６月４日撮影　京都 三室戸寺 あじさい園 アジサイ（紫陽花） アジサイ科アジサイ属 （ジョウザンアジサイはアジサイ科ディクロア属） ６月の初めに京都に一人旅に行きました。京都は好きなので、毎年出かけています。目的をあまり決めず、ぶらり旅です。 初日の夕飯時に立ち飲み屋さんで、同じように一人で来ていたお嬢さんと隣になりまして。 翌日の天気予報は雨、どこか行くところはないかなという話になり、若いのに京都旅ではベテランの彼女に 「三室戸寺はアジサイがきれいなので雨でも楽しいかも？」と教えてもらいました。ただ、まだアジサイには早いかも？咲いてないかも？…とのことで 大雨の翌日ではなく、晴れた最終日に行ってきましたよ。 予想通り、まだ３分咲きでしたがその分人も少なめで、楽しく見られました。昆虫やトカゲなどにもたくさん出会えて満足です🥰 ①アジサイ（紫陽花） 　一般的にアジサイというと、この手まり咲き。装飾花で鞠のように咲いています。 ②ガクアジサイ（額紫陽花） 　周りが装飾花で、真ん中に両性花。ヤマアジサイがもとなのだと思いますが、これは園芸種で八重咲きになっていますね。 ③アメリカノリノキ（亜米利加糊木） 　セイヨウアジサイで園芸種はアナベルと呼ばれます。 アナベルは咲き始めは緑色で、白くなってくると思っていましたが、園芸種ではピンク色のものもあるのですね。これはピンクアナベル。 ④ベニガク（紅額） 　装飾花は白色から次第に紅色に変わり、萼片は菱状円形、縁に鋸歯がある。両性花は白色。日本で江戸時代から栽培されている栽培種であり、赤色系のセイヨウアジアイの母種になっているともいわれている。古くからのベニガクと似たような品種も多く、外観では判別が難しい園芸品種も多い。セイヨウアジサイの'Rosalba'は両性花がピンク色であり、ベニガクとは異なる。 （三河の植物観察） 両性花は白色ですが、つぼみがピンク色。これはセイヨウアジサイかも？ ⑤ジョウザンアジサイ（常山紫陽花） 　ジョウザンアジサイは、アジサイ科ディクロア属の常緑低木で、その原産地は中国です。名前にアジサイとついていますが、厳密にはアジサイ属ではなく、アジサイの近縁種です。 　ジョウザンアジサイの花期は初夏から夏にかけて。複数の花が集まり球状に咲きます。紙風船のような形の白っぽいつぼみは、時間が経つにつれて青くなり、つぼみが割れるように開くと、花弁が美しい星形になります。花弁は薄いブルーで、中心付近は濃いブルーのものなど青紫系がポピュラーですが、花色は土壌の酸度によっても変化し、また白っぽいままの場合もあります。花が終わったあと、秋には光沢のある濃い青色の実をつけます。 （株式会社タカショー　株式会社3and garden「ガーデンストーリー」より） これは花の時期が違ったのでまだ硬いつぼみでしたが、説明を読むと、ぜひ咲いているところを見てみたい！と思いました。

紫陽花の萼(ｶﾞｸ)、花が２輪咲いている様子。 萼の色相は土壌の酸性度(ph)によって変化する。 萼の色相はアントシアニンと呼ばれる色素に支配され アントシアニンは環境の温度・ph・酸素・金属イオン によって赤~橙~黄~青~紫へと変化する性質がある。 酸性土壌ではアルミニウムが土壌でイオン化するため 紫陽花の根から吸収され易くなりアントシアニン系の 複数の物質による化学変化で青色に変化する。土壌が アルカリ性の場合はアルミニウム・イオンが吸収され ず、アントシアニングループの色素は萼を赤色にする。 濃度の違いで白、黄色、紫、黄緑の各色になる。 青は冷静な色、赤は情熱の色と喩えられるが、赤と青 とが混ざった紫は冷静な面と情熱的な両面を持ち合わ せた色相と云える。