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唐辛子の一覧

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唐辛子(トウガラシ) ナス科トウガラシ属の一年草または多年草。中南米原産。起源地については諸説あるが、紀元前8000〜7000年にはすでにペルーやメキシコで栽培されていたとされる。コロンブスのアメリカ大陸発見(1492年)の後、スペインやイギリスに伝えられ、16世紀の半ば過ぎにはヨーロッパのほぼ全域に広がり、いくつかの甘トウガラシが分化した。一方では16世紀半ば前にはインド大陸に伝えられ、多くの品種が分化した。17世紀に入って東南アジアや中国に広まり、現在につながる特徴的な品種が各地で成立した。日本への渡来は諸説あるが、1542年にポルトガル人宣教師が伝えたとされている。最初の利用は観賞用である。 名前は、唐(中国)から渡ってきた辛子の意味。別称には南蛮胡椒、高麗胡椒、また単に南蛮、胡椒等がある。トウガラシを表す英語chilliは、古代のメキシコ語で唐辛子を指す語に由来するという。ちなみに、『エビチリ』は元々、トウガラシの入ったチリソースを用いたのがはじまり。トウガラシのchilliと南米のChileは似ているが無関係。また、トウガラシ属Capsicumの語源に関しては、ギリシャ語カプサ『箱』に由来する説(袋状の果実から)や、刺激的な味からギリシャ語カプトー『咬む』に由来する説がある。辛味成分のカプサイシンはこの属名に由来する。ギリシャ語カプサから、ラテン語capsa『箱』が派生し、英語のカプセルが生まれた。 葉は尖った細い披針形で、葉が互生する。葉腋から花器と分枝を出し繁茂していく。分枝性が旺盛で、無整枝では株の中央部分が受光不足になって分枝が徒長するほど繁茂する。生長した丈は30〜100㎝内外に達する。花期は6~9月。収穫期間は6〜11月と長い。自家受粉を主とするが他家受粉が少なくない。種類が多く、辛味の程度は品種により数百〜数千倍の差がある。 ・鷹の爪 日本のトウガラシの代表で最辛の品種。薄肉で乾燥しやすく、干果を漬物に入れたり一味や七味の材料とする。 ・八房(やつぶさ) 果実が上向きに房成りとなり、全体が同時に熟すため収穫が容易。辛さは中辛で小果は鷹の爪の代用、大果はキムチ用。 ・伏見辛(ふしみから) 細長い中辛または小辛の品種。主に葉とうがらし用で、関西では緑果を漬物に入れる。 ・五色(ごしき) 果色が淡緑から紫、黄、橙、赤へと変化し、観賞用とされる。 ・ハラペーニョ 楕円形で肉厚の中辛品種。メキシコ料理で未熟、完熟ともに使用される。日本ではピクルスや缶詰が輸入されている。 また、辛味のない甘トウガラシには万願寺とうがらしや伏見甘長とうがらし等があり、近年作付け増の傾向がみられる。近年になって外国からの品種が導入され、ハバネロ、ハラペーニョ、ジョロキア等の苗が市販されている。 出典『野菜・山菜ハンドブック』『食材図典』『生薬単』『薬草の呟き』
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