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毒草の一覧

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阿南田零
昨年のお雛祭りの日にフクジュソウを投稿しました。 投稿と前後するくらいの日時に、広島市植物公園の売店でフクジュソウのポット苗をまたしても買いました。 その後、植物公園のポット苗も咲いたのですが·····。 元からうちにあったフクジュソウは種が全く出来なかったのに、ポット苗の方はがっつり種が出来た😲‼️のです。 フクジュソウはかならずしも結実率が高くない、という話をどこかで見聞きしてたので、種が出来ないことは余り気に止めてなかったのですが、ここまであからさまな違いがあると気になります。 で、今年の花を見比べてみました。撮影は3月2日でした。 上のフクジュソウは元からうちにあるフクジュソウです。下のフクジュソウは植物公園売店で買ってきたフクジュソウです。 雌しべ(花の真ん中の黄緑の部分)の大きさが全然違う❗上のフクジュソウの雌しべは小さくて、いかにも種が出来そうにない。 フクジュソウ4つの原種の見分け方で、雌しべの大きさに言及している文章は見たことがなく、見分け方に従うとうちの古株はフクジュソウになってしまうのですが、調べてみると、どうもフクジュカイ(福寿海)と言うフクジュソウとミチノクフクジュソウの交配種があり、種が出来ないようです。 うちの古株が、正しくフクジュカイなのか、もう少し調べる必要がありますが、たぶんそうなのでしょう。少なくとも和名フクジュソウ(Adonis ramosa)とは違うようです。 昨年、日本産福寿草4原種の特徴と比較して、うちのはフクジュソウだと分かりました、と書いてましたが、分かってなかったです😓
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オキザック
【タンナトリカブト(耽羅鳥兜)】 写真は西日本ではごく普通に見られるタンナトリカブトです。葉形は大きく分けると2パターンあり私は写真①を Ⅰ 型、②を Ⅱ 型と個人的に呼び分けてます。困った事に図鑑やネットでよく見かけるのは Ⅱ 型で私の日頃の行動範囲では圧倒的にⅠ 型が多い状況でした。 図鑑の葉形だけをたよりに実際に野外観察を行うとまず混乱する状況に……😱 おそらくはトリカブトであろうと思う Ⅰ 型葉形ばかり目にする日々が続くのですから…💦 たまに Ⅱ 型葉形のみの株がありそれはタンナトリカブト…でもその近くに沢山見られる Ⅰ 型葉形の株は一体何⁉️とモヤモヤはつのるばかりでした… 九州にはツル性トリカブトの希少種「ハナカズラ」か「タンナトリカブト」しかないはずなのに⁉️…「コウライブシ」や「ツクシトリカブト」は既に幻の種となってるって話ですし……困った困った😖💦 そんなモヤモヤもある時期がきて解決です😅 それが⑧の写真(笑)😭(目から鱗) Ⅰ 型の株の生長とともに上部で Ⅱ 型が展開してるではありませんか(笑)… どちらも「タンナトリカブト」だったってお話でした😅 でも Ⅰ 型は Ⅰ 型、Ⅱ 型は Ⅱ 型で展開する株が多く混在型は数が少ないように感じます。今回は林縁に生えるタンナトリカブトの葉形でしたが日当たりが良い草原などに生えるとまた葉形が違ってきますよ☺️ 10/5に投稿した天山の「タンナトリカブト」が日なた型です🌞 トリカブトはこのように同種でも違いを見せる所が難しくもあり面白くもありますね🎶 数種類が存在する他県ではトリカブトの同定は大変だろうなーと常々思います😵 写真①:切れ込みが激しい葉形 Ⅰ 型 写真②:図鑑などで紹介される葉形 Ⅱ 型 写真③:上部はごくたまに全裂せず深裂となる葉がある 写真④:タンナトリカブトの花柄は屈毛 写真⑤:芽生え時期によく見る葉形で花の時期に        見るのは珍しいかも… 写真⑥: Ⅰ 型で展開する株 写真⑦: Ⅱ 型で展開する株 写真⑧: 下部が Ⅰ 型、上部 Ⅱ 型の混在株 写真⑨: タンナトリカブトの花 (写真①②③④⑤⑨…R1.10/11 福岡県犬ヶ岳) (写真⑥⑦⑧…R1.6/16 福岡県井原山)
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オキザック
【タンナトリカブト(耽羅鳥兜)】Part1 9月の北海道旅行で北国のトリカブトを見る事が出来ました。北海道は礼文島や利尻島など含め13種類のトリカブトが自生してる地域です。私の住んでる九州ではトリカブトは限定されその殆どがこの「タンナトリカブト(花柄屈毛)」です。それ以外は九州にしか存在しないツル性の希少種「ハナカズラ」が僅かながら各地に残ってるぐらいです。ほぼ幻になってしまった種に「コウライブシ(花柄開出毛)」がありコウライブシとタンナの雑種の「ツクシトリカブト」も報告が挙がらない状況です。10年前の専門家調査にて宮崎のある場所でコウライブシの大群落が発見されたそうですが今でも残ってるかどうかは不明です。 という状況ですからツル性の「ハナカズラ」でなく花柄屈毛なら九州では「タンナトリカブト」と決めつけてもほぼ問題ない状況です。 ところがこの「タンナトリカブト」が場所によりその雰囲気に違いがあります。トリカブトは同種でも形態変異が著しく変化に富み中にはその形態に些細な変化を生じるものを出てくるなどでそれを変種と見なすか亜種とするか別種と見なすか専門家により分かれ分類は混乱してるようです。実際に雄シベ無毛のタンナトリカブトの雄シベに毛が生えたものを変種「サンインヤマトリカブト」と見なす時期があったそうですが今は同種の形態変異のうちに内包され種を越えるものではないという見解でどちらも「タンナトリカブト」のようです。「サンインヤマトリカブト」は同種異名のシノニム扱いになってます。このように場所や生育環境により微妙な違いを見せるトリカブトは非常に難しくまた興味深い植物だなーと思います。毒には注意が必要ですが九州各地の「タンナトリカブト」をまず観察していきたいと思ってます😃 【追記】 サンインヤマトリカブト説明に誤りがありました😅 雄シベと書く所が雌しべになってた為→「雄シベ無毛のタンナの雄シベに毛が生えたもの」と本文訂正してます💦😆 (福岡井原山にて R1.9/16撮影)
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