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もちっこのタデ科天国の一覧

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10月31日撮影  接骨院の最寄り駅前。銀行の植え込みがとても面白いです。 これは先日、御岳渓谷の遊歩道で見たツルソバかも?と思った花によく似ています。 タデ科!という花ですね。 間違いなく園芸種なので ちょこ♫さんに教えていただいた ペルシカリア シルバードラゴンではないかと思います。 ペルシカリアで検索するとイヌタデの大きいものが多く出てきます。 ペルシカリア ミクロケファラというのが、ソバっぽいものの園芸種のよう。 ペルシカリア ミクロケファラの中に シルバードラゴン、レッドドラゴン…という種があるようでした。 前にも園芸種を載せていますが、ペルシカリアとはイヌタデ属の学名のカタカナ読み。 (タデ属の学名カタカナはポリゴナムですね。) 情報があまりないので、ツルソバの情報を。 ツルソバ(蔓蕎麦) タデ科イヌタデ属 名は、花がソバに似ているが、つる状になることからついたもの。 茎に刺はなく、よく分枝してつる状に伸び、または斜上して長さ1mほどになる。 帰化植物に見えるがれっきとした在来種。 葉は互生し、両面無毛で厚く光沢があり、長さ5-10cm、幅3-6cmの卵形~卵状長楕円形。先はとがり、基部は切形~円形でときに心形となる。托葉鞘は長さ1-3cmの筒形で膜質、先は斜めに切れ基部に下向きの小さな刺がある。 枝先に花が頭状に集まった密な総状花序をつくり、花被は長さ3-4mm、淡黄白色または淡紅色で5裂し、長さ3-4mm。雄しべは8個で花被より短い。花柱は先が3裂する。花柄には腺毛がある。 (素人植物図鑑 より) ツルソバは雄しべは花被より短い…とありますが、これは花被より長く突き出していますね。 園芸種として花の見栄えを良くしたのでしょうか。 それから、葉には葉柄がなく、茎を抱くようについているものもありました。
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10月16日撮影 耕心館 イブキトラノオと札が付いていました。 わたしが夏に見た花はもっと花穂がながかったのですが、こんなに短いものもあるのですね? タデ科!!…という感じの可愛らしい花です☺️ こんなに花穂が短いものはあるんだろうかと思って調べてみたところ、 ナンブトラノオが出てきました。 イブキトラノオは茎頂に長さ3〜8cmの円柱状の花穂ができる。 ナンブトラノオは花穂が1〜3cm…とあります。 花穂の長さでいえば、ナンブトラノオの方がピッタリです。 ですが、ナンブトラノオの花は淡紅色。 この花は白色に近いです。 花の色は個体差もありますから、これだけでナンブトラノオではない…とは言えません。 その他の違いは、 雄しべの数がイブキトラノオは8、 ナンブトラノオは10。 これはいいと思いましたが、ちゃんと撮影できていないので、わかりません😓 花柱は3。これはしっかり写っていますが、どちらも3で同じです。 もうひとつの特徴は葉です。 イブキトラノオの葉は長い葉柄を持つ根出葉と、葉柄が短い茎葉がある。葉柄の上部には翼がある。葉身は卵状長楕円形~披針形で、薄く、先端は尖り、基部は広くさび形~心形となる。 (いわてレッドデータブック より) ナンブトラノオはイブキトラノオよりも小型で草丈は人のすねほど。葉は厚く,葉柄に翼がない。 (撮れたてドットコム より) 出典は違いますが(どちらについても書いているものは見つけられませんでした) イブキトラノオの葉には翼があるものがあり、ナンブトラノオの葉には翼はないことになります。 この花の葉には…翼がありましたー!! 札もありましたし、やはりイブキトラノオなのですね。 だとすると、こんなに短い花穂のものもある…ということですね!! どうするとこういうことになるのでしょうか? イブキトラノオ タデ科イブキトラノオ属 滋賀県伊吹山に多く、花穂が虎の尾に似ていることから。 7~9月、細長い総状花序を伸ばし、白色または淡紅色の花を多数、つける。花弁はなく、萼は5裂する。
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10月4日撮影 奥武蔵の低山 ちょうど山を下りて、お寺方面へ歩いて行く道との交わる辺り。 この前に投稿したハナタデを撮っていると 上の方から子どもたちの声が聞こえてきました。 おおお、そういえば、この日は平日。 秋の遠足かな!? ちょっとやり過ごそうと思って、子どもたちが通り過ぎるまで、その辺りをウロウロしていて、ここがタデ科天国であることがわかりました😆 2つ目のタデ科はミゾソバ。 葉が牛の顔のように耳がぴょこんと出ています。(別名 ウシノヒタイ) この葉の形は卵状鉾形(ほこがた)というようです。鉾の形を丸くすると牛の顔みたいになるのですねー。 ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科イヌタデ属(タデ属とするものもあり)   茎は中空、下向きの小刺があり、根元は横に這い、立ち上がる。葉は互生し、長さ4~10㎝の卵状鉾形、先が鋭く尖り、基部が耳状にはり出し、牛の顔のような形をしているのが特徴である。葉柄と葉脈上に小刺があり、葉の両面に小さな星状毛がある。葉の形には変化が多い。葉柄には狭い翼があり、下部の葉柄の長さ2~5㎝。花は頭状花序に10~20個集まってつく。花柄には赤色の腺毛が密につき、長毛及び小さな星状毛がある。花被は長さ3~4㎜、淡紅色~白色、先の紅色が濃く、5裂する。花柱は.3裂。雄しべ8個。 (三河の植物観察 より)
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10月3日撮影 サクラタデや近似種のシロバナサクラタデが雌雄異株だとようやく知って、 今までの写真を見直してみました! (さらに調べて新事実発見。雌雄異株ではないようです!😳7時半追記) 近くの遊歩道でぼーぼー生えているシロバナサクラタデはどうだったかな!? …と思って見てみると…🙄 (この花も好きなので、通ると撮ってしまうので、最近のものがありました…というほど最近じゃないですけども) これはたくさんある雄しべよりも雌しべ(まぁるいコロンとしたものは葯ではなく柱頭です)が3本外に出ているので、 これは雌花でしょう。 …と思ったところ、さらに新事実!? サクラタデ、シロバナサクラタデ、共に雌雄異株とされてきましたが 現在では〝二異形花柱性〟であることが確認されているようです。 2つの異形な花柱とは、 雄しべよりも雌しべが長い〝長花柱花〟と 雄しべよりも雌しべが短い〝短花柱花〟です。 これが異株になっているのだとか。 (1996年の説で、2019年に更新されたサイトで確認しています) というわけで、これは 〝長花柱花〟ですね。(以前は雌花とされたもの) そして、花柱は普通は2裂ですが、まれに3裂する…とありました。 これは3裂した花柱をもつ、長花柱花ですね😉 そんでもって、 サクラタデの柱頭は3裂する。(2裂もある) シロバナサクラタデは2裂するがまれに3裂もある。 …と書かれているところが、種の違いを表しているなと思いました。サクラタデの白花版…ではなく、種が違うのですね。 サクラタデのコメントも直しておきます。
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9月23日撮影 片倉城跡公園 (10月22日更新)下までお読みください。 やっと会えましたー!🥰 見たかったサクラタデ。 ちょっと嬉しくて遠くから過ぎたり、近く過ぎたりして、うまく様子がお伝えできない残念な感じだったので、コラージュしました😅 サクラタデ(桜蓼) タデ科イヌタデ属 …と、ここで新事実が…。 サクラタデは雌雄異株なんだそうです。 えええー!? もしかすると、花ともさんたちの投稿で拝見していたのかもしれないのですが、実際に自分で調べないと頭に入らなかったということでしょうか…。 うむむ、悔しいところです。意識していなかったもので、撮影したものを確かめましたが、全て雄花のようでした…😂 (雄花は雄しべが雌しべよりも長くなるので雄しべが8個、飛び出していますが、 雌花は雌しべが雄しべよりも長くなり、3裂した柱頭が飛び出しています。←たまに2裂もあり) サクラタデ タデ科イヌタデ属 和名は花の色と形が桜に似ていることに由来する。日本産のタデ属の中で花が最も大きい。 (三河の植物観察 より) このあと近くの低山でも見つけているのですが、その写真も、雄花ばかりでした。 サクラタデについても同じかどうかがわからないのですが、近似種のシロバナサクラタデでは、比率は雄花6に対して雌花1…なのだそうです。 (参考にした資料 09/08/10 ビオ・荒川さいたま) 今度見かけたら、しっかり雌花を探します!☺️ (ここから更新) 現在は サクラタデ、シロバナサクラタデ共に 雌雄異株ではなく、二異形花柱性の株があるとされているようです。 雄株の雄花、雌株の雌花ではなくて 雄しべよりも雌しべが長い〝長花柱花〟 雄しべよりも雌しべが短い〝短花柱花〟 となります。 なので、これは雄花ではなく短花柱花なのだということです。(旧雄花…ですね)
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もちっこ
9月23日撮影 片倉城跡公園 木道の水辺はミゾソバ天国じゃーん!と思っていましたが、ぼーぼー生えている葉の中に違う形のものが😳。 これはウシノヒタイの形じゃないですね。 もしや!と思ってスマホで調べると 葉は披針形で基部が矢尻形になって茎をはさむ。先は鋭く尖る(野草図鑑 より) …やはり、ウナギツカミじゃないかな!? ウナギツカミ(鰻掴) タデ科イヌタデ属 つる性1年草 北海道〜九州の畦畔、水辺、空き地など湿った土地に生育する。種内の変異が大きく、早生の畑地型が狭義のウナギツカミ、晩生の湿地型がアキノウナギツカミと呼ばれてきた。茎はつる状に伸び、下部は地を這い、上部は斜上する。茎は四角形で稜に逆刺がある。葉は互生、葉柄は長く、葉柄の基部には膜質の托葉鞘がある。葉の基部は心形〜やじり形。茎上部の葉は短柄で、基部が矢じり形で茎を抱く。枝先に淡紅色の花を球状につける。花序は直径約1cm。花被片は5枚。上部が紅色〜紅紫色を帯び、長さ約2.5mm。そう果は花被に包まれ、濃茶褐色に紫色を帯び、3稜形で光沢がある。長さ約3mm。花期は5〜10月。(植調雑草大鑑) (松江の花図鑑 より) 和名の由来は 葉、茎には刺があってざらざらした感触のため、鰻をつかんでもすべらないだろう、という発想に基づく。 (山と自然の旅 野草図鑑 より) おお!これにもトゲがあるのですね。 茎にピントが合った写真を見ると、細かいトゲが見えました。 初夏のものをウナギツカミ、秋に咲くものをアキノウナギツカミと呼ぶようなのですが(上にも書かれていますね) 種内変異とされて、ひっくるめて「ウナギツカミ」とする…とされているようです。 以前はアキノウナギツカミ(秋の鰻攫、P. sieboldi)は、水辺や溝に生え、花期が秋であるものをいい、狭義のウナギツカミ(鰻攫、P. aestiva)は、畑地に生え、丈が約30cmと低く、花期が春から初夏であるものとして区別されていた。これらの区別については、生態的な型に過ぎないとし、2017年刊行の『改訂新版 日本の野生植物 4』では、ウナギツカミ P. sagittata var. sibirica にまとめられている。米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)でも同様である。 (Wikipedia より)
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9月23日撮影 片倉城跡公園 途中ご一緒させていただいた方が、 「サクラタデを見ましたよ」と仰っていたので、情報から、生えていると思われる方を帰りに通ろうと考えて歩いていました。 木道などもある水辺へ。 タデ科の花がたくさん生えていて、 サクラタデは!?…とワクワクしてきました。 これはおなじみのミゾソバです。 昨年、五色沼で見たときは感動!!でしたが、実物を見て気にかけるようになると、わりとあちこちで見ることができました☺️ 水辺で多く見かけます。河原によく生えていました。 ミゾソバ タデ科イヌタデ属 日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年生草本。やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多い。根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作る。茎や葉には棘があり、裸足での川遊びにはちょっとした邪魔者。  和名は溝に成育し、葉がソバに似ているからとの意味。別名の「うしのひたい」は、葉の形が牛の顔に似ているからである。花は8月から10月にかけて咲き、中心部は色が薄く、花弁の先端は淡い紅色。花の色や濃さには様々な物があり、ほとんど白色に見える物から全体が淡紅色の物まである。群れ咲く秋は、近寄ってみる金平糖に似て美しい。  ミゾソバの花は花弁に見える部分は萼であり、花弁はない。まぎらわしいですね・・・これはタデ科植物の特徴の1つです。 (岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 旧植物生態研究室(波田研)のホームページ より)
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もちっこ
9月20日撮影 トトロの森前 トトロの森までやってきました。 先日あげましたが、カナムグラの雄株、雌株がぼーぼー生えているのに出会い ふと振り向くと…? あれ?先日刈り取られてしまった…とがっかりしていたタデアイがしっかりたくさん生えています。 調べてみると、藍は刈り取りを2回するのだとか!! 第1回目刈り取り 梅雨明けの6月下旬~7月上旬ごろになると背丈50~70cm程に成長するので刈り取りを行う。晴天の日に、下から10cmのところで刈り取る。刈り取り後施肥する。 第2回目刈り取り 8月上旬~8月下旬ごろになるとまた背丈50~70cm程に成長するので刈り取りを行う。晴天の日に、下から10cmのところで刈り取る。種とり用の藍は刈り取らないでおく。 開花・種とり 種とり用の藍は9月上旬ごろになると白い花が咲く。その後10月下旬以降には種ができる。種ができた房を切り、風通しのよく乾燥した場所につるしておく。乾燥後は封筒に入れて保管し、翌年の種まきに使う。(藍は二度越冬すると発芽率が著しく下がります。) (マイト デザイン ワークス 蓼藍の育て方について より) むむ…?だとすると わたしが8月初めに刈り取られているところを見たのは2回目の刈り取り後? 今は種取り用に育てているのでしょうか? そういえば、去年も藍の花を見たのは10月でした。 藍の色を出すのは葉なのだとしたら、花を咲かせるのは、種を取るため…ということなのですね!! タデアイ(蓼藍) タデ科イヌタデ属
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