８月も既に下旬の散歩道。あるお住まいの垣根越しに見える、背丈2m以上もあるだろうか、そこに鮮やかな緋色の花びらが突然に私の目に飛び込む。

5枚の大きな花弁、表面に光沢があり、その幅はやや細くて重なり合うことがない。花弁とその隨にのぞく緑の萼とのデザインのコントラストが自己主張のように。朝咲いてその日の夕方には萎んでしまう短命な花。
蕾はそれなりの数付いてシーズン中は休みなく咲き次々くという---モミジアオイ＜紅葉葵＞(アオイ科)。葉が細いモミジ(カエデ)のような姿からのモミジアオイの名前が付いたという。同属アメリカフヨウとの雑種で、ハイビスカスの仲間。