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カタバミさんのお出かけ先,イソギク(磯菊),ハナイソギク(花磯ギク)の投稿画像

2020/12/12
12月、今年も最後の月だ。私の散歩道の道際等の草花達は、晩秋から「秋冬」へ時期にあってもしっかりと息吹くいている---

11月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その8。

2種のイソギク。
---散歩道の道際。ある施設の、またあるお宅の、多少にも手入れがままならずに放って置かれている様な、花壇風の中に観た2つの同じような草花。
これまでは見なかった、いや見過ごしてきて眼中に無かった草花。しかし、今日は私を惹きつけた。
葉の縁が白い筋によって形取られ、小さな鮮やかな黄色の花を沢山つけた、また家菊のように白い花弁も併せもつ、2つの近似種のイソギクをここに観たのである。

・イソギク<磯菊>(キク科 キク属)
日本固有種の野生菊。分布域は千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎にあり、海岸の崖や岩場などに自生が見らる。
イソギクの栽培は江戸時代から始り、現在では逸出したものが自生地以外でも野生化。

イソギクの花期は10月~12月上旬。
花期になると、伸びた茎の頂部に、頭花を散房状に多数咲かせる。
頭花は筒状花のみで構成された集合花で、キク科の植物に多く見られる花弁のような舌状花ではない(ハナイソギクは舌状花をもつ。下記)

派手な花ではないが花の少なくなる時期に咲くため、鮮やかな黄色が印象に残る。花色は黄色のみ。

葉は、楕円形または倒楕円形で丸い鋸歯を持つ。
葉の縁に見える白い筋は、葉裏に密生している白い短毛がわずかに見えているためである。この独特の葉と花弁(舌状花)の無い小さな花は、菊の花で衣装を飾った菊人形にもよく利用される。

株はこんもりまとまる。海岸付近の崖などに多く自生することから、強健で乾燥に強い性質をもつ。

<イソギクの主な品種>
→ハナイソギク<花磯菊> イソギクと家菊(園芸種のキク)の自然交雑種だと考えられいる。分布域はイソギクと重なる。

草姿はイソギクに酷似するが、頭花の周囲に花弁のような舌状花があるのが特徴。
花弁の色は白、黄色。流通している品種では赤花もある。

(出典・参考: ガーデンニングの図鑑)



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