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ゲンペイコギクの一覧

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tetu-raw
八月の半ばに産まれたせいなのかどうかはわからないが、冬が苦手である。 十一月も半ばになると、恋に破れた少年のような心持ちになってしまうのだ。そんな気分の中で、源平小菊には何度か救われている。ペラペラヨメナの異名を持つこの花は、気まぐれなのか冬でも咲いてくれることがある。ワラワラと咲く姿も悪くないが、気まぐれに一輪だけ咲いてくれる姿も悪くない。子供が描く花の典型のような姿に、何度か救われた記憶がベランダ主にはあるのだ。 花後は綿毛になり、ベランダのあちこちにその種を蒔く。庭で育てている方の中には雑草指定した方もいるほどの生命力を持っている。思わぬ所で咲いている姿は狭いベランダの鉢でも何度か見たことがあるほどだ。 正式名称をエリゲロンカルビンキアヌスという。北アメリカに多いらしいが、行ったことがないので「らしい」というレベルでこの文節を閉じる。問題は、この花の名称である「源平小菊」である。 あたかも、源平の時代から我が国に存在していたような名称が、気にかかるのだ。調べたところ、源氏の白旗と平氏の赤旗を併せ持つからだというが、確かに、花の端にピンクの翳りを認めたことはあるものの、白い花びらが一般的である。よって、源源小菊なのではないか、、、といちゃもんをつけたいところだ。 ともあれ、ベランダ主は源平小菊が好きである。見ようによっては弱々しい姿でありながら、あちらこちらに種を蒔き、その領域を徐々に広げる源平小菊の逞しさも好きだ。 ここで重要なのは「弱々しい」および「徐々に」という印象である。あからさまな主張はしないというところである。 ペラペラな花びらは、今日のような曇天の陽射しを受けて輝き、弱々しさを逞しい生命力に変える。 ペラペラにはペラペラなりの生き方があるのだ。
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tetu-raw
路地でハルジオンの姿を見かけることが多くなった。ごめんなさいの格好でツボミをつけ、糸の様な花びらを広げるハルジオン(ハルジョオン)は、その後に咲くヒメジオンと共に好きな花だ。だが、背丈が高すぎる。ベランダという限られた空間で育てるには難があるのだ。 その点、源平小菊(エリゲロン・カルビンキアヌス)は地を這う様に育つ。低層小花が好きなベランダ主にとっては都合がいい。ツボミから開花に至る姿もジオン系と同じ種だけあって趣がある。開花期も長く、厳冬期の二月に咲いてくれたこともある。冬になると暗い気持ちになるベランダ主を何度か救ってくれたこともあるのだ。 確認できるところでは、二箇所でツボミを膨らませている。昨日、一番花を見つけたが、ツボミの数は 50 にのぼる。 大変可愛らしい花ではあるが、綿毛を飛ばし、ワラワラと増えてしまうので、庭で植物を育てる方には嫌われてしまうこともある。ベランダ主でさえ、引き抜いたことがあるほどだ。 見ようによっては、ヒメジオンに似ている地味な白い花だ。だが白い花を侮ってはいけない。ベランダ園芸歴十年を前にしたベランダ主は、白い花には飽きがこないことを知るようになった。
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