珍ヤシ編 其の十八番 Drymophloeus oliviformis🌴 ドリモフロエウス　オリビフォルミス🌴 Sumulid Palm🌴との俗称も有る様ですが意味は分かりません。 パプアニューギニアに自生する小型のヤシ🌴です。 完全な熱帯種で高温多湿の日陰で育ち生育には多量の水を必要とする様です。 因みに昔、同属のドリモフロエウス　イリジアンジャヤ🌴を育てていましたが乾燥しないように鉢ごとジップロックに入れていたら文句言う事無く素直に成長していました。 本種も多分同じ様な性質だと思います。 葉はオビレハリクジャクヤシ🌴の様なワカメみたいな感じ(語彙力無し)をしています。 自生地では絶滅に近い状態らしいですがパームペディアには栽培に利用出来る様に成つて居ますとあるので人工繁殖が進んでいるのかもしれません。 到着時には既に初根状態でしたので直ぐに植え付けましたが全く変化が無いのでもしかしたら根が傷んでいて其のまま☆に成つたのかも・・・ と思いましたがさつき少しだけホジつたら成長していました。 以前載せた同じ状態で届いたCalyptrocalyx pachystachys🌴も成長していました。 ヨカッタヨカッタ(涙 耐寒性は10bです。

珍ヤシ編 其の十七番 Daemonorops jenkinsiana🌴 ダエモノロプス　ジェンキンシアナ🌴 インド、支那南部、インドシナ、フィリピンに自生するヤシ🌴です。 所謂ラタン、籐🌴とされる蔓状に育つヤシ🌴の一種で自生地では家具の材料として使用されています。 幹は棘に覆われており、葉の先端からは木々に取付く為の逆針の付いた紐が出ています。 成長は早いみたいです。耐寒性は10aです。 此れも何故か100粒購入したのでヤフオクに出しています。＾＾；

珍ヤシ編 其の十六番 Basselinia gracilis🌴 バセリニア グラキリス🌴 ニューカレドニアに自生する小型のヤシ🌴です。 特徴はクラウンシャフトの色で黒や黄、濃い橙色が入り混じつた色をしています。 個体により模様には差が有る様です。 種子はとても小さく発芽は勿論、苗や成木も見るからに栽培難易度が高そうな感じです。＾＾； 耐寒性は9aとの情報もあり本当かは謎ですが珍ヤシの説明にも 温帯に適応するとあるのでそこそこの耐寒性は有りそうです。 もしも地植え出来るのなら中々夢が有るヤシ🌴です。

珍ヤシ編 其の十四番 Livistona australis🌴 リビストナ　アウストラリス🌴 オーストラリアビロウ🌴 オーストラリア東部に自生するビロウ🌴で高さ25ｍ程に育ちます。 幹は真直ぐ伸び成木は高さも相まつてスラリとした立ち姿に成ります。 耐寒性は9aで－5、6度程度迄耐える様なので日本でも地植する事が出來ます。 パームハートは食べらるみたいです。 ビロウ🌴の中では最も好きな種類です。 播種して一週間弱で既に複数初根を確認しています＾＾ 今回の輸入は19種類購入して今の所、本種とイラワラ🌴ルピコラ🌴の初根を確認し発芽種子の二種類に発根状態で届いた二種類を合わせて七種類が苗に成つています。 届いて二週間程ですが中々良い成績が出て來ています＾＾

珍ヤシ編 其の十三番 Nypa fruticans🌴 ニッパ フルチカンス🌴 ニッパヤシ🌴 気水性のヤシ🌴でマングローブ植物に分類されます。 南亜細亜、東南亜細亜、メラネシア、オーストラリア、支那南部の沿岸気水域に広く分布し最北端は日本の八重山諸島です。 幹は上がらず巨大な葉が立ち上がる様は独特で干潮時に間を歩くと小人にでも成つたかの様な光景です。 一属一種でヤシ🌴の中でも古い種です。近縁種の化石は恐竜の生きた7000万年前の地層からも発見されている様です。 悠久の歴史を感じさせるロマンの有るヤシ🌴ですね。 耐寒性は10aで水温28度の水槽で越水栽培すると上手く行くそうです。 残念ながら輸送に耐えなかつた様で五つある内の二つが腐り残りの三つも大分傷んでしまつています。種子が大きいので此処から上手く回復する事を願うばかりです。

珍ヤシ編 其の十二番 Phoenix rupicola🌴 フェニックス ルピコラ🌴 インド北部からブータンに掛けて自生しています。 葉は明るい緑色で幹も比較的細くフェニックス属の中では一番トロピカルなヤシ🌴 高さ6m程に成ります。 耐寒性は9bでマイナス三度程です。 そこそこ前から知られているのでもつと流通していても良さそうですが苗の流通はAoさん出品株位しか見ない気がします。 此も100粒購入したので半分位ヤフオクに出します。

珍ヤシ編 其の十一番 Ptychosperma nicolai🌴 プティチョスペルマ ニコライ🌴 パプアニューギニア原産の小型のヤシ🌴です。 ヤハズヤシ🌴と同じ属で小葉の先が千切れた様な形状をしています。 株立性で新葉は赤く色付きます。 何らかのヤシ🌴の交雑種と云う説も有る様ですが詳しい事は不明です。 先のH.ピナンゴイデスとキャラ被りしていますが本種の方が小葉が細長くヤシ然🌴としています。 耐寒性は10bです。 何だかお米みたいな形の種子です。

珍ヤシ編 其の十番 Hydriastele pinangoides🌴 ヒドリアステレ ピナンゴイデス🌴 ピンクニンフパーム🌴 ニューギニア原産の小型のヤシ🌴です。 小葉はヤハズヤシ🌴の様に先が千切れた様な形状をしており新葉は赤く色付ます。 成木の画像を見ると一ヶ所に密生しているので株立するのかもしれません。 耐寒性は10bです。 水を好む様ですが栽培経験上あまり高湿度にすると調子を崩す感が有ります。 昔から大好きなヤシ🌴の一つです。＾＾ 何とか発芽して欲しいです。 種子は繊維がもさもさしていてまるで毛虫の様。 珍ヤシの説明には用途に生垣と有りましたがカラーリーフヤシ🌴の生垣とか憧れます。

珍ヤシ🌴編 其の九番 Archontophoenix cunninghamiana 'Illawarra'🌴 アンコントフェニックス クニングハミアナ イラワラ🌴 イラワラキングパーム🌴 今更ヤシ🌴マニアの皆さんには説明は要らないと思いますが少しだけ ユスラヤシモドキ🌴の地域変異種でユスラヤシモドキ🌴の自生地南端 オーストラリア ニューサウスウェールズ州イラワラ地方 に自生しています。 基本種よりも耐寒性が有るとされマイナス三度程度は耐える様です。 高さ20～25mの大型種です。 成長が早く自生地では年に1mは伸びるとの事。 森林性のヤシ🌴なので小さい内は日陰の方が良いみたいです。 又、耐乾性が著しく低い様で冬に水を絞ると耐えられずに枯れてしまう危険が高いです。 地植なら自分で調節すると思うので問題無いかもしれません。 熱帯地域では野生化して在来種を圧迫しているらしく国や地域に依つては侵略的な外来種とされている様です。 本種とは違いますがユスラヤシ🌴は日本でも小笠原諸島で外来種として調査の対象と成つていました。 所でユスラヤシモドキ🌴つて有名ですけどパームぺディアには殆んど情報が無いんですね。 100粒購入したので半分位ヤフオクに出します。

珍ヤシ編 其の七番 Calamus viminalis🌴 カラムス ヴィミナリス🌴 通称Bitter Rattan 直訳すると「苦い籐」ﾅﾝﾉｺｯﾁｬ？ 所謂ラタン🌴籐🌴の一種で蔓状のヤシ🌴です。 カラムス🌴は品種が多い割には知名度が低く流通も少ないので情報が余り有りません。 インドから支那南部、インドネシアにかけての東南亜細亜全域に分布します。 葉は先のDypsis pilulifera🌴と良く似た変則的な羽状葉です。 刺は少ないので比較的扱い易い品種かと思います。成長も速いらしいです。 耐寒性は10a。 種子は小さくて干し葡萄の様な見た目で本当に出るの？と云う様な感じですが鮮度が良ければ早ければ一ヶ月以内に発芽するそうです。 何故か100粒も購入したので幾らかヤフオクに出そうかと思います。 需要無さそうですが(笑

珍ヤシ編 其の六番 Dypsis baronii 'Black Petiole'🌴 ディプシス バロニー ブラック ペティオール🌴 学名の通りディプシス バロニーの葉柄が黒色に成る変種です。 比較的新しい品種のなので余り情報は有りませんが 珍ヤシ🌴の説明書きでは高原に自生し軽い凍結(霜？)に耐える様なので耐寒性はそこそこ有りそうです。 自分は黒バロニー🌴と呼んでいます。(笑 個人的には日本のヤシ庭に革新を与える期待の新星だと思つています。＾＾

珍ヤシ編 其の五番 Dypsis pilulifera🌴 ディプシス ピルリフェラ🌴 ジュラシックパーク🌴 クラウンシャフトがオレンジ色に成る大型のヤシ🌴です。 葉は掌状葉が葉軸に沿つて縦に連なつた様な変則的な羽状葉で新葉は若干橙色に色付く様です。 ディプシス🌴のオレンジ色に成るヤシ🌴と云えばオレンジクラウンシャフトですが実はジュラシックパークとオレンジクラウンシャフトの二種類有ります。 多分皆さんオレンジクラウンシャフトと呼ばれていた幹がツルツルの方を知つてるのではないかと思います。 以前はDypsis spだつたオレンジクラウンシャフトの方が後にDypsis piluliferaとされ 初めDypsis tokoravinaと思われていたジュラシックパークの方が実は別種として新しくDypsis spと成つていましたが 其の後変更が有りオレンジクラウンシャフトがDypsis spへと戻り逆にジュラシックパークがDypsis piluliferaと成つています。 要は名前がソックリ入れ替わつた訳です。 オレンジ色のディプシスが二種類有り名前が何度も入れ替わつているとは何ともややこしい話しです。 耐寒性は9bと云うデータが有りますが書かれた時期に依つてはもう片方のデータかもしれないので飽く迄参考程度に

珍ヤシ編 最初はこいつ 学名順で書こうと思いましたが面倒なので注文表の並びで行きます。 Kentiopsis piersoniorum🌴 ケンチオプシス ピエルソニオルム🌴 マッケアシャンパンパーム🌴 ニューカレドニア北部の極僅かな地域の山に自生するヤシ🌴です。 葉は大きく反り葉軸やクラウンシャフトは茶色や紫がかつた灰色をしており小さい頃は葉等に若干ワックスが載る様です。 幹は真竹と同じ位の太さで15m迄伸びます。 貴重な上、成長は遅いので栽培される事は滅多に無いそうです。 耐寒性はゾーン11...！ 根が幾らか傷んでいたので一株でも活着すれば御の字です。 ヤシ🌴つて只でさえ遅いのに敢えて成長が遅いと明記されると気が遠く成りますね。 本当に遅いのでせう・・・