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ハオルチア  羽衣の一覧

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ぷっしぃ
ハオルチアの「羽衣」を見てて、ふと思ったんですよね。コイツって何なんだろう?って。 一般的には古くから知られるブラックベルディアナの選別品とされているようですが、実際のところ本当にそうなのかなって。 いやまぁそもそもはブラックベルディアナとして入って来たものに間違いないとは思うのですが分類の細分化が進む昨今、コレを現在の分類に当て嵌めるて考えると一体どの種に該当することになるのかな?ということです。 これほどまでに美しく、大きく、そして育て易い優秀なハオルチアがいつまでも正体不明というのは、個人的にどうしても耐えられなかったんですよね。 こうなったら何が何でも絶対に正体を突き止めてやる!!と、珍しくやる気を出したわけです。 で、色々と調べてみた結果、ブラックベルディアナ系で現在「バテニアエ(batteniae)」と呼ばれているレース系ハオルチアに辿り着きました。 バテニアエはかつてブラックベルディアナの変種「マジョール」と呼ばれていたもので、その名の通り巨大なブラックベルディアナといった風貌のハオルチアです。 その中でも一部地域のバテニアエが羽衣に非常に酷似した外見をしておりまして、僕の中ではもうそれにしか見えないくらい良く似てるんですよね。 更にバテニアエはブラックベルディアナ系最大種、むしろレース系最大種と呼ばれるほど大柄な種でして、この点に関しても羽衣の特徴と一致していると言えます。 羽衣も成長すると非常に大きくなりますからね。 「ブラックベルディアナの選別品」と聞くとまるで品種改良により意図的に作出された品種のように思ってしまうかもしれませんが、僕個人の考察としては過去に「ブラックベルディアナ変種マジョール」として輸入されたハオルチアの中で大きく見栄えのする個体に一部の業者があたかもそれっぽい商品名を付けて売り出したのが「羽衣」の始まりだと考えております。 しかしこれを証明するにはバテニアエと羽衣を実際に見比べる必要があるわけですが、お目当の個体をピンポイントで入手するというのが非常に困難なため現実的には証明不可能なんですよね。 日本に入って来たのも相当昔のことでしょうから、当時の個体が販売元のナーセリーで現在も系統維持されているという可能性も低いと思いますし… つまりこの話しは結局のところ、どこまで行っても結論が出ないということです。 いやはや、我ながら時間の無駄でした。 結局は謎のままです。迷宮入りです。本当にすいませんでした。 あ、あとアレですよ。 これも個人的な意見ですが現在「羽衣」として出回っているものには最低でも3つの系統があるのではないかと考えておりまして、それぞれ別種なのか、もしくは同種のタイプ違いなのか、それすらも分かりませんからね。 バテニアエバテニアエ言う前にまずは「羽衣」という品種そのものの定義を明確にする必要がありそうです。 ちなみに僕が羽衣の正体だと思っているのはS of Cradockという産地名の付いたバテニアエか、もしくはDMC13823というナンバーの現在ハオルチア・インテリアと呼ばれているものか、まぁ何となくそのへんのヤツじゃないかなーと思っているのですがどうでしょうか。 とにかくやる事が無くて暇で暇で暇すぎて休みの日は一日中アリの行列をひたすら凝視してますってくらい暇な方は是非ともネットで確認してみて下さい。
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