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アセビ(馬酔木/梫木、アシビ、アセボ )の一覧

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カタバミ
2月は如月、衣を重ね着する月の衣更着(きさらぎ)とも言う。私の散歩道の道際等の草花達は、冬季から次の時季へと移り変わっていく準備に はすでに入っているようだ--- 1月からの、進む時候の移りゆくに観る草花の姿、姿---その12。  /下垂する小さな粒状花群、     その花木名や万葉の時代の懐古へも/   2月に入ってのいつもの散歩道の道際。 そこに、久しぶりの薄ピンクの粒状になって下垂する小さな花群に出会う。 その花群の姿を、‘あたかも女性の髪のように長く垂らして’と、いう表現を、ちょうど2年前に、ここで使って、散歩者に多少の驚きも誘うような姿を、そこかしこで観たのを思い出して、改めてそこでそれをジッと見続けた。 少し、その開花時期が早かったようだが、また、いずれここに出会い観ることを楽しみにしたいと思って、そこを離れた。 だが、この花木がの姿を目にするのが、この私の散歩道の道際にでは、年々少なくなって来ているようで、それが少し残念なのであるが---。 自分自身の、もっとこの花木への理解が必要とも思うのである。 この花木の、その名の謂れや万葉の時代での扱われへの懐古、遠望を少し深めてみたいと。      アセビ(馬酔木/梫木、アシビ、アセボ ) <‘花名アセビの由来’また‘「万葉集」での関わり’について、下記の「アセビ」より抜粋、次に:  有毒植物で鹿などの動物が食べ残すため、野生動物が多い山などでは本種が残り目立つことがある。 アセビの名前は、毒のある実という意味の「悪し実」から転訛したとする説が有力。 漢字の「馬酔木(アセビ)」は、本種を食べた馬が毒にあたり、酔ったようにふらつくことからきた当て字と考えられている。 『万葉集』にも登場する植物で、山の枕詞である「あしびきの」がアセビ(あしび)と結びつけられて論じられている。 日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。(その2つ) ○ 磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに  ○ 池水に 影さえ見えて 咲きにおう 馬酔木の花を 袖に扱こき入れな > ・アセビ<馬酔木、梫木、別名 アシビ、アセボ>(アセビ属 ツツジ科) (備忘: アセビの属性等について 3/9 ‘21) 上記の“アセビの属性等について”は、今後は下記の「アセビ」の属性等がとって替わる。      ↓ ・アセビ<馬酔木、別名 アシビ/アセボ>(ツツジ科 アセボ属) 日本、中国、台湾に分布する常緑低木~小高木。 日本では、本州の山形・宮城県以南から四国、九州に分布しており、山地の日当たりの良い場所などを中心に自生。 有毒植物で鹿などの動物が食べ残すため、野生動物が多い山などでは本種が残り目立つことがある。 アセビの名前は、毒のある実という意味の「悪し実」から転訛したとする説が有力。 漢字の「馬酔木(アセビ)」は、本種を食べた馬が毒にあたり、酔ったようにふらつくことからきた当て字と考えられている。 アセビの花期は3月~4月。 花期になると、枝先の葉腋から花序を出し、多数の花を咲かせる。 花序は長さ10~15㎝の円錐形で下垂する。 花は長さ8㎜程度の壺形で先が浅く5裂しており、下向きに咲く。 萼片も5裂している。 雄しべは10個あり、葯にトゲ状の突起が2個付いている。 雌しべは雄しべより長く突出し、黄緑色をしている。 野生種の花色は通常白色だが、稀にピンク色の花を付ける個体もある。 園芸品種ではピンク色の他、紅色の花を咲かせる品種もある。 果実は5~6㎜の扁球形の蒴果で、上向きに付く。 秋になって熟すと茶色くなり、5裂して中から種子が出てくる。 葉は互生、枝先に集まって付き、長さ3~10㎝、幅1~2.5㎝の倒披針形~長楕円形。革質で表面には光沢があり、ゆるく波打つ。 葉の先半分にはごく浅い鋸歯がある。 幹は灰褐色で縦に裂けめが入り、やや捻じれる。 枝を伸ばして樹高1~8mに成長する。 耐寒性、耐暑性に優れており、育てやすい花木。 成長が緩やかなので、剪定の手間もそれほどかからない。 耐陰性があり、半日蔭の庭でもよく花を咲かせる。 <アセビの主な品種> →ベニバナアセビ 淡紅色の花を咲かせる品種で、アケボノアセビとも呼ばれる。 →斑入りアセビ 葉に白い斑が入る品種。 →リュウキュウアセビ 沖縄本島、奄美大島に分布するアセビの亜種。 自然分布による自生種は数が少なく、絶滅危惧ⅠA類に指定されている。 アセビよりやや長い花を付け、葉の縁が波打たないのが特徴。 花序がアセビより短い傾向にあり、それほど下垂しない。 花色は白のみ。 樹高1.5~3mに成長する低木で、アセビほど大きくならない。 アセビ同様に庭木として流通するが、耐寒性は劣る。 <文学との関わり>* *出典: アセビ Wikipedia 『万葉集』にも登場する植物で、山の枕詞である「あしびきの」がアセビ(あしび)と結びつけられて論じられている。 花言葉は「献身」。 [万葉集の歌] 日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。 アセビの花を愛でた歌人の面影を示す歌が多く、『万葉集』が成立した奈良時代末期ごろまでには、庭園にアセビが植栽されて観賞されていたとみられている。 ○ 磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに 大伯皇女 ○ 池水に 影さえ見えて 咲きにおう 馬酔木の花を 袖に扱こき入れな [俳句] 馬酔木の木の花-春の季語の1つである。 (出典・参考: ガーデニングの図鑑 他)
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カタバミ
2月は如月、衣を重ね着する月の衣更着(きさらぎ)とも言う。私の散歩道の道際等の草花達は、冬季から次の時季へと移り変わっていく準備にはすでに入っているようだ--- 1月からの、進む時候の移りゆくに観る草花の姿、姿---その12。 /下垂する小さな粒状花群、  その花木名や万葉の時代の懐古へも/   2月に入ってのいつもの散歩道の道際。 そこに、久しぶりの薄ピンクの粒状になって下垂する小さな花群に出会う。 その花群の姿を、‘あたかも女性の髪のように長く垂らして’と、いう表現を、ちょうど2年前に、ここで使って、散歩者に多少の驚きも誘うような姿を、そこかしこで観たのを思い出して、改めてそこでそれをジッと見続けた。 少し、その開花時期が早かったようだが、また、いずれここに出会い観ることを楽しみにしたいと思って、そこを離れた。 だが、この花木がの姿を目にするのが、この私の散歩道の道際にでは、年々少なくなって来ているようで、それが少し残念なのであるが---。 自分自身の、もっとこの花木への理解が必要とも思うのである。 この花木の、その名の謂れや万葉の時代での扱われへの懐古、遠望を少し深めてみたいと。     アセビ(馬酔木/梫木、アシビ、アセボ ) <‘花名アセビの由来’また‘「万葉集」での関わり’について、下記の「アセビ」より抜粋、次に:  有毒植物で鹿などの動物が食べ残すため、野生動物が多い山などでは本種が残り目立つことがある。 アセビの名前は、毒のある実という意味の「悪し実」から転訛したとする説が有力。 漢字の「馬酔木(アセビ)」は、本種を食べた馬が毒にあたり、酔ったようにふらつくことからきた当て字と考えられている。 『万葉集』にも登場する植物で、山の枕詞である「あしびきの」がアセビ(あしび)と結びつけられて論じられている。 日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。(その2つ) ○ 磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに  ○ 池水に 影さえ見えて 咲きにおう 馬酔木の花を 袖に扱こき入れな > ・アセビ<馬酔木、梫木、別名 アシビ、アセボ>(アセビ属 ツツジ科) (備忘: アセビの属性等について 3/9 ‘21) 上記の“アセビの属性等について”は、今後は下記の「アセビ」の属性等がとって替わる。       ↓ ・アセビ<馬酔木、別名 アシビ/アセボ>(ツツジ科 アセボ属) 日本、中国、台湾に分布する常緑低木~小高木。 日本では、本州の山形・宮城県以南から四国、九州に分布しており、山地の日当たりの良い場所などを中心に自生。 有毒植物で鹿などの動物が食べ残すため、野生動物が多い山などでは本種が残り目立つことがある。 アセビの名前は、毒のある実という意味の「悪し実」から転訛したとする説が有力。 漢字の「馬酔木(アセビ)」は、本種を食べた馬が毒にあたり、酔ったようにふらつくことからきた当て字と考えられている。 アセビの花期は3月~4月。 花期になると、枝先の葉腋から花序を出し、多数の花を咲かせる。 花序は長さ10~15㎝の円錐形で下垂する。 花は長さ8㎜程度の壺形で先が浅く5裂しており、下向きに咲く。 萼片も5裂している。 雄しべは10個あり、葯にトゲ状の突起が2個付いている。 雌しべは雄しべより長く突出し、黄緑色をしている。 野生種の花色は通常白色だが、稀にピンク色の花を付ける個体もある。 園芸品種ではピンク色の他、紅色の花を咲かせる品種もある。 果実は5~6㎜の扁球形の蒴果で、上向きに付く。 秋になって熟すと茶色くなり、5裂して中から種子が出てくる。 葉は互生、枝先に集まって付き、長さ3~10㎝、幅1~2.5㎝の倒披針形~長楕円形。革質で表面には光沢があり、ゆるく波打つ。 葉の先半分にはごく浅い鋸歯がある。 幹は灰褐色で縦に裂けめが入り、やや捻じれる。 枝を伸ばして樹高1~8mに成長する。 耐寒性、耐暑性に優れており、育てやすい花木。 成長が緩やかなので、剪定の手間もそれほどかからない。 耐陰性があり、半日蔭の庭でもよく花を咲かせる。 <アセビの主な品種> →ベニバナアセビ 淡紅色の花を咲かせる品種で、アケボノアセビとも呼ばれる。 →斑入りアセビ 葉に白い斑が入る品種。 →リュウキュウアセビ 沖縄本島、奄美大島に分布するアセビの亜種。 自然分布による自生種は数が少なく、絶滅危惧ⅠA類に指定されている。 アセビよりやや長い花を付け、葉の縁が波打たないのが特徴。 花序がアセビより短い傾向にあり、それほど下垂しない。 花色は白のみ。 樹高1.5~3mに成長する低木で、アセビほど大きくならない。 アセビ同様に庭木として流通するが、耐寒性は劣る。 <文学との関わり>*      *出典: アセビ Wikipedia 『万葉集』にも登場する植物で、山の枕詞である「あしびきの」がアセビ(あしび)と結びつけられて論じられている。 花言葉は「献身」。 [万葉集の歌] 日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。 アセビの花を愛でた歌人の面影を示す歌が多く、『万葉集』が成立した奈良時代末期ごろまでには、庭園にアセビが植栽されて観賞されていたとみられている。 ○ 磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに 大伯皇女 ○ 池水に 影さえ見えて 咲きにおう 馬酔木の花を 袖に扱こき入れな [俳句] 馬酔木の木の花-春の季語の1つである。 (出典・参考: ガーデニングの図鑑 他)
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