警告

warning

注意

error

成功

success

information

俳句の一覧

いいね済み
181
いいね済み
ねこたんぽ
5月もGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました<(_ _)> 今回も僭越ながら講評させて頂きます(敬称略)。 春暁を怏怏と行く老鴉かな 種 📝春暁、怏怏、老鴉の音が響き合ってリズムが生まれています。言葉の伸びやかな響きと怏怏のやや屈折した意味が不調和なところも面白い。 後ろ髪引かれる思いの花の雨 tree 📝花散らしの雨。花の視点から詠まれたそうですが、人の視点でも十分解釈可能。さらりと素直なのが良いですね。 パサージュの鉄と硝子と春の空 そらもよう 📝フランス旅行の点描。人工物(パサージュの鉄と硝子)も長い時を経れば自然(空)としっくり調和して美しいものとして映る。歴史ある街の素敵な描写です。 幾つもの花言葉抱き薔薇咲く もち 📝とても分かりやすい句なのに、この薔薇を人あるいは人の心の隠喩とみれば途端に深淵に。こういうの、すき。 巣立ち鳥離れてそこで声を追い メイ 📝これは新一年生と見守る母親の光景でしょうね。声を追うのは雛も親鳥も。親は子の自立のために心を鬼にして敢えて「離れて」いる。妻のお気に入り句です💁🏻‍♀️ 青楓竹筒つたうピントンしゃん IDK90 📝楓の若葉が美しい庭園の水琴窟ですね。竹筒の一言で水琴窟を想起させるのが上手い。オノマトペは用い方が難しくて面白いのですが、三味線風にすることで風流、粋な感じを出しています。カタカナからひらがなへの転換も水滴が落ちた瞬間の硬質な響きが余韻をひいて柔らかく消えていくことをよく表しています。 自販機のボタンみな青く初夏 risho 📝着眼が素晴らしい。初夏とは自販機のボタンの赤(ホット)が全部青(コールド)になる季節である。新たな定義が生まれました。妻のお気に入り句です💁🏻‍♀️ 葉のたわみ蜂の重さを感じとり 小菊 📝素直に共感できる一句。軽やかにそこからここへと舞い飛ぶ蜂が葉に留まるや撓う枝先。小さな虫にも生命の重さが確かにあるのです。 青梅の鈴なりに成る若葉かな 野菊 📝梅も青、若葉も青で、一面青の清々しさを詠まれています。「鈴なり」は果実が沢山なっていることですから「成る」と言う必要はないでしょうし、青梅と若葉がどちらも夏の季語で季重なりです。この辺りを工夫して、例えば、 鈴生りや青梅見れば全て青 などとすることもできますね。 早苗田に雲のんびりと進みおり ゆん 📝早苗田ですからまだ水面が多く見える状態。それが水鏡となって空を映しているのでしょう。「に」の一言でそうなのだろうと思わせます。初夏の田園の心安らぐ描写です。 前を行くゼッケン遠し青葉騒 いざよい 📝初夏のトレイルランニングの点描です。青葉騒という言葉が生きています。初夏のスポーツの生き生きした印象と若葉の騒めく生命感が呼応するわけです。勝ち負けを度外視して自然の中で走ることを純粋に楽しんでいることも明確に伝わってきます。 面会後足取り重く母子草 たぼ女 📝哀切極まる句。句意は明瞭。母に会いに病院あるいは施設に行った帰りの心情ですが、「母子草」という名前が痛切に響きます。今回の私の特選句です🐈‍⬛ 拙句から妻が選んだ一句は💁🏻‍♀️ 畑打つ人ぞ小さく偉大なり 猫凡 自句自解:高齢化の進む山あいの地に畑が広がっています。黙々と耕す小さな人影。来る年も来る年もこうしてきたのでしょう。人間はちっぽけな存在ですが、それでも大したものなのです。 今回の自選句。 1812聴こうシラーが咲いたから 猫凡 自句自解:シラー・カンパニュラータは和名の通り釣鐘型の花を鈴なりに付けます。高らかに打ち鳴らされる鐘の音が響き渡るように。鐘といえばチャイコフスキーの序曲「1812」のフィナーレです。ロシアは今こそ、ナポレオン率いるフランスに侵攻された恐怖を思い出して欲しい。他国を侵そうとする企ては歴史上殆ど全て失敗に終わってきたことも。 GS句会は毎月19日、季題なし、参加資格なしで開催しています。次回もどうぞよろしくお願いいたします😊
いいね済み
195
いいね済み
ねこたんぽ
先日はGS句会に御参加・御閲覧ありがとうございました😊今回も徒然なるままに感想など述べさせて頂きます(敬称略)。 己が影に鴉も惚れる春水路 種 😸水温む春、一羽のカラスがじっと水路を見つめている。緊張が緩む春ののどかな感じがナルシスト鴉という見立てでよく伝わってきます。妻のお気に入り句💁🏻‍♀️ さくら笑う面影携えそぞろ道 IDK90 😸笑うのは綻び始めた桜か、それとも今は亡き人か。思い出のある道を思い出と共に歩む人の心が沁みてきます。 山の香を抱きて煙る春の雨 佐助 😸里山の幻想的な風情。雨が優しく温かいことが「抱く」という一語で伝わってきます。 崖線の呼吸のように熊谷草 いざよい 😸「崖線」はがいせんと読み、崖が連続する地形で、水の湧きやすい場所です。そうした場所を好む熊谷草の花を、息を吸った肺に見立て、大地が呼吸していると想像したわけですね。今回の特選句とさせて頂きます👏 猫の恋糸切り餅の塩ほのか べにしし 😸糸切り餅は滋賀県多賀町の名物だそう。調べてみると米粉をよく撞いて餅のようにし、餡を入れたあと糸で一口大に切ったもの。美しい和菓子です。旅先でこれを賞味している傍で猫が睦み合っている。穏やかで幸福な情景ですね。妻のお気に入り句💁🏻‍♀️ 旅先の小鮎のような女の子 べにしし 😸竹生島への船の一コマでしょうね。琵琶湖を進む船、元気いっぱいにはしゃぐ女の子、湖産の稚鮎のように活発でキラキラして見える。春から夏への旅の喜びが眩しい。こちらも特選句とさせて頂きます👏 短髪の乾く速さよ雲雀東風 芽生 😸夏近し、ショートカットにされたのでしょうね、乾くのが早くて気持ちまで軽やかに。元気に青空を舞うひばりのイメージともぴったりで、素敵な一句となりました。 目覚めの芝桜蠢く大地 aiko 😸一面の芝桜が風に揺れる様を大地がうごめくと捉えたのが面白いです。五七五に調整して、例えば「芝桜目覚め蠢く大地かな」などとするとより俳句っぽいかもしれません。 朝ぼらけ潰れた卵見つめおり ゆん 😸朝ぼらけイコール夜明け、ですが、語感からどこかほのぼの、のんびり、ユーモラスな印象がありますね。目玉焼きでしょうか、フライパンに落とした瞬間、あ潰れちゃった、ということだと思います。これはあけぼのでも夜明けでもなく朝ぼらけだからこそ成り立つ句です。妻のお気に入り句💁🏻‍♀️ 目が合ひて景色狭まる蛙かな 小菊 😸庭かどこかで蛙に遭遇、蛙の目線までしゃがんでいる構図でしょう。きゃっと飛び退く代わりにぐっと接近して蛙の見ている世界を感じる、そんな人って好きだなぁ。 藍苺を捥いで男女の仲となり お馬のけーこ 😸 藍苺ってブルーベリーのことなんですね。ブルーベリー狩りでしょうか、そこで思わず手と手が触れて恋が芽生えて‥かどうかは知りませんが、そんな想像を掻き立てる、けーこさんらしい句です。 タンポポのそばに小さきナズナ咲く 野菊 😸たんぽぽもなずなも春の季語ですから季重なりですが、この場合主役は勿論ナズナでしょうね。殆どの人が目を奪われるのは大きくて黄色いたんぽぽですが、野菊さんは小さくて白いなずなにフォーカスします。中島みゆきの「弱きもの汝の名を名乗れ、しなやかに」という歌詞を思い出しました。 沈みゆく重り潮の香春うらら たぼ女 😸釣り人にしか分からない楽しさってあるんですよ。カサゴなどの根魚を狙う代表的な仕掛けがブラクリです。オモリの下に数センチの糸で針を付けただけの単純なものを岩の隙間や堤防の際にゆらゆら落として誘います。釣れなくてもいいんです。春の陽射し、波音、潮の香、澄んだ水にゆらゆら沈む重りを期待を込めて見ているだけで釣り人は幸福です。 妻の推奨猫凡句💁🏻‍♀️ めくるめくなづななづなの舞踏会 猫凡 📝自句自解:なづなといえば若い果実の柄をちょっと裂いてぶらぶらにしてクルクル回すとペンペン鳴る遊びですよね。回って音がして、から舞踏会を連想し、クルクルからめくるめくという言葉が自然に出てきました。なづなを重ねたのは群生していることと手を取り合って踊ること、二つの意味を込めて。 今回の自選句 更紗木瓜チョコ携えて少女駆け 猫凡 📝自句自解:更紗木瓜ってなんだか頬染めて恥じらうような風情じゃありませんか?ちょうどバレンタインの頃でもあるし、愛するBABYMETALに「ギミチョコ‼︎」もあるし、恋にまっしぐらの少女で作ってみました。リズム的には五七五の末尾を全部E(え)にしてノンストップ感を出したつもりです。 GS句会は毎月19日、完全自由参加です。今後もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
いいね済み
18
いいね済み
芒花
【恐竜の 托卵をせる 星月夜】 芒花 写真と関係のない句ですが、ちょっと恐竜の話題を……。 アニメ・かいじゅうせかいせいふくの主題歌『ガオガオガオ』が配信されました。 この曲は私の推しているアイドル、ロージークロニクル🌹さんが歌っております🎶 とっても可愛い振り付けのダンスに😄面白いメロディー♪で癖になりますネ。 (ちなみにアニメでは「アニキ」というキャラが私のお気に入りですー💕🦕) 恐竜といえば、すみっコぐらしのキャラクター「とかげ」さんも実はトカゲではなく……という設定です(写真3枚目) 鳥の御先祖だけあって、意外と愛らしいフォルムをしているんですよね! 実物は分かりませんが羽根が生えていたという説もあります。 ここのところ体調が安定せず、変に元気だったりと少々ハイ気味な日が続いていまして、そういう時は大人しく過ごすのが(自分の)正解です😅 いつもながらイイねお返しすることが少なくてゴメンナサイ、閲覧だけしてくれた方も長々読んで頂き有難うございます☺️🙇💐 あ、1枚目2枚目の📷️は長谷川町子美術館のすぐ側の小さな公園になります、サザエさんの町は今だいぶ賑わっているみたいです😊お近くの方は、良ければ足をお運びになってみてください👣
いいね済み
176
いいね済み
ねこたんぽ
先日は🏷️GS句会に御参加、御閲覧ありがとうございました<(_ _)> 今回も徒然なるままに感想など述べさせて頂きます(敬称略)。 春泥の足跡並ぶボンネット ゆん 📝妻のココロの琴線に触れた句。曰く「小鳥かな?ネコかな?と心弾む句」。春泥の温い感じが、苦笑しているドライバーのおおらかな気持ちと呼応しているようにも思えます。 梅の花赤い蕾はぷっくりと真ん丸ころんと春待ち遠し yoko. 📝梅の花は丸い、これを「ぷっくりと真ん丸ころんと」と3つの言い方で重ねたところが良いですね。リズムも楽しく、ウキウキしてきます。 雨粒の五色さざめく卒業児 aiko 📝様々な晴れ着の子どもたち、生憎の雨ですが、雨粒さえカラフルに思える、そんな晴れやかな喜びが伝わります。 半熟の卵めきたる揺れ水仙 小菊 📝半熟卵と水仙は似ている、が句意ですが、単に色だけでなく、揺れもそこに含めたことで句が成立しましたね。新鮮な着眼だと思いました。 雪柳雪より白く風揺るる いざよい 📝前半の「い」、後半の「う」の調子が良いのと、見えない筈の風が白く見え、揺れている筈の雪柳ではなく風の方が揺れているという表現が素敵です。 春を呼ぶ秘密のボタン壁にあり 種 📝好きだなぁ、こういう句。猫凡の特選句です。何のためにあるのか分からない突起を壁に見つけた。誰も気に求めていないけれど、もしかしたら春を呼ぶスイッチ?ということでしょうね。閉じこもって内に向いていた心が外に開放されていく春の感覚がこういう想像を生むのでしょう。 春まだき「冷やし中華」の所在なさ risho 📝巧いなぁ、いつもながら。町角の「冷やし中華」の幟、まだ寒い時期は所在無げに見えますよね。それを切り取ってお見事。 ひなあられ独り占めして敵はなし 芽生 📝穏やかそうな女の子のまつり、それがひなあられの争奪戦に、という転換が愉快です。「それ!あたしのおやつ‼︎ちょちょちょ!フラゲしないでよ‼︎」が脳内再生されました(BABYMETALの曲「いいね!」) 待ってたのコブシはついに爆ぜ開く ケロ女 📝作者はコブシの花が大好きなのでしょうね。いつかいつかと切に待ち侘びた感が「爆ぜ」という表現となったのでしょう。 見開いた義母の眼春霞 たぼ女 📝何とも哀切な句。春、施設に入所されているお姑さんを訪ねて別れ際、お姑さんの目が潤んで霞んで見えた。そういう情景だと思います。作者と姑の関係が窺われ、胸に迫ります。読み方は「みひらいた ははのまなこ はるがすみ」でしょうか。中六で字足らずになるので、義母の眼や、とするのはどうでしょう。 妻の選んだ拙句💁🏻‍♀️ 冬鳥に給餌すつづら要らねども 猫凡 自句自解:解説しなくても分かりますよね。雀が恩返しでくれるものはつづらに入った宝物ですが、そんな見返りは期待しちゃいないよ、姿を見せてくれりゃそれで十分さ、というのが鳥を愛でる人間共通の思いでは? 梅早し君に見せむと心急き 猫凡 自句自解:梅早し、は予想外の梅の開花にちょっと驚いた、という季語です。そんなささやかな喜びを一刻も早く分け合いたい人がいる。「早し」「急き」の呼応もポイントです。 今回の自選句😸 くだら野に雪はくすきのえに逝き 猫凡 自句自解:くたらの(くだらの)は枯野のことですが、元々は百済野という地名でした。百済といえば白村江(はくそんこう、はくすきのえ)の戦い。日本初の対外戦争で、朝鮮半島に出兵し、ほぼ全滅という悲惨な結果に終わりました。枯野と言わずにくだら野を使うからには百済を活かしたい、雪は逝きに通じる、そんな発想で、太古の悲劇を詠んでみました。 GS句会は毎月19日、季題なし、完全自由参加の気楽な句会です。今後もどうぞよろしくお願いいたします🤗
いいね済み
225
ねこたんぽ
先日はGS句会への御参加・御閲覧ありがとうございました😊今回も徒然ナルままに感想など述べさせて頂きます(敬称略)。 ありったけの命満ちてヒヤシンス たぼ女 📝傷んだ球根から花を咲かせたヒヤシンス。「ありったけの命」を振り絞ったかのようで健気です。ミセスねこたんぽ選💁🏻‍♀️ 優し色有楽椿に平和の祈り のりよ 📝有楽椿という品種を初めて知りましたが、実に柔らかな印象の花ですね。殺伐とした世相の中、こういう花を皆が愛でることができればと願います。花自体が優しいというよりも、そう述べる人の心が優しいのです。 寒風に虫も食まない大根葉 ケロ女 📝今年は近年稀な寒い冬。虫のつきやすい大根葉がやけに綺麗なことで寒さを感じさせるのが面白いです。 春を待つ窓に並んだ猫と人 佐助 📝北国の家は暖かく作られているそうで、屋内にいる限り寒さは感じないとのこと。そんなぬくぬくの窓辺で、雪の積もった外を眺める猫と人。立春に相応しい明るい気分になりますね。 梅ふふむ土に雀の足の跡 種 📝「ふふむ」とは蕾のままでなかなか開花に至らない状態。梅見に来たけれど早かった。足元には雀たちの足跡。ふ〜む、雀も残念がって帰ったのかな?微笑ましい一句。 ねこじゃらしの骨白々と苔のうへ 種 📝ねこじゃらしことエノコログサ。花穂が熟して種子を散らすと枯れた芯が残ります。力を尽くして子孫を残し苔の上に横たわる姿を骨に見立てた。ねこじゃらしの新たな一面を見せて頂いた気がします。 陸奥の刀剣展や春浅し いざよい 📝刀剣展と春浅しを合わせたところが素敵です。鋭利で冷たい輝きの刀剣と、未だ冬の寒さを残した春の淡い陽射しが呼応するようです。寒いみちのくであることも生きています。 春塵に貝塚伊吹の捩れ立つ そらもよう 📝春は風の季節。土埃を巻き上げて強風が吹きつけます。貝塚伊吹は捩れた幹が特徴で、ゴッホの絵画のような趣があります。この木は実際には風と無関係に捩れているのですが、春塵と何と見事に調和するのでしょう。今回の私の特選句です😻 きよか あき姫 淡雪 はるみ おおきみ 恋の香 紅ほっぺ  お馬のけーこ 📝「いちご都々逸」良いですねぇ。そもそも都々逸とは、江戸末期に都々逸坊扇歌によって大成された口語定型詩で七・七・七・五のリズムでなるものです。恋愛がテーマのちょいと色っぽい内容が普通です。風流人のけーこさんらしく、イチゴの品種だけでちゃんと頬赤らめるような恋情を歌って下さいました。特別賞🏆 幻か吹雪照らして更待月 小菊 📝ふけまちづきとは月の出が遅く、夜更けまで待ってようやく出てくる月のこと。夜ふけの月光が照らす吹雪、凄艶な光景。御主人を起こして見惚れるのも分かります。 風緩みシーツ伸びゆく天の海 risho 📝早春の穏やかな晴れ間でしょうか、真っ白い(とは書かれていませんがそうに違いない)シーツがふわり靡いて海のような空へ伸びてゆく。視覚的にも皮膚感覚的にも心地良さ満点。ミセスねこたんぽ選💁🏻‍♀️ くれないの椿多輪でうるさかろ 芽生 📝鉢植えの場合、花が多すぎると煩わしく感じられることがあります。それが紅、しかも体調の悪い時、とくれば尚更。実感で分かる句。 ひと梅のパックス令和咲き誇る aiko 📝PAX(平和)といえばロマーナとかアメリカーナとか。超大国が圧倒的力を持つことで一定の秩序が保たれることが想起されます。無論それは権力を持つ側にとっての平和であって、普遍的なものでも永続的なものでもないわけですが。令和日本はどうなのか?「ひと梅」というのが意味慎重です。 誰訪ふや三尸虫揺れ朧夜へ ゆん 📝さんしちゅうは人の体内にいて、庚申の夜、その人の罪を天帝にチクるために抜け出すと言われています。朧夜の幻想的な印象がこの伝説と調和して妖しの世界を創出しています。 だし香る透き通る葱生姜のせ ゆん 📝食べ物俳句の名手ゆんさんの真骨頂。料理が何なのか分からないのがミソかな。うどんかな、鴨南蛮そばかな、それとも‥。とにかく美味いに決まってる! 拙句から妻の琴線に触れた句は‥ 冬鳥の足跡波も消し惜しみ 猫凡 自句自解:浜辺に残る沢山の鳥の足跡。見ているだけで嬉しくなるのはなぜなのでしょう。厳しい冬を懸命に生きている鳥たちを思うからなのでしょうか。海よ、素敵なものを残しておいてくれて有難う。 今回の自選句は‥ 藍は天蓋大地は褥我が寒暮 猫凡 自句自解:寒暮、つまり冬の夕暮れが好きです。誰もいない中、独り佇んで空と海が溶け合うのを見つめていると地球を感じます。荘厳なる世界に自分がいることの奇跡。「我が寒暮」と言い切ってしまいたくなるのです。私の愛するロックバンド、ストラトヴァリウスのSoul of a vagabondの歌詞にインスパイアされて出来た句。 来月も🏷️GS句会をどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
1293件中 25-48件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2025.02.27

100均の製氷ケースで寄せ植え!おしゃれな多肉ポットをつくろう

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部