【季節の花華シリーズ;木瓜の花】
🌺ボケ:木瓜の花;Flowering quince
📝異常な天候のせいかな⁈
季節外れに咲いていたボケの花デス⁉︎

📝ボケ（木瓜）の名の由来は、その果実が瓜;ウリに似ていることからきています。
中国名で「木瓜」と書かれ、「もっか」や「もけ」と読まれたものが、時代とともに変化して「ぼけ」になったというのが定説です。

♧果実が瓜に似ていることから：果実の形が瓜に似ているため、「木に実る瓜」という意味で「木瓜」という漢字が当てられました。

♧読み方の変化：「木瓜」が中国音で「もけ」と読まれ、それが日本語で転訛して「ぼけ」という読み方が定着したとされています。

♧別名：中国からの渡来植物であることから、「唐木瓜（カラボケ）」という別名もあります。

【一歌献上】

「ボケの花 *魅惑の恋を連想す 紅白並び仲むつまじく」
@訳意; When I see the intimate red and white flowers of the Japanese quince lined up together, it brings to mind the image of a fascinating love.

✍️Works;Poetaster Kazyan Doe.,/;筍歌人;藪中和堂

🌺ボケの花言葉;

♡「先駆者」・「早熟」: 厳しい寒さの中で他の花に先駆けて咲くことから、新しい始まりや才能を象徴します。

♡「平凡」: 庭の生垣や比較的小さな庭に向いていることから、身近で変わらない存在を意味します。

♡「熱情」: 赤い花を咲かせることにちなみ、情熱的なイメージを表現します。

♡「*魅惑的な恋」・「妖精の輝き」: 多様な花の色や形から、人を惹きつける魅力やロマンチックな美しさを連想させます。 

♡「指導者」: 織田信長が木瓜紋を使用していたことに由来し、力強いイメージを象徴します。 

📖ボケ:木瓜/豆知識;
学名;Chaenomeles speciosa ;バラ科ボケ属
英名;
@Japanese quince: 日本のマルメロを意味し、
　　　ボケの別名としてよく使われます。
@Flowering quince: 「花を咲かせるマルメロ」といった意味合いで、学名の「quince（マルメロ）」に「花を咲かせる」という特徴を付け加えた名称です。
@Japonica: ボケ属 (Chaenomeles) の植物全体を指す場合がありますが、ボケを指すこともあります。 
@中国原産の植物であることから「Chinese flowering quince」と呼ばれることもあります。 

《ボケの実の利用》
　ボケの果実にはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸類と果糖が含まれていて、有機酸類には制菌作用があるとされ、腸内が酸性化するほど多く内服すると、細菌は弱アルカリ性（pH7以上）で繁殖するため増殖を止める働きがあるといわれる。
また、有機酸類には鉄分の吸収促進に役立つとも考えられている。

果実は木瓜（もっか）と称される生薬になり、8 - 9月ごろの落果する前の青い未熟果実を採取して、水洗い後に輪切りにしたものを天日乾燥して調製される。

補血、強壮、疲労回復、咳止め、食あたりのほか、筋肉のひきつり（腓返り）、暑気あたりに効用があるといわれ、乾燥果実1日量5 - 10グラムを水200 - 600 ccにて半量になるまで煎じて、3回に分けて服用する用法が知られている。
ただし、胃腸に熱があるときは禁忌とされる。

香りのよい果実を使って、果実酒やジャムにも利用される。ボケ酒と呼ばれる果実酒にすることもあり、果実の2 - 3倍量のホワイトリカーまたは35度の焼酎に漬け込んで、冷暗所に半年から1年置いて作られる。
果実酒にも咳やのどの痛み、疲労回復、滋養保健、低血圧、不眠症などの薬効があるといわれ、就寝前に盃1杯ほど服用される。

🖼️Artistic: Flowering quince flower//Kazyan’s Collection

November 18,2025:past am 05:25’;upload