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悪代官
No.1653 ヤマグワ(山桑) クワ科クワ属 その2 ヤマグワは、雌雄異株です☺️ でも、まれに雌雄同株もあるとか🤔 この子は雌花で、花柱が暴れてますね😅 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 昔あるところに、貧しい百姓がおりました🥒 妻はなく、美しい娘と暮らしていました🥒 また、一匹の馬を養っていました🥒 娘はこの馬を愛し、夜は馬小屋で一緒に寝ており、終には馬と夫婦になってしまいました🐴 ある夜、父親はこのことを知り、その次の夜に、馬を連れ出して桑の木に吊り下げて殺してしまいました🐴 その夜、娘は馬の居ないことを知り、父親に問い質しました🐴 父親が馬を殺したことを知った娘は、驚き悲しんで、桑の木の下に行き、死んだ馬の首にすがって泣きました🐴 その姿を見た父親は、自分の愚かさを悟り、斧で馬の首を切り落としました🐴 その馬の首にすがっていた娘は、その馬の首に乗ったまま、天に昇り去っていきました🥒
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悪代官
No.1649 クリ(栗) ブナ科クリ属 その8 梅雨に入りましたね☔️ 私の散歩コースにある栗の木は、花が三割くらい(撮影:6月18日)落ちてましたので、そろそろ梅雨入りかと思いました☔️ 「栗花落」「墜栗花」は「ついり」や「つゆり」と読み、梅雨入りの頃に栗の花が落ちることに因みます🌰 今年は梅雨入りが遅かったけど、栗の花が落ちた時期とは同じなんだね😅 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 丹生(たんじょう)山田の住人、矢田部郡の郡司の山田左衛門尉(さえもんのじょう)真勝は、奈良の都で淳仁天皇(在位:天平宝字2(758)年~天平宝字8年)に仕えているときに、右大臣藤原豊成の二女白滝姫を見初め、恋をしました💓 しかし、身分違いの恋で、添い遂げるのは困難でした🙄 その恋を知った淳仁天皇は、真勝の素朴で真面目な人柄に感心していたこともあり、自ら仲立ちをして夫婦にさせました👰 宮仕えを終えた真勝は、白滝姫を丹生山田の里に連れ帰りました☺️ 才色優れた白滝姫との生活は、幸福なときでありましたが、結婚してから三年後に男の子を遺して、白滝姫は亡くなってしまいます☺️ 真勝は邸内に白滝姫を祀る弁財天のお堂を建てました☺️ それからのち、白滝姫が亡くなった五月、栗の花が落ちる梅雨の頃になると、お堂の前の池から清水が湧き、旱天(かんてん:ひでりのこと)の日が続いても枯れることはありませんでした⛲️ それより、真勝は姓を「栗花落(つゆ)」と改め、池を「栗花落の井」と名付けたという⛲️ 栗の花ちるや出て行く濡れからす 曲東
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悪代官
No.1621 センダン(栴檀) 古名:楝(おうち) センダン科センダン属 その2 センダンの名の由来となった千の珠状態☺️ 堤防の中に、これほどのセンダンがあるなんて👀‼️ 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 5月5日、賀茂神社の競べ馬をみにいったのだが、牛車の前に庶民が立ち塞がって見ることが出来なかったので、牛車を降り柵の側まで行ったが、人が多くて分け入ることも出来なかった🎵 そんなとき、向こうのセンダンの木に坊さんが乗り、競べ馬を見ており、ときに居眠りまでしていた🎵 枝から落ちそうになって、その度に目を覚まし、木にしがみついていた🎵 この様子を見ていた人達は、「あんな木の上で寝るなんて」といい馬鹿にした☺️ そのとき、思い付いたままに、「我々だっていつ死ぬかわからない。そんなことも知らないで競べ馬を見て過ごすなんて、愚かさは坊さん以上だ☺️」と呟いた☺️ 前にいた人たちは、「まさにそのとおり。いかにも愚かですね」と言って、皆私のほうを振り返り、「こちらへお入りください」と場所を空けて入れてくれました☺️ こんな、当たり前のことは誰も気付かないわけがないが、今日は競べ馬の日だから思いがなく身につまされたのだろう🤔 やっぱり、人は木や石ではないから、時には感動したりするものだ☺️ 『徒然草 第41段』から 妹が見し楝の花は散りぬべしわが泣く涙未だ干なくに 万葉集 読み人知らず 巻5-798
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悪代官
No.1561 チューリップ(鬱金香、チューリップ) ユリ科チューリップ属 その2 新潟市五泉市のチューリップ🌷 チューリップの品種は、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)及び原種の4つに大別されます🌷 また、その来歴、花型、草姿などから、更に15に分類されます🌷 このチューリップは、「ワールドフェボリット」という名で、中生の「ダーウィン・ハイブリッド」という品種です🌷 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 昔、アドリア湾のある浜辺に、チューリップという美しい少女が住んでおりました🌷 ある時、彼女が泉のほとりで休んでいると、秋の神ヴェルツーヌが通りかかり、一目で恋に落ちました🌷 それからというもの、チューリップを追いかけたが、彼女は恐ろしくて、逃げてばかりいました🌷 チューリップが野で花を摘んでいると、ヴェルツーヌがそれを認めて追いかけてきました🌷 チューリップは逃げ回っていましたが、やがて疲れはて、貞操の女神デイアーナに救いを求めました🌷 そしてまさにヴェルツーヌが捕まえようとしたその刹那、彼女の姿が忽然と消え、そこには、一本の花が咲いていました🌷 そしてその花は、その名も同じ🌷の花になりました🎵
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悪代官
No.1556 ショウブ(菖蒲) 古名:アヤメグサ ショウブ科ショウブ属 その2 ショウブの花(肉穂花序)のアップです☺️ 花被片6個、雄しべ6個、雌しべ1個からなる両性花です☺️ 雄しべの葯は黄色で、花時は少し突きだします☺️ 雌しべはやや六角形☺️ 花は下から上に咲いていきます☺️ 長さは8センチくらい、直径は一番太いところで1センチくらいあります☺️ 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 昔、あるところに娘が両親と暮らしておりました👩 娘のところには、夜な夜な袴を着けた美しい男が通ってきていました👨 そのうち、娘の体は目に見えて弱ってきました👩 それに気づいた母親が、娘を問いただすと、娘は通ってくる男の話をしました👩 母親は、娘に今度男が来たら、袴の裾に針で長い糸を縫い付け、その後をつけていくように云いました👩🦱 次の夜男がまた来て、帰っていきました👨 娘は母親に云われるまま、男に伸びる糸をつけていきました👩 やがて、男は沼に辿り着くと、大蛇に変身すると、沼の底に消えていきました🐍 娘が戻り、その話を聞いた父親は、蛇は菖蒲が嫌いだから、娘に菖蒲湯に入るように云い、菖蒲湯を沸かし始めました🐍 その菖蒲湯に娘を入れると、娘は蛇の子を下ろし始めました🐍 やがて、娘は元の体に戻り、元気になりました🐍 霍公鳥(ほととぎす)いとふ時なし菖蒲草(あやめぐさ)鬘(かづら)にせむ日此ゆ鳴き渡れ 田辺福麿 万葉集巻18-4035
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悪代官
No.1520 フタリシズカ(二人静) センリョウ科チャラン属 その2 一人静の次は、二人静🎵 見た目は地味かな🤔 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 正月七日、吉野山の勝手神社では神職が神事の準備をしています🎵 その神事には、菜摘川から摘んだ若菜が必要であったため、神職は菜摘女に摘んでくるように命じました🎵 菜摘女が若菜を摘んでいると里女が現れ、自分の供養をしてくれるように頼むと、いつの間にか消えてしまいました🎵 菜摘女は急いで帰り、神職に里女から供養を頼まれたことを告げていると、急に菜摘女の声色が変わり、何者かが憑依しました🎵 驚いた神職は、菜摘女に取り憑いたものに名を尋ねました🎵 憑霊は静御前と名乗りました🎵 神職は、まことの静御前ならば、舞を舞うように告げます🎵 勝手神社には、生前静御前が納めた舞装束がありました🎵🎵 その装束を菜摘女がまとうと、在りし日の静御前が現れます🎵 雪の吉野山で義経と別れたときを思い出しながら、二人の静が舞います🎵 やがて、再び供養を頼むと、菜摘女の中から消えていきました🎵 前の世の罪許されて二人静 檜紀代
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悪代官
No.1501 ハマギク(浜菊) キク科キク属 その2 ハマギクの葉は肉厚で、へら状です☺️ 縁には鋸歯があります☺️ 😾😾😾😾😾😾😾😾😾😾 今日は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から、12年です☢️ 常磐道を北上し、高速上からでしたがF1を見てきました☢️ 福島県に入ると、高速に空間線量を知らせる蛍光板が現れます☢️ 高速上でも2.0μSv/hのところがあり、12年が長いのか短いのか、わかりません☢️ この2マイクロシーベルトは、歯科治療で口腔内の限られた範囲を撮影するレントゲンの放射線被曝量の5分の1程度です☺️ 📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕 岩手県大槌町に、「三陸花ホテルはまぎく」があります☺️ 平成9年10月に全国豊かな海づくり大会に出席するため、上皇御夫妻はこのホテルに宿泊されました☺️ ホテルから見える浪板海岸には、白い花が咲いていました☺️ ホテルの人から聞いた「ハマギク」という名のその花を見るために、御夫妻は砂浜を歩き、その花の近くにしゃがみこみ、その花をしばらく眺めていたそうです☺️ ホテルでは、その後花から種子を取り、上皇御夫妻に贈ったそうです☺️ それから14年が経ち、東日本大震災がおきます☺️ 2011年10月20日、美智子上皇后の誕生日に、皇居に咲くハマギクを慈しむ姿がテレビのニュース番組で流れました☺️ そこには、ハマギクの花言葉のように、「逆境に立ち向かう」人たちにエールを送られている美智子上皇后の姿がありました☺️ 上皇御夫妻は2016年にも、このホテルに宿泊しましたが、浪板海岸の砂浜再生事業のため、ハマギクのところには近付くことができませんでした☺️ その折りに、ホテルの方から、5年後(2021年)には再生しますので、その時にまたお越しくださいと言われたそうです☺️ しかしその後のコロナ禍のため、その約束は実現していませんが、大海原に向かって、誇り高く胸を張るように咲く、この大輪の花を見て欲しいと願うのは、私だけではないだろう🎵 浜菊に海嘯(つなみ)は古き語り草 富安風生
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悪代官
No.1438 アカネ(茜) アカネ科アカネ属 その2 アカネの果実です🙄 アカネの花期(No.1127)は、8月~10月です🙄 花の大きさは3、4ミリで、雌しべの花柱が2裂しています☺️ このため、アカネの果実は2個がくっついています☺️ シラネアオイ(No.511、2019.8.10)と一緒だね🙄 サッカー⚽️ワールドカップ2022がカタール🇶🇦で行われています☺️ 日本🇯🇵は、残念ながらベスト16で、悲願のベスト8入りを逃しましたが、ドイツ🇩🇪やスペイン🇪🇸を破るなど、多くの感動を貰いました👏👏👏 選手たちの今後の活躍を期待したいですね✌️ 📕📚📕📚📕📚📕📚📕 日本を応援した赤く染め抜かれた日の丸🇯🇵が、日本の国旗となったのは、江戸末期です☺️ 薩摩藩主の島津斉彬が、日本の船が統一して掲げる旗として、幕府に働きかけたのが、きっかけです🙄 でも、当時の薩摩藩には赤く染める技術がなかったため、頼ったのが、福岡藩でした☺️ 福岡藩には、慶長年間に考案された筑前茜染があり、最初の日の丸🇯🇵はここで染められました☺️ 天の原あかねさしいづる光にはいづれの沼かさえ残るべき 菅原道真 新古今和歌集1691
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悪代官
No.1355 クズ(葛) マメ科クズ属 その2 秋の七種の第3、クズです☺️ 根は薬用(葛根)や葛粉として利用され、私は特に関西系の本葛粉を使った葛餅が大好きです💓 まあ、関東系の小麦粉のデンプンから作られたくず餅(船橋屋のくず餅がこれに当たる)も好きですが😋😋😋 📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕 昔、京都の加茂神社の祭官の息子に、安倍保名という人があり、父から勘当され、山里に一人寂しく住んでおりました🦊 ある日のこと、保名が信田の森にさしかかると、白狐が罠にかかっているのを見かけ、可哀想に思って助けてやりました🦊 間もなくして、京に残してきた妻の「葛の葉」が訪ねてきて、一緒に暮らすようになりました🦊 やがて、葛の葉は男の子を産みました🦊 ところがある日のこと、門前に人が訪ねてきた声がして、保名が出てみると、家の中にいるはずの妻葛の葉が建っており、はるばる訪ねてきたことを告げました🦊 その声に、次の間で添い寝をしていた葛の葉は慌てて立ち上がり、「ピカッ⚡️」と光ると、狐の正体を現した葛の葉は、そのまま何処ともなく消え去りました🦊 あとには、泣き叫ぶ幼子がおりました🦊 のちに、この子は安倍晴明という立派な学者になりました🦊 恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
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悪代官
No.1354 ススキ(芒) 別名:尾花 イネ科ススキ属 その2 秋の七種の第二、ススキです☺️ ススキのチマキ⁉️ いえ、いえ、コマチグモの仲間が卵を産むための産室です🕷️ なかでも、ガバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛:フクログモ科コマチグモ属)は毒があるから、注意が必要です🕸️ このクモ🕷️は、子どもが孵化すると、母親を食べてしまいます🕷️ すごい一生だよね☺️ 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 業平が旅に出て、陸奥国に入りました🎵 八十島というところに差し掛かると、野原から歌を詠む声が聞こえてきました🎵 業平が耳を済ますと、 「秋風の吹くにつけてもあなめあなめ(秋風が吹く度に、ああ目が痛い)」と和歌の上句が聞こえてきました🎵 業平はその声がするほうに進んでいくと、そこには一つの骸骨💀があり、その目のところから、ススキが伸びていました🙄 業平が宿で主人にその話をすると、「それはきっと、小野小町の骸骨でしょう。小町がこの国を彷徨い、あの野原で亡くなったそうですから」と🌿 業平はそれを聞くと哀れに思い、「小野とはいはじ芒生えけり(小さな野とは言うまいよ、こんなに芒が生えている)」と、下句をつけ、弔いました🕷️ コマチグモの話をしたときに、小野小町を紹介することになったのも、何かの因縁かな😅 朽ちもせぬその名ばかりをとどめおきて枯野のすすき形見にぞ見る 西行 新古今和歌集
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悪代官
No.1270 コマツナ(小松菜) アブラナ科アブラナ属 その2 コマツナの十字の花です🎵 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 八代将軍吉宗が、鷹狩りに出掛けました🎵 今日の御鷹場は、江戸周辺の小松川村でした🎵 そして、御膳所(将軍か食事をするところ)は、通例通り、近くの社寺が指定され、今日は香取社でした🎵 神主の亀井和泉守が将軍に出したのは、餅の澄まし汁に、冬菜を添えたものでした🎵 吉宗は、この冬菜の香味を大層喜び、和泉守に、この菜はなんという菜なのか、お尋ねになりました🎵 和泉守は、「名はありません」と答えました🎵 吉宗は、美味しい野菜なのに、名前がないことを残念に思い、ここは何という村かと、尋ねられ、小松川村であることを知ると、小松菜と名付けられました🎵 因みに、鷹狩りは、綱吉の生類憐みの令により禁止されていましたが、吉宗が復活させました☺️
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No.1264 ノビル(野蒜) ヒガンバナ科ネギ属 その4 東日本大震災から、11年の月日が流れました☺️ 10年一区切りというけれど、、 ノビルの花ですが、まだ咲かないので、過去picから登場いただきました☺️ ブルーインパルスの基地がある宮城県東松島市には、野蒜(のびる)という地名があります☺️ JR東日本の仙石線には、野蒜駅という駅があり、東日本大震災の津波の被害により使用できなくなり移転を余儀なくされましたが、仙石線の内陸移設に併せ、2015年5月30日に再オープンしました☺️ 野蒜という地名は、ノビルが多かったからとも🤔 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 平成29年の歌会始のお題は、「野」でした🎵 その時、皇后陛下(今の上皇皇后)が詠んだ歌は、次の歌です🎵 土筆摘み野蒜を引きてさながらに野にあるごとくここに住み来し 皇后陛下がお住まいの御所の庭には様々な野草が生育しており、都心の御所に住まわれながら、あたかも野に住むように過ごしてこられた、これまでの御所のご生活を感慨深く振り返りお詠みになった歌です☺️ そして、平成30年1月1日に宮内庁から新年にあたり、前年に詠まれた歌の中から両陛下が選んだものが発表されました🎵 皇后様が、東日本大震災後まなもなく、被災地の宮城県東松島に御所の庭でよく摘んだノビルと同じ地名があることを知ってからの気持ちが詠まれています🎵 野蒜とふ愛しき地名あるを知る被災地なるを深く覚えむ この歌碑は、旧野蒜駅に隣接する復興祈念公園にあります🎵
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悪代官
No.1254 ウメ(梅) バラ科サクラ属 その23 梅が咲いてます🎵 春が駆け足でやってきています🎵 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ また今年も雨の季節となった☔️ 毎年堰が切れて、家が流され、死人が出ていた☔️ 今も村人が総出で修理をしていました☔️ 「なぜ、こうも堰が破れるのかのう」 「昔からこういうときは、、、、」 村人たちは一様に「人柱」という言葉を思い浮かべた☔️ 「いっちゃいけねぇ」と思いながらも、人柱を立てればこの苦しみから逃れられると☔️ 異様な静けさの中、一人の男が云った☔️ 「あそこに女乞食がいる」 目で指し示した先には、このあたりをさまよっている女乞食が、幼い子供を背負い、ぼんやりしていました☔️ 背中にくくりつけられた幼子は、青い梅の実をかじっていました☔️ 男たちはうなづきあうと、女乞食を幼子と共に、人柱として生き埋めにしてしまいました☔️ それからというもの、この堰はくずれることはありませんでした☔️ しばらくして、親子を埋めたあたりから、一本の梅の木が芽生えました☔️ 梅の木は次第に大きくなり、花が咲き、 実を結びました☔️ なにげなくその実を採った村人は青ざめました☔️ その実は食いかけの実のように、半分果肉がこそげ落ちていました☔️ その梅の木は枯れるまで、どの実も、食いかけの姿であった☔️ 梅一枝つらぬく闇に雨はげし 水原秋桜子
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悪代官
No.1239 ミョウガ(茗荷) ショウガ科ショウガ属 その2 ミョウガの花です🙄 ミョウガは、花が咲くと味が悪くなるので、咲く前に採ります☺️ 茗荷を食べると、物忘れをするというのは、俗説で、根拠があるわけではありません🙄 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ 昔、釈尊の弟子にはんどくという人がおりました☺️ ところが、はんどくさんは物覚えが悪く、お経を教えても、すぐ忘れてしまいました☺️ はんどくさんは自分の名前もすぐ忘れてしまいました☺️ そのはんどくさんが亡くなり、お墓に埋葬されました☺️ しばらくすると、その墓から草が生えてきました☺️ 大方、名を荷なって来たのだろうと、その草を「茗荷」と名付けました☺️ 茗荷だけは生姜の上にたたん事を 杉風
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悪代官
No.1237 トウガラシ(唐辛子)🌶️ ナス科トウガラシ属 その2 トウガラシが真っ赤になってきました🌶️ 1株に、100個くらい付いてます🌶️ あと一週間くらいで収穫かな🙄 📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕 昔、昔のお話です🌶️ 昔、柿売りと唐辛子売りがおりました🌶️ ある年の雪の降る日、二人一緒に商売に出掛けました🌶️ しばらくすると、空が真っ黒くなり、吹雪になってきました⛄️ 二人は一歩も前に進めません⛄️ 二人は雪の中に穴を掘って、吹雪が止むのを待つことにしました⛄️ しかし、吹雪は一向に止まず 二人は腹が減ってきました⛄️ すると、柿売りは、柿を取り出して、自分だけ食べ始めました⛄️ 唐辛子売りも柿を食べたくて、唐辛子との交換を持ちかけますが、「唐辛子では腹の足にならねぇ」と、応じてもらえません⛄️ 唐辛子売りは仕方なく、雪に唐辛子粉付けて食べ始めました🌶️ 唐辛子の雪団子を飲み込むと、お腹が熱くなってきました🌶️ 柿売りは冷たい柿を何個も食べたので、体が冷えて震え出しました⛄️ そのうち、柿売りの体はますます冷たくなってきて、終いには死んでしまいました⛄️ 反対に、唐辛子売りは、体がだんだん熱くなってきて、雪の中でも平気でした🌶️ 昔から、柿は「冷えの食い物」、唐辛子は「温まりの食い物」といわれました☺️ 山陰や山伏村の唐辛 一茶
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悪代官
No.1125 タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科アジサイ属 その6 シベがある花は真ん中だけになりました🐌 花が終わったところに、褐色の角状の花柱が2個あります🐌 カタツムリの目のようでしょ🐌 📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️📕📚️ あるところに、美しい娘がおりました🎵 家は貧しかったが、肌は雪のように白く、黒目の瞳が美しかった🎵 ある日、村は激しい嵐となりました🐌 山は荒れ、闇が村を支配していきました☺️ 翌朝、村は静かさを取り戻したが、その美しい娘だけがいなかった☺️ 村人は娘を探し、水量の増した谷川のほとりで、娘の櫛を見つけました☺️ それ以来娘は村に帰って来なかったが、いつしか、娘は村の犠牲になったのだと云われるようになりました🐌 いつしか、娘が落とした櫛のあった谷川の岸に、玉紫陽花の花が咲き出して、いつも娘の居なくなった日を待って散っていきました🐌
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悪代官
No.1143 リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属 その2 「いわて乙女」という品種です☺️ エゾオヤマリンドウの園芸品種です☺️ リンドウは岩手県を代表する花で、日本で出荷される半分以上が岩手県産です☺️ 私は、キキョウやリンドウの清楚な青い花が好きです☺️ 📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖 2020年東京オリンピックは復興五輪でした🌱 しかし、この目的は達成できたのだろうか🦛 唯一、復興五輪となった取組は、副賞として贈られた「ビクトリーブーケ」くらいで、この取組も果たしてどのくらいの人達がわかっただろうか☺️ このブーケには、トルコギキョウ(福島県産)、ヒマワリ(宮城県産)、リンドウ(岩手県産)、ナルコラン(福島県産)を主催地のハラン(東京都産)で束ね、約5000個用意された☺️ パラリンピックの閉会まで、延べ約700人のフローリストがボランティアで参加している🌻 「東北3県の花がメダリストに渡ることで、世界中の人達に、復興途上でも頑張っている被災地の姿を発信したい」というみんなの思いが通じることを願わずにはいられない🌻 パラリンピックでは、ヒマワリ🌻は、バラ🌹に代わります🎵 ヒマワリ🌻の花言葉は、 「私はあなただけを見つめる」、「愛慕」🎵 トルコギキョウの花言葉は、「優美」、「希望」🎵 ナルコランの花言葉は、「元気を出して」🎵 リンドウの花言葉は、「正義」、「誠実」🎵 ハランの花言葉は、「強い意思」、「強い心」🎵 男泣きに泣かむとすれば竜胆がわが足もとに光りて居たり 北原白秋
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悪代官
No.1142 ヒマワリ(向日葵) キク科ヒマワリ属 その7 花な大きさは15センチくらいなんですが、1本から花柄が10本くらい出ています🌻 📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️ 2020年東京オリンピック・パラリンピックは、東日本大震災に際して、世界中から頂いた支援への感謝や、復興しつつある⁉️被災地の姿を世界に伝え、国内外の方々に被災地や復興についての理解や共感を深めていただくことを主眼として開催されます☺️ 東日本大震災における最大の悲劇は、石巻市の大川小学校(当時全校児童108人)の子どもたちが大勢犠牲(児童74名、教職員10名)になったことではないだろうか🌻 小学校は現在、震災遺構として一般公開され、大川伝承の会などの語り部により、震災を伝え、この経験と教訓が未来の命を守る力になれるような活動が行われています🌻 2011年6月の始め、我が子を亡くした8人のお母さんが、丘の上の花壇に向日葵の種子を蒔きました🌻 向日葵は、塩害でひょろひょろやせっぽち🌻 それでも、お母さんたちは、子どもを捜索しながら、毎日世話をしました🌻 やがて、向日葵はお母さんたちの背丈を越える大きさに育ち、小学校の方を向いて、ピカピカの花が咲きました🌻 お母さんたちは、向日葵に「もう泣かないからね」と、守れそうにない約束をしました🌻 向日葵に声を放ちて泣きにけり 安部みどり女 阪神・淡路大震災におけるヒマワリの話は、No.491(2019.7.20)です☺️
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悪代官
No.1134 エノキ(榎) 漢名:朴樹 アサ科エノキ属 その2 榎は国字です☺️ 葉の大きさは10センチくらいで、葉の上部(先)にのみ鋸歯があります☺️ この果実の大きさは、7ミリくらいで、秋になり熟せば食べられます😋 📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️ 昔、この村にさとという名の美しい娘がおりました🎵 娘は、毎日黄昏時になると、川のそばで唄を歌っておりました🎵 ある日、娘が歌っていると、その声にひかれてか、立派な若者が立っていました🎵 娘が歌っているそばには、必ず若者がありました🎵 その頃村では、八幡様の境内の大榎を伐って、川に橋をかける相談が行われていました🎵 そして、ある晩、若者は「お前と会うのも今宵限りだ」と云って、大変名残惜しそうに帰っていきました🎵 翌日、その村では、大榎の切り倒しにかかりました🎵 すると、不思議なことに、切り口から真っ赤な血が吹き出し、木は倒れていきました🎵 いざ、運び出そうとしましたが、今度はびくとも動きませんでした🎵 困った村人の中から、「さとを呼んできて、歌わせてみよう」という話がでました🎵 早速、さとを呼んできて歌わせ、音頭をとらせてみると、びくともしなかった大榎が、自ら動くように、川の所まで運ばれていきました🎵 この日を境として、若者の姿は見えなくなってしまいました🎵 川端の岸の榎の木の葉をしげみ道ゆく人のやどらぬはなし 藤原為家
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悪代官
No.1127 エゴノキ(エゴノキ) 別名:チサ、チシャノキ エゴノキ科エゴノキ属 その2 エゴノキの英名は、japanese snowbell🔔 このpicを見ると納得ですねぇ🙄 また、花言葉が「壮大」というのも、これだけ花を付ければ納得です☺️ 📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖 「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」は、仙台藩伊達家のお家騒動を題材にした歌舞伎です☺️ 「御殿飯焚の場」🎵 忠義の乳母の政岡が、我が子千松と共に、幼君鶴喜代を守るくだり🎵 御殿で乳母の政岡自らが飯を焚きます☺️ その間、鶴喜代と千松は歌を歌って遊びます☺️ こちの裏のちさの木に🎵 雀🐦️が三疋とまって🎵 一羽の雀のいうことにゃ🎵 そこに管領の奥方栄御前が現れ、お菓子を差し出します🎵 政岡は毒が入っているかも知れないので、鶴喜代に食べさせるわけにもいかず、さりとて、管領からの土産を無下にもできず🎵 すると、千松が突然駆け寄り、菓子を頬張り、菓子の入った箱を蹴飛ばします🎵 毒が入っていることを知られたくない、栄御前の付き人が「無礼者」と、千松を刺し殺します😿 その時、政岡は懐に鶴喜代を抱きしめ、守り抜きます🎵 人々が去り、政岡は一人になりました🎵 政岡は、幼君の身代わりとなった我が子千松を抱き抱え、誉め讃えました☺️ 陽にまがふ何かしらけし眺めには若葉もわかずえごの鈴花 北原白秋
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悪代官
No.1117 ヒトリシズカ(一人静) 別名:ヨシノシズカ センリョウ科チャラン属 その2 ヒトリシズカの花後です☺️ 果実が出来つつあります🎵 春先に白い雄しべの花糸が目立つ花です🎵 葉が輪生しているように見えますが、2対の葉が対生したものです☺️ ヒトリシズカの名は、静御前の舞姿をイメージしていますが、ヒトリシズカは群生しますから、実際は一人舞には見えないよね😅 📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️ 春爛漫の吉野山でありました🎵 兄、頼朝に追われた義経は吉野山に身を潜めておりました🎵 しかし、吉野山の衆徒たちも、頼朝の命により、義経を討とうとします🎵 義経たちは桜舞い散る中、吉野山を逃れていきました🎵 家来の佐藤忠信は義経から、追手を防ぐように命じられます🎵 佐藤忠信が山中を歩いていると、静御前と巡り合います🎵 二人は衆徒たちを欺いて、義経たちを逃す相談をします🎵 佐藤忠信は、都からの参詣者に変装し、義経と頼朝が和解しそうだと、デマを流します🎵 そこに静御前が現れ、神前に集まる衆徒たちの前で舞を捧げます🎵 静御前の舞は、義経を敵に回すことの愚かしさを示すものでした🎵 衆徒たちは、静御前の舞の面白さに興じ、また武勇を聞かされたことで、義経を追い打ち取ろうとするものはいませんでした🎵 歌穂ひとつ一人静の名に白し 渡辺水巴
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No.1113 オオウバユリ(大姥百合) ユリ科ユリ属 その2 オオウバユリの葉は、ツヤツヤです😸 この子は何年生ですかね☺️ オオウバユリは種子から開花するまで、10年以上の年月を刻みます🎵 そして、開花すると、枯死するという一生を送ります☺️ すごい一生だよ🙄 📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖 二人の女が、村々を訪ねて、得体の知れないものを食べよ、という🎵 怪しんで断ると、ひどく怒るのであった🎵 次の村長のところにもやって来て、食べろ、という🎵 村長夫婦が思いきって食べてみると、美味しかった😋🍴💕 実は二人はオオウバユリとギョウジャニンニクの精霊でありました🎵 自分達が食べられる物だと人間たちが知らないので、残念に思って、教えに来たのだ、と語りました🎵
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悪代官
No.1100 ラショウモンカズラ(羅生門葛) シソ科ラショウモンカズラ属 その2 ラショウモンカズラは直立すると、30センチくらいあるから、目立ちます☺️ 群生もするしね☺️ 花は羅生門で渡辺綱に切り落とされた鬼の腕に例えられ、その名があります☺️ 花の大きさは、5センチ弱です🎵 📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖 春雨の降る夜でした🎵 源頼光は館で、藤原保昌、渡辺綱と酒宴を繰り広げておりました🍶 その最中、保昌が羅生門に鬼が出るそうだという話をしだします🎵 それを聞いた渡辺綱は、確かめてくると言って、頼光から行った証となる札を賜り出掛けます🎵 渡辺綱が一人羅生門に向かうと、雨風が強くなります🎵 羅生門にたどり着いた渡辺綱が、証拠の札をおいて帰ろうとしました🎵 その刹那、渡辺綱の兜をつかむものがいました🎵 鬼神が兜を掴んでいました👹 渡辺綱は、刀を抜くと、鬼神の腕を見事切り落としました😱 腕を切り落とされた鬼神は、空に逃れて行きました👹 渡辺綱は、頼光四天王の一人です☺️ あとの三人は、No.449(2019.6.9 )を見てね☺️ 藤原保昌は、和泉式部(再婚)の夫です☺️
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悪代官
No.1091 フジバカマ(藤袴) 別名:秋蘭 漢名:蘭草、香草 キク科ヒヨドリバナ属 その4 藤袴の若葉です☺️ まだ3枚に枝分かれする前です🎵 以前紹介したのは藤袴の園芸種でしたが、これは山野草屋さんから手にいれたので本物かも😻 もう少し大きくなればわかります☺️ 万葉の時代には、フツーに咲いていた藤袴も今では絶滅危惧種です😥 藤袴は生(⁉️)では香りがありませんが、刈り取ってしばらくすると(生乾き)いい香りがしてきます☺️ この香りは、桜餅の桜の葉と同じ香りです💓 この香りはクマリンです🎵 📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖📚️📖 昔、臈長(ろうた)けた美しい姫が、秋の雨に打たれながら、涙を流し野辺をさまよっていました🎵 姫があまりにも美しかったので、誰も近づくことも出来ませんでした🎵 雨の一夜が開けたとき、姫の姿はどこにもありませんでした🎵 そのかわり、姫がいたところに、可憐な薄紫の花が咲いておりました🎵 これをみた里人たちは、この花はあの姫の精に違いないと思いました🎵 それはこの花の色が、姫が着ていた袴の色と同じ紫色だったからでした🎵 それで里人たちは、この花を「藤袴」と名付けました🎵 この悲しい話を紀貫之は歌に詠んでいます🎵 気になる方は、No.169(2018.10.21)を見てね☺️ なに人かきてぬぎかけし藤袴くる秋ごとに野べをにほはす 藤原敏行 古今和歌集 巻4 秋歌上 239
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