吉祥草さん

役行者さんがお生まれになった地のお寺名にいらっしゃる吉祥草さん

役行者さんと言えば日本の和漢薬の創始者さんで草木の薬効を見出して胃腸薬『陀羅尼助丸』を作ってくださったお方

お水の豊かな日本の風土によって育まれる湿度は時に邪となり脾（消化器）を傷る

五行の【土】にある脾の負担は【黄】という色に現れるので日本で暮らすとお肌に黄色が現れ易くなるらしい
土の役割は変化である

なんだかお肌が黄色っぽくなっている時は脾胃がお疲れだったり 湿が溜まっていたりするサイン

吉祥草さんが好んで生える場所はどうやらお蛇さんが好むような半日陰の湿氣のあるところ

ジメジメした林の中で鮮やかな吉祥草さんの大群に出逢えたらなんとも幸運に出逢えちゃった感じなのかも

吉祥草さんはヤブランさんなどと同様に【咳止め】に働いてくださるんだとか


さて今日は冬至に最も近い甲子（きのえね）で“陽遁始め”なのだそうでここから陰陽のベクトルが変わって極まる陰の山の頂点を超えて陰の氣が減少して陽氣が増えていくよ

今年は“はらい”のチ“笑い”のチカラで陰の極まる隙間に入る邪を祓っていただける最高の陽遁始めでした