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果物の花の一覧

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醜男
バナナ バショウ科バショウ属の多年草。東南アジア原産。紀元前5000~1万年頃には栽培が始まっていたという歴史の古い果物。日本には江戸時代に東南アジアから琉球王国に伝わった。花期は5~10月。雌花と雄花がある。バナナの花穂は、花軸の基部には雌花を、先の部分には雄花を分化し、最先部は紫色の苞に包まれていて丸形や紡錘形となる。これをバナナハートと呼び、サラダ、炒め物、煮物などに用いる。苞が外れると花が咲く。雌花が果実に成長する。 生食用の他、料理用や観賞用の品種もあり、その数は合わせて300種以上。世界中で生産されるバナナの約半分は料理用だが、日本での利用はほとんどが生食用で、主にフィリピン、エクアドル、台湾から輸入している。生食用として出回っているのはフィリピン産の『キャベンディッシュ』という品種が中心で、日本で食べられているバナナの約80%を占める。さっぱりした味わいなのが特徴。『台湾バナナ』は甘味と香りが強く、ねっとりした食感がある。その他、長さ10㎝ほどのモンキーバナナ『セニョリータ』や、果皮が赤い『モラードバナナ』、小ぶりで果肉がなめらかな国産の『島バナナ』などがある。 バナナには食物繊維やビタミン類、カリウム、フラクトオリゴ糖などの機能性成分が多く、比較的低カロリーで、バランスのとれた優れた果物である。果指1本が90kcal前後でご飯一膳の約半分、食物繊維が比較的多い。ビタミンB1・B2・Cのほか、カロテンも含む。ミネラルは鉄、カルシウム、カリウムが多い。生食用バナナに含まれる糖質は消化、吸収が良い。また、価格面からみても優等生といえる。バナナが周年絶えることなく豊かに供給され続けている背景には、プランテーション作物として品種の改良、経営の大規模化、栽培技術の向上、貯蔵、流通過程の改善、商取引の競争などがあげられる。 出典『図説 果物の大図鑑』『食材図典』『フルーツひとつばなし』
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醜男
金柑(キンカン) ミカン科キンカン属の常緑低木。中国原産との説があるが、マレー半島からインドシナ地域が原産地で、古くに中国南部に伝わり、日本には1826年(江戸時代末期)に渡来したといわれる。中国の船が日本近海で難破し、静岡県の清水港に寄港した折、船員からもたらされた種が撒かれたことから日本での栽培が始まったといわれる。花期は6〜8月。葉腋に白い花を1〜3個つける。花弁と萼片はそれぞれ5枚。刺は短いが鋭い。果実は冬に黄色く熟す。着色すると美しいので、盆栽仕立てにして鑑賞用にもなる。 キンカンは他の柑橘類と違って外皮を食べる。皮の部分に独特の甘みとわずかな苦味があるのが特徴。古くから咳止めなどの民間薬として親しまれてきた。生食のほか、砂糖漬けやマーマレードにも利用される。風邪をひいたときはキンカン酒を飲んで休むとよいといわれる。キンカンには波寧(ニンポウ)、長実(ナガミ)、丸実(マルミ)などの品種があり、波寧は日本で一番多く栽培される。果実が大きめで甘いのが特徴で、中でも宮崎県の地域ブランド『たまたま』は、皮が柔らかいので生のまま皮ごと丸かじりできる。その他、近年は種なし金柑の育成が進み、『ぷちまる』『宮崎夢丸』なとが誕生した。 名前は、果実が鮮やかな金色に見える柑橘類であることに由来する。他の説として、キンカンは中国語では『金橘』と書き、日本人は『きんきつ』と読んだ。橘は日本の野生のミカンであることから、『金橘とミカン』からキンカンになった。また、キンカンは『○ん○ん』と『ん(運)』が2つつくので運がつく縁起の良い果物とされる。つるつるとした丸い果実から、日本人は江戸時代より禿頭をキンカン、キンカン頭などと呼ぶ。 出典『フルーツひとつばなし』『食材図典』『図説 果物の大図鑑』『樹木の名前』
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