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イヌタデ(犬蓼)の一覧

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カタバミ
11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている--- 10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その3。 道際のあちこちに出逢う、同類種々穂状の草花。 ---何時もの散歩道の道際に、初夏からこの秋までの、私の散歩にはかけがいもなく、いつも顔合わせ、よく手に取って一抹の休息をそここに、これらの草花の側に取ってきたのである。 それらの草花たちの付けている、淡紅色から紅色の穂状の、小いものから中そして大きい花らは、いつも多少の風にも、その穂を揺らしているのである。 散歩道に出逢うこれらの草花たちは同類で、幾つか種類があることは以前から分かっていたが、それらを少し調べ整理してみた。 まさに、それは「蓼食う虫も好き好き 」の態であったのかも知れない。         ハナダテ(花蓼)         イヌタデ(犬蓼)         オオイヌタデ(大犬蓼)          オオケダテ(大毛蓼)   ・タデ種(タデ科 イヌタデ属)の識別(下記):  (出典: ‘植物の名前を探し出して、その説明を見つけましょう’ 他) →イヌタデ(犬蓼) :20~50センチで、夏~秋に咲き、花は紅色で密につき、穂は3~5センチ、葉は広披針形でとがる。別名は「赤のまんま」のアカノマンマ。 →ハナタデ(花蓼) :30~60センチで、夏~秋に咲き、花は淡紅色でやや疎につき、穂は3~5センチ、葉は長卵形で長くとがる。別名はヤブタデ(薮蓼)。 →ハルタデ(春蓼)   :30~60センチで、春~夏に咲き、花は白~淡紅色、穂は3~5センチ、葉は披針形で長くとがる。 →オオイヌタデ(大犬蓼):1~2メートルと大きく、花は淡紅色、穂は3~7センチで垂れ、葉は披針形でとがる。 →オオベニタデ(大紅蓼):1.5メートル位で、花は濃紅色、穂は5~10センチで垂れ、葉は広卵形で先は少しとがる。オオケダケの園芸種のようで、オオイヌタデ一種と扱われることがある。別名はベニバナオオケタデ(紅花大毛蓼)。 →オオケタデ(大毛蓼) :1.5メートル位で毛が多く、花は紅色、穂は約10センチで垂れ、葉は広卵形で先は少しとがる。> ・タデ<蓼>(タデ科 イヌタデ属 サナエタデ節 /ペルシカリア節 の総称)  かつてイヌタデ属などはタデ属 にまとめられていたが、現在ではそれらは約8属に分割される。 全て草本で、陸地生のものは一年草だが、水生のものには地下茎を引く多年草もある。 また、タデ科の一年草の中で穂状花序のものと定義することもある。ただしタデ科内では、イヌタデ属サナエタデ節の他に、同属ミズヒキ節とイブキトラノオ属も花序は穂状である。 狭義にはサナエタデ節のヤナギタデを意味する。本来の「タデ」はこの種で、「蓼食う虫」の蓼もこの種である。標準和名「ヤナギタデ」は、葉がヤナギに似ていることから。 <形態> 葉鞘は切形、花序は穂状。 <分布> 温帯を中心にほぼ全世界に生息する。 <主な種> サナエタデ節には約60種が属す。 日本には約20種を産する(以下のリストの大きな区分けは、生態・形態によるものであり、分類学的なものではない)。 ・陸地生、一年生、茎や葉に毛が多い  →オオケタデ  →ニオイタデ ・陸地生、一年生、毛がないかわずか →アイ(タデアイ) →イヌタデ(アカマンマ) →オオイヌタデ →ハナタデ  →ハルタデ ・水辺生、多年生、地下茎を引く →エゾノミズタデ →サクラタデ ・水辺生、一年生、地下茎を引かない →ボントク →ヤナギタデ(ホンタデ、マタデ) <人間との関わり> ・利用 特有の香りと辛味を持ち、香辛料として薬味や刺身のつまなどに用いられる。 野生の紅タデがもっとも辛く、栽培種の青タデは辛さが少ない。 アイは、染料に使われるほか、ヤナギタデの出荷が難しい晩秋から初冬にかけ、つま用として栽培出荷される。ただし辛みはない。 オオケタデは観賞用に栽培される。 ・文化 - 蓼食う虫も好き好き (ことわざ)。他に草があるにも係わらず辛い蓼を食べる虫も居るように、人の好みは様々で、一般的には理解しがたい場合もあるということ。 - 蓼虫辛きを知らず(りょうちゅうからきをしらず、蓼虫不知辛- 王粲の詩「七哀詩」の一節から来た格言。 - 谷崎潤一郎 『蓼喰ふ虫』 (出典・参考: タデ Wikipedia 他)
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カタバミ
11月。晩秋から冬へと、その先の季節へと移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている--- 10月からの、より充実した時季を持とうしている草花達の姿 ---その3。 道際のあちこちに出逢う、同類種々穂状の草花。 ---何時もの散歩道の道際に、初夏からこの秋までの、私の散歩にはかけがいもなく、いつも顔合わせ、よく手に取って一抹の休息をそここに、これらの草花の側に取ってきたのである。 それらの草花たちの付けている、淡紅色から紅色の穂状の、小いものから中そして大きい花らは、いつも多少の風にも、その穂を揺らしているのである。 散歩道に出逢うこれらの草花たちは同類で、幾つか種類があることは以前から分かっていたが、それらを少し調べ整理してみた。 まさに、それは「蓼食う虫も好き好き 」の態であったのかも知れない。          ハナダテ(花蓼)          イヌタデ(犬蓼)          オオイヌタデ(大犬蓼)           オオケダテ(大毛蓼) •タデ種(タデ科 イヌタデ属)の識別(下記):  (出典: ‘植物の名前を探し出して、その説明を見つけましょう’ 他) →イヌタデ(犬蓼) :20~50センチで、夏~秋に咲き、花は紅色で密につき、穂は3~5センチ、葉は広披針形でとがる。別名は「赤のまんま」のアカノマンマ。 →ハナタデ(花蓼) :30~60センチで、夏~秋に咲き、花は淡紅色でやや疎につき、穂は3~5センチ、葉は長卵形で長くとがる。別名はヤブタデ(薮蓼)。 →ハルタデ(春蓼)   :30~60センチで、春~夏に咲き、花は白~淡紅色、穂は3~5センチ、葉は披針形で長くとがる。 →オオイヌタデ(大犬蓼):1~2メートルと大きく、花は淡紅色、穂は3~7センチで垂れ、葉は披針形でとがる。 →オオベニタデ(大紅蓼):1.5メートル位で、花は濃紅色、穂は5~10センチで垂れ、葉は広卵形で先は少しとがる。オオケダケの園芸種のようで、オオイヌタデ一種と扱われることがある。別名はベニバナオオケタデ(紅花大毛蓼)。 →オオケタデ(大毛蓼) :1.5メートル位で毛が多く、花は紅色、穂は約10センチで垂れ、葉は広卵形で先は少しとがる。> ・タデ<蓼>(タデ科 イヌタデ属 サナエタデ節 /ペルシカリア節 の総称)  かつてイヌタデ属などはタデ属 にまとめられていたが、現在ではそれらは約8属に分割される。 全て草本で、陸地生のものは一年草だが、水生のものには地下茎を引く多年草もある。 また、タデ科の一年草の中で穂状花序のものと定義することもある。ただしタデ科内では、イヌタデ属サナエタデ節の他に、同属ミズヒキ節とイブキトラノオ属も花序は穂状である。 狭義にはサナエタデ節のヤナギタデを意味する。本来の「タデ」はこの種で、「蓼食う虫」の蓼もこの種である。標準和名「ヤナギタデ」は、葉がヤナギに似ていることから。 <形態> 葉鞘は切形、花序は穂状。 <分布> 温帯を中心にほぼ全世界に生息する。 <主な種> サナエタデ節には約60種が属す。 日本には約20種を産する(以下のリストの大きな区分けは、生態・形態によるものであり、分類学的なものではない)。 ・陸地生、一年生、茎や葉に毛が多い  →オオケタデ  →ニオイタデ ・陸地生、一年生、毛がないかわずか →アイ(タデアイ) →イヌタデ(アカマンマ) →オオイヌタデ →ハナタデ →ハルタデ ・水辺生、多年生、地下茎を引く →エゾノミズタデ →サクラタデ ・水辺生、一年生、地下茎を引かない →ボントク →ヤナギタデ(ホンタデ、マタデ) <人間との関わり> ・利用 特有の香りと辛味を持ち、香辛料として薬味や刺身のつまなどに用いられる。 野生の紅タデがもっとも辛く、栽培種の青タデは辛さが少ない。 アイは、染料に使われるほか、ヤナギタデの出荷が難しい晩秋から初冬にかけ、つま用として栽培出荷される。ただし辛みはない。 オオケタデは観賞用に栽培される。 ・文化 - 蓼食う虫も好き好き (ことわざ)。他に草があるにも係わらず辛い蓼を食べる虫も居るように、人の好みは様々で、一般的には理解しがたい場合もあるということ。 - 蓼虫辛きを知らず(りょうちゅうからきをしらず、蓼虫不知辛- 王粲の詩「七哀詩」の一節から来た格言。 - 谷崎潤一郎 『蓼喰ふ虫』 (出典・参考: タデ Wikipedia 他)
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