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オオバギボウシの一覧

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醜男
大葉擬宝珠(オオバギボウシ) キジカクシ科ギボウシ属の多年草。山野の草地や林内などに生える。庭や公園などで観賞用に植えられている。根茎は太くて短く、横に這う。葉は大きく、長い柄がある。葉身は卵状楕円形で先は尖り、基部は心形。裏面の脈が隆起し、脈上に小さな突起が少しある。花期は7~8月。花茎は高さ0.6〜1mになり、白色〜淡紫色の花を横向きに多数つける。花は筒状鐘形。花の基部には緑白色の苞がある。花は下から上へ咲きのぼり、花穂は長くなる。果実は蒴果。種子は扁平な楕円形で片側に翼がある。 ギボウシの仲間は学者の間でも分類に諸説があり難しいグループのひとつだが、本種はその中でも最も普通に見られる。本州の日本海側の山地に生えるものは花茎がそれほど高くならず、葉が粉白を帯びるものが多い。これをトウギボウシと称し、オオバギボウシをトウギボウシの亜種または変種とする考え方もある。 若葉はウルイと呼ばれる山菜で、柔らかく美味。ウルイはアイヌ語起源の言葉。最近は栽培され、販売もされている。塩少々を入れた熱湯で茹で、水で晒して絞り、酢味噌や胡麻和えにして食べる。生のものを天ぷらにする。煮浸しにしても美味しい。 日本の伝統的な木造の橋に欄干がある。欄干の柱に葱坊主の形をした飾りがついている。これを『擬宝珠』という。ギボウシの仲間の蕾はどれも、この擬宝珠と似ている。それでこの仲間にギボウシの名前がついた。擬宝珠の『宝珠』とは、竜王の脳から出た頭の尖った火焔形の玉をいう。これは仏教語で如意宝珠ともいって、どんな願いも叶える不思議な珠のことである。橋の欄干の柱を如意宝珠に似せて(これを擬という)つくることで、橋の安全や、橋を渡る人々に幸せがもたらされるように願う。さらに、この橋を邪悪な鬼たちが渡らないよう祈るとか、擬宝珠にはこのような橋の製造者の思いが込められていた。本種は葉が他の仲間の葉より大きいので『大葉』がついた。 出典『野に咲く花』『四季の野の花図鑑』『色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑』『薬草の呟き』『野草の名前 夏』
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