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豌豆の一覧

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醜男
豌豆(エンドウ) マメ科エンドウ属の一・二年草。マメ科の植物は熱帯から寒帯まで地球上の多様な環境によく適応し、1万8000種が知られている。エンドウの原産地には諸説あるが、中央アジアから中東にかけての地帯が有力。自生種が麦類の伝播とともに地中海沿岸と中国へ伝わり発展したとされる。ヨーロッパには穀実用として中世に伝わった。13世紀頃から次第に野菜利用が増え、18世紀にはグリーンピース品種が登場した。アメリカにはコロンブス上陸直後に導入されたが、17世紀半ば前にイギリスから近代品種移入によって栽培が盛んになった。日本には6〜7世紀頃、少なくとも9〜10世紀までに中国を経て伝来した。初期には穀実用として、次いで今のスプラウトに近い芽生え、そしてサヤエンドウやグリーンピースの利用となった。明治時代に入ってアメリカから新品種が普及を増大した。 エンドウは、サヤエンドウと呼ばれる若莢を食用とする品種と、若い種子を食用とする品種に大別される。 莢用品種に東洋莢菜(とうようきょうさい)、洋種大莢、洋種小莢なとがある。代表品種のキヌサヤは東洋莢菜に属し、産地によって多くの名で呼ばれている。関西で人気のあるオランダサヤエンドウは、莢の長さが15㎝以上になる洋種大莢である。 若い種子を食用とするものでは、グリーンピースとするアラスカ、ウスイ、さらにそれらより糖含量の高いシュガーピースと呼ばれる仲間の、利根、瀬戸、島緑などがある。1970年代末にアメリカから導入されたスナップエンドウは青実が大きくなっても莢がかたくならず、莢、実ともに食べられる。エンドウマメの若い蔓と葉は豆苗(トウミョウ)と呼んで炒め物、汁の実、料理のつまなどに用いる。 花期は4~5月。花色は白、ピンク、赤、紫系など変化に富む。開花前の閉花受粉による自家受精で、花のほとんどは莢になる。開花後10〜15日ほどで莢が鮮やかな緑色となり、適期になる。青実用では開花後20〜30日ほどで、実が十分に肥大して莢の表面がざらざらして緑色がかなり薄れた時期からほぼ毎日収穫できる。 豌豆の『豌』には蔓が曲がりくねって伸びる豆の意など、名前の由来にはいくつかの説がある。サヤエンドウは莢のままで食べることに、またむき実の青実エンドウは青味のある未成熟の実に由来する。青実エンドウは、青豌豆や実豌豆とも称する。古くは胡豆(こず)とも言った。スナッピーまたはスナップビーンは張りのある若々しい莢の感じに由来し、スナックエンドウは単に商品名である。 出典『食材図典』『野菜・山菜ハンドブック』
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