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Tillandsia circinnatoidesの一覧

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ねく
Tillandsia circinnatoides 写真の左側上下が今回入手した株です。 よもやリアルで本物に出会えるとは。 では。このシルシナトイデスについてのお話。 実は、世間一般でシルシナトイデスとして出回っている株はシルシナトイデスではありません。パウシフォリアですね。 何故このような誤解があるのかというと、販売者が間違っているわけではなく、根本的にナーセリーが名を間違えてリリースしています。 RFIやTI等のナーセリーは、真ん中の偽物をシルシナトイデスとして送ってくるのですね。 とある個人で仕入れた栽培家さんの調べによると、大量に輸入した株の4〜6割しか本物が来ないそうです。 ではこの本物と偽物の見分け方はというと。 光沢のあるトリコームを持つのはほぼ変わりありません。が、 まず、本物にはご立派な縦筋が入っています。 葉も本物のほうが断然硬いです。 イメージが浮かばない方は、クシフィオイデスがツボ型になったようなイメージで大体合ってます。 また花序も違いがあり、本物は一本だけ極太で丈の短い花序を出しますが、偽物は花序が分岐します。 もし市場でシルシナトイデスを見かけた際は見比べてみてください。 次に、シルシナトイデスとウェベリの違いについてです。 こちらは違いというより、品種が違うので並べればすぐわかります。 長細く大きいのがシルシナトイデス、丈が短いのがウェベリです。 葉の特徴としてはほぼ同じです。どちらも光沢があり縦筋が入ります。 また花序にも違いがあり、シルシナトイデスは前述の通りですが、ウェベリは花序をながーくのばして開花します。 開花段階での大きさだけなら、ウェベリはシルシナトイデスの丈を余裕でこえます。 ちなみにシルシナトイデスという名を直訳すると、「シルシナータのような」というふうになります。 シルシナータというのは現在のパウシフォリアのことです。 昔は分類が大雑把で、すべてひっくるめてシルシナータと呼ばれていましたが、品種が細分化された結果シルシナトイデスが生まれたというわけです。 まあ。結局は現在でも区別が曖昧というのは変わらないということですね。 お後がよろしいようで。
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