『マユミ』
🏷️今日のお花


真弓（まゆみ）：「真の弓」という意味で、他の木材で作られた弓よりも品質が良いとされていたことから名付けられたとされています。
材は粘り強く、弾力性に富み、折れにくいという特性から、古くから弓の材料として珍重されてきました。


🏹弓として（武器・祭事）

儀式用の弓: 昔、朝廷の儀式や祭事などで用いられる「弓」は、マユミの木で作られることが多かったとされています。

神事: 現在でも、地方によっては邪気を払うための神事の弓としてマユミの木が使われることがあります。

🥢 工芸品として

マユミの木は、緻密で加工しやすい性質から、弓の他にも印材（はんこ）や櫛（くし）、こけしなどの工芸品にも使われてきました。特に、狂いが少ないため印材としては現在でも高級品として使われています。

🍁 歌枕・和歌として

マユミは、その淡い紅色の実や紅葉の美しさから、古来より人々に愛され、和歌や俳句の題材としても詠まれています。

マユミの可憐な姿からは想像しにくいかもしれませんが、その名前と歴史は「弓」という実用的な道具と深く結びついています。




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