by wikipedia 南方熊楠が死の直前に「紫の花が見える」と言ったのはセンダンのことと言われている。 果実は長径1.5-2 cmほどの楕円形の核果で、10-12月頃に黄褐色に熟す。秋が深まり落葉してもしばらくは梢に果実が残る。果実は果肉が少なく核が大きい。たまにヒヨドリなどが食べに訪れる。しかしサポニンを多く含むため、人や犬が食べると食中毒を起こし、摂取量が多いと死亡する。 葉や木材には弱い芳香がある。背が高い上に、新芽・開花・実生・落葉と季節ごとの見かけの変化も大きく、森林内でも目立ちやすい。
センダン : 栴檀
長池公園の尾根幹線側の駐車場に近い公園の入り口で咲いていました。
一目で気に入りました。
ライラック??にしては、枝振りが違うし、花がライラックよりもっと柔らかい雰囲気。。なんだろう?
ふんわり優しい印象のたくさんの花と、緑の色が濃くない葉が、一体となって美しい木でした。
桜だと、葉があると、邪魔だなと、思うときもあるのですが、栴檀は、花だけでなく、葉も含めて全体としてつつましく優しく美しい。神話の女神様のような印象。
ピンクと白の花の木がありました。
熊楠先生も好きだったんだなぁ。
来年は栴檀の花見がしたいです。
栴檀は双葉よし芳し
なんて、ことわざ知りませんでした!
その栴檀は白檀のことだそうです。
熱帯、亜熱帯に自生。
日本では伊豆半島以西。。
ここ、東京だけど。。
ということで、北海道では育たないです。
万葉集にも 楝(あふち)と歌に詠まれていたようで、昔から愛されていた花木なのですね。
小さい野草が好きですが、花咲く木も大好きです
by wikipedia
南方熊楠が死の直前に「紫の花が見える」と言ったのはセンダンのことと言われている。
果実は長径1.5-2 cmほどの楕円形の核果で、10-12月頃に黄褐色に熟す。秋が深まり落葉してもしばらくは梢に果実が残る。果実は果肉が少なく核が大きい。たまにヒヨドリなどが食べに訪れる。しかしサポニンを多く含むため、人や犬が食べると食中毒を起こし、摂取量が多いと死亡する。
葉や木材には弱い芳香がある。背が高い上に、新芽・開花・実生・落葉と季節ごとの見かけの変化も大きく、森林内でも目立ちやすい。
由来
秋に楕円形の実が 枝一面につき、 落葉後も木に残るさまが 数珠のようであることから 「センダマ」(千珠) の意で命名された。
・”栴檀は双葉より芳し” の栴檀は この栴檀のことではなく、 白檀(びゃくだん)という木 のことを指す。(白檀は別名を栴檀と呼ぶ <参考> せんだんは ふたばよりかんばし:栴檀(白檀)は発芽したころから 芳香を放つことから、優れた人物は、幼いときから他と違って優れていることを示すことわざ。
万葉集にも読まれている木だそうです。
・「妹(いも)が見し 楝(あふち)の花は 散りぬべし
わが泣く涙 いまだ干(ひ)なくに」 (楝=栴檀)
万葉集 山上憶良
熊楠と栴檀 by南方熊楠を知る事典
南方熊楠は、亡くなる前夜、枕もとにいた娘の文枝さんに、「天井に紫の花が一面に咲き、実に気分が良い。頼むから今日は決して医師を呼ばないでおくれ。医師が来ればすぐ天井の花が消えてしまうから」と頼んだという(「終焉回想」)。文枝さんによれば、「父は毎年六月頃に花を咲かす庭の大きな楝(オウチ)の木を愛していた。昭和四年六月一日の御進講の日は、ちょうど門出を祝福するが如く、紫色の楝の花が空一面に咲き誇っているのを満足そうに見上げていた」