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ドングリの一覧

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醜男
粗樫(アラカシ) ブナ科コナラ属の常緑高木。春の新芽は美しい赤褐色で細かい毛に覆われる。これは幼い葉を紫外線や虫の食害から守るためだが、後になくなる。花は新芽が出ると同時に開花する。多数の雄花が垂れ下がってつき、雌花は新枝の上部の葉腋につく。雌花の後のドングリは黒い縦縞が目立ち、球状楕円形で10月に褐色に熟す。殻斗(かくと💬種に栄養を送った組織で、実が成熟して座布団のようについているもの。ブナ科の実に使われ、いが、ドングリの帽子ともいう)は鱗片が合着した同心円状の環が5~8個入る。ドングリの幅のほうが殻斗より膨らみ、お尻の部分が小さいためすぐに落下する。縄文時代からカシ類は食べられ、ドングリの貯蔵穴が発見されている。大陸から稲作が伝わる以前の大切な食糧だった。 カシの仲間は材として堅く耐久性がある。その性質から槍や小刀の柄や鍬、鋤、鎌などの柄、建築、船などの材料に使われた。『堅し(かたし)』の木からカシの名前がついた。堅に木偏をつけて樫の字が当てられた。アラカシの葉は白樫(シラカシ)に比べて幅広で鋸歯が大きく粗い感じなためアラカシという。 💬団栗(ドングリ)とは ドングリはブナ科の植物がつける堅い殻の実の総称で堅果(けんか)という。ドングリがなる木は日本に自生するブナ科の植物で全部で22種類ある。実のなり方は2種類あり、春に開花受粉してその年の秋に成熟する『1年型』と、春に開花受粉して次の年の秋に成熟する『2年型』がある。 毎年たくさん実るドングリは森の動物たちにとって秋から冬にかけての大切な食糧で、熊、猿、鹿、猪、狸、オシドリ、アオバトなどが食べる。こうして食べられたドングリは粉々に破壊されてしまうので、芽を出すことはない。他にリスやネズミ、カスケなどはすぐ食べるほか、巣穴や土に貯蔵する。土の中の忘れられたドングリは春に芽を出す。 ドングリは何年かに一度大量に実ると、その次は少ししか実らない。たとえばブナは5~7年周期で大豊作がくる。この『なり年』現象も植物の戦略と考えられる。毎年たくさん実らせてしまうと、ドングリを食べて動物が増え、せっかくの実も結局ほとんど食べられてしまう。しかし、実り具合を不定期に変動させれば、不作年のあとには動物が減り、そこで大量に実らせれば大半が食べられずに生き残れる。種をつなぐための知恵である。 出典『都会の木の実・草の実図鑑』『種子たちの知恵』『里山さんぽ植物図鑑』
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