《 最期の秋薔薇 》 ⑤ 薔薇の耀きが薄れてゆく11月に入ると、軽井沢レイクガーデンは今年の幕を下ろします 過去には、湖畔に三越百貨店があり、湖面には家族連れが乗る白鳥のボートがあちこちに浮かんでいたのです 三越が撤退した後で、数年をかけて今の新しい形のガーデンが出来上がりました 軽井沢にふさわしい、自然を生かした静けさの漂う見事なエリアを魅せています 近年、紅葉の時季に観光客であふれるようになった雲場池とはひと味異なって、長い期間を楽しめます 軽井沢への旅を計画されている方は、来春にはぜひレイクガーデンを散策されることをお勧めします☺️

《 最期の秋薔薇 》④ 絞りの薔薇は、花弁が赤を基調として黄色や白色が不規則にちりばめられた華やかな姿をしています フランス・デルバール社が作り出したものが多いのでしょうか 画家の名前などが付けられています 一色ではないので、眺めていると疲れるという人もいることでしょう。 好みが分かれるところかもしれませんね

《 最期の秋薔薇 》③ The Dark Lady 軽井沢レイクガーデンの薔薇の脇に、すべて名札がつけられているわけではありません この深い赤色の、たくさんの花びらが集められた大きな薔薇は おそらく The Dark Lady (黒婦人) 花の中に引き込まれるような妖艶な魅力があります 名前の由来を調べてみたら シェークスピアのソネットに因っているようです Shakespear Sonnets 127〜152 参照 和訳は、高木登さんの訳を拝借しています シェークスピア ソネット 144 三角関係 わたしには慰めと絶望の二人の恋人がいて それが二つの精霊のように わたしを絶えず誘う 善玉の天使は立派な美しい男性 悪玉の精霊は色の黒い女性。 女の悪霊はすぐにもわたしを地獄に落とそうと 善玉の天使をわたしから引き離そうと誘惑し わたしの聖人君子を悪魔へと堕落させようと 彼女の邪まな虚栄心で彼の純潔心に言い寄る。 わたしの天使が悪魔と変ずるかどうか わたしには分からないし確かなことも言えない だが、二人はわたしから去って仲良くやっているので わたしの天使は地獄にはまったと思っている。 このことは疑いのみで確かなことだと言えない 悪玉の天使が火攻めで 善玉の天使を追い出すまでは。

《 最期の秋薔薇 》② 軽井沢レイクガーデンの秋は、薔薇たちの饗宴で終わりを迎えます そして来春の4月20日ころまで長い眠りにつきます 素晴らしい薔薇たちの姿を眺めていると、来たるべき春の饗宴までがとても長く感じられます この庭園を管理する方々は、その間に木々や草花の手入れに全力を注いで、私たちの期待に応えてくれることでしょう☺️🙏

《 最期の秋薔薇 》 軽井沢ローズガーデンは来月４日で今年のガーデンを閉めます 先日訪ねた時よりも薔薇の花々は艶やかな姿を魅せてくれました そのときに撮りためた薔薇の花を続けて投稿してゆきます 🎶☺️