本固有種の野菊かな。 ---散歩道の道際。ある施設の花壇風の中に、それと通路を挟んでその真向かいのフェンス際に観た2つの野菊といってよいであろう草花。 昨年の、今頃に出逢いも、新ためて良く見極めてみた草花達である。 葉の縁が白い筋によって形取られ、小さな鮮やかな黄色の花を沢山つけた草花。 他方は、表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽく、花は茎の先端に2 ,3ぐらいつけ、外側には白い花が真ん中に黄色を持って咲く草花。 お互い対照的な姿を持ちながら、この2つは、ヨメナやノコンギクなどよりは遅く咲く、個性のある我が固有の野菊だという。         イソギク(磯菊)         リュウノウギク(竜脳菊) <和名のリュウノウギクは、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。実際には樟脳に近い香りで、成分としても樟脳が多い。 一方、イソギクは、海岸の崖や岩場などに自生が見られ、イソギクの栽培は江戸時代から始り、現在では逸出したものが自生地以外でも野生しているとう> ・イソギク<磯菊>(キク科 キク属) (備忘: イソギクの特性等について12/11 ‘20) ・リュウノウギク<竜脳菊>(キク科キク属) いわゆる野菊の1種の多年草。 秋遅くに花をつける野菊で、茎がひょろりとして頼りないが、とてもキクによく似たものである。 < 特徴> 和名のリュウノウギクは、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。実際には樟脳に近い香りで、成分としても樟脳が多い。 関東や近畿では普通種。日本固有種。日本の福島県、新潟県以南の本州・四国・九州の一部(宮崎県まで)に分布する多年草。 地下茎は長く伸びて、まばらに複数の茎を立てて株立ちになり、小さな群落を作る。山地や丘陵に生える多年草で、低山の森林周辺に多く、特に林縁部の日向に出る。自然な地形では崖地に出現する。 道路脇の切り通しなどによく出現するが、開けた草原に出るものではなく、河川の土手などで見ることもない。また石灰岩地によく見られるとも。 草丈は30 - 50cmで、茎は細くてやや立ち上がり、茎の下部は木質化するが、細くて頼りない。真っ直ぐ立ち上がることは少なく、斜めに伸びるか、斜面から垂れ下がる。 葉は長さ4 - 8 cm、大まかには楕円形、おおよそは三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽくなっている。ちなみにこの毛はT字型になっている。基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる 花期は10 - 11月。ヨメナやノコンギクなどよりは遅い。花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みがある。 果実は痩果で、先端が斜め切形の倒披針形で、長さは約1.5ミリメートル。縦の稜があり、花冠が取れたあとに小さな突起がある。舌状花と筒状花の痩果はともに、冠毛がなく、まるで目立たない。 <利用> 花期の茎葉には、エル・カンフェン、シエル・カンフェンなどの精油や、葉緑素であるクロロフィルなどを含んでいる。精油は肌につけると、つけた部分の血液循環を促進して、筋肉の痛みを和らげる作用がある。 <分類> キク属には多くの種があり、特に白い舌状花をつけるものは互いによく似ている。ただし多くは海岸生のもので、また分布域も異なっている。多くは狭い地域の固有種である。 この種の種内変異としてはワカサハマギクがある。          一回り大きく、福井県から鳥取県の海岸と伊吹山などの石灰岩地に分布する。基本変種から染色体数が倍増したものと考えられている。 (出典・参考: リュウノウギク Wikipedia)
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カタバミ
12月、今年も最後の月だ。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋から「秋冬」へ時期にあってもしっかりと息吹くいている--- 11月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その8。 2種のイソギク。 ---散歩道の道際。ある施設の、またあるお宅の、多少にも手入れがままならずに放って置かれている様な、花壇風の中に観た2つの同じような草花。 これまでは見なかった、いや見過ごしてきて眼中に無かった草花。しかし、今日は私を惹きつけた。 葉の縁が白い筋によって形取られ、小さな鮮やかな黄色の花を沢山つけた、また家菊のように白い花弁も併せもつ、2つの近似種のイソギクをここに観たのである。 ・イソギク<磯菊>(キク科 キク属) 日本固有種の野生菊。分布域は千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎にあり、海岸の崖や岩場などに自生が見らる。 イソギクの栽培は江戸時代から始り、現在では逸出したものが自生地以外でも野生化。 イソギクの花期は10月~12月上旬。 花期になると、伸びた茎の頂部に、頭花を散房状に多数咲かせる。 頭花は筒状花のみで構成された集合花で、キク科の植物に多く見られる花弁のような舌状花ではない(ハナイソギクは舌状花をもつ。下記) 派手な花ではないが花の少なくなる時期に咲くため、鮮やかな黄色が印象に残る。花色は黄色のみ。 葉は、楕円形または倒楕円形で丸い鋸歯を持つ。 葉の縁に見える白い筋は、葉裏に密生している白い短毛がわずかに見えているためである。この独特の葉と花弁(舌状花)の無い小さな花は、菊の花で衣装を飾った菊人形にもよく利用される。 株はこんもりまとまる。海岸付近の崖などに多く自生することから、強健で乾燥に強い性質をもつ。 <イソギクの主な品種> →ハナイソギク<花磯菊> イソギクと家菊(園芸種のキク)の自然交雑種だと考えられいる。分布域はイソギクと重なる。 草姿はイソギクに酷似するが、頭花の周囲に花弁のような舌状花があるのが特徴。 花弁の色は白、黄色。流通している品種では赤花もある。 (出典・参考: ガーデンニングの図鑑)
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カタバミ
12月、今年も最後の月だ。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋から「秋冬」へ時期にあってもしっかりと息吹くいている--- 11月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その8。 2種のイソギク。 ---散歩道の道際。ある施設の、またあるお宅の、多少にも手入れがままならずに放って置かれている様な、花壇風の中に観た2つの同じような草花。 これまでは見なかった、いや見過ごしてきて眼中に無かった草花。しかし、今日は私を惹きつけた。 葉の縁が白い筋によって形取られ、小さな鮮やかな黄色の花を沢山つけた、また家菊のように白い花弁も併せもつ、2つの近似種のイソギクをここに観たのである。 ・イソギク<磯菊>(キク科 キク属) 日本固有種の野生菊。分布域は千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎にあり、海岸の崖や岩場などに自生が見らる。 イソギクの栽培は江戸時代から始り、現在では逸出したものが自生地以外でも野生化。 イソギクの花期は10月~12月上旬。 花期になると、伸びた茎の頂部に、頭花を散房状に多数咲かせる。 頭花は筒状花のみで構成された集合花で、キク科の植物に多く見られる花弁のような舌状花ではない(ハナイソギクは舌状花をもつ。下記) 派手な花ではないが花の少なくなる時期に咲くため、鮮やかな黄色が印象に残る。花色は黄色のみ。 葉は、楕円形または倒楕円形で丸い鋸歯を持つ。 葉の縁に見える白い筋は、葉裏に密生している白い短毛がわずかに見えているためである。この独特の葉と花弁(舌状花)の無い小さな花は、菊の花で衣装を飾った菊人形にもよく利用される。 株はこんもりまとまる。海岸付近の崖などに多く自生することから、強健で乾燥に強い性質をもつ。 <イソギクの主な品種> →ハナイソギク<花磯菊> イソギクと家菊(園芸種のキク)の自然交雑種だと考えられいる。分布域はイソギクと重なる。 草姿はイソギクに酷似するが、頭花の周囲に花弁のような舌状花があるのが特徴。 花弁の色は白、黄色。流通している品種では赤花もある。 (出典・参考: ガーデンニングの図鑑)
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