こころ満ち　　SNSで　　茶を献上　　美味しかったと　　SNS

我が家の❔番手　　　　裏腹に　　　　　　　　　　 春躍る 　　なれど彼の地は 　いかなるや 　　散りゆく華こそ 　懐かしけれ 沸き立つ芽吹き　　 暖かい陽気 　　我が身も 四季の移り変わりに沿って　 温かみをましている 　　この善き季節は 　親しき亡き方々のおわす　 彼の地にも　 訪れているのだろうか 　　 緑が萌える程に　　 体とは裏腹に　 素直に春を喜べない自分がいる　 むしろ 　　落ちていく 　花びらのひとひらにある 　　なんともいいがたい感傷にこそ 　　心が 　癒されてならない

亡き母に 　　諭され歩み 　来たれども 　　会いてふたたび 　　叱咤されたし 　　　　　　　　　　　遠く雪路　　湯治場に　　 染み入る風音　　軒先に 　　故郷荒木田　　　亡き父母の 　　凛と佇むその体 　　　癒してやりたや 　　不惑の八十路

乱れる水面(みなも)に　揺れる影　塵芥(ちりあくた)の我が身にも　映る月影白き花　染み入るほどに　静かなり　たとえ闇夜に迷うとも　照らすは我が身の　水鏡　

花は　野につけ山につけ　荒れた路端(ろばた)に　六道(りくどう)に　この世とあの世の区界なく　　己れを知らずに　唯　凜(りん)と笑い在る　乾いたわが身の心をも　水鏡の如くに醒めやらぬ

一ノ関舞草刀　室町期に多く名刀が鍛えられたが　ここにも　室町特有の曲線を持ち　幅が広く直刀にある剛胆さをも感じさせる刀鍛冶があった。　場所は変わり中国地方では名刀中の名刀がでる。玉鋼をさらに鍛え　備前岡山で打ち鍛え　砥ぎは大坂。これを意味する所は　燃料が豊富で再生能力が高い山々があると言うこと。　刀は条件が沢山いる。人と技術と環境と食糧と。当時は大陸への輸出品　今は日用品として新潟や岐阜や所々に。秋田はマタギの地　ここには熊との接近戦にナガサ(長刀)がある。刃渡り30センチ前後先端は20から30°ほどに鋭利に砥出されている。持ち手部分はCの字に持ちやすく刃と同体の鋼で丸められている。中身は空洞の持ち手だから　いざとなれば　棒を差し込み麻ひもでしばり　槍(スピア)となる。優美な刀に対して実用本位　エグさを感じる。　熊はカムイの化身。尊嵩は今もかわらずにある。鉄文化にとって山はありがたい。　よって　ひと節捧げる。　　　　　　　　　　　 叉鬼剣(マタギけん)一節　　　　　　　　 山河の神に 磨かれた 時局に流れぬ 不動の刀姿 天に剣先捧ぐれば 過分をそいで 足るを知り 単純明快 清々しく 宇宙(そら)の心を会得せり 剣先厳しく 峰はやさしく　 豪胆一直 　質実古撲 移つ世に 変わらぬ誉れあり

役目終え　散りても　なお　匂いたち　　　 最期の最期まで　楽しませてくれる　ありがたきかな。　青葉の段階で　干して　粗い粉末にして　茶にしました。桂の葉　

露となり　つゆと消えにし　わが身かな　青き彼方に　吸われし　想い

世の中をさかさに視るのも　また　一興

名も知らぬ　朱き実の　ささやかなるを　母の枕に　そっと置く　　　　　　　　　　　　　　　　朱赤の実　こぼれて落つるは　枕元