ヤブマメ（藪豆・薮豆)

マメ科の一年草で、蔓性植物。

別名: ギンマメ（銀豆）、アハ豆（アイヌ語: アハ ）

日本、中国原産
(インド・韓国・ロシア・ベトナムに分布している)

特徴:
葉の裏面に毛がある。
葉柄基部の托葉。茎や葉柄に毛が密生する。

花は白色だが、旗弁の上半分は鮮やかな紫色を帯び、中心に向かう筋模様の蜜標がある。
萼は筒状で、先端は5本の細い裂片となって伸びる。

花序は5個の花から構成されていて、良く見ると通常の総状花序では無く左上から斜め右へ伸びた花序の茎には3つの節があり、第1節には1個の花が着いているが、第2節と第3節には、それぞれ2個ずつの花が着いている。
すなわち、総状花序（1節に1個の花が着く）と集散花序（1節に複数の花が着く）の中間的な性質を持っているらしい。(マメ科ではこのような花序がしばしば見られ、偽総状花序と呼ばれている)

実をつけるが、地中にも閉鎖花を付ける。茎の一部から地中に枝が伸び、土の中で果実を実らせる。この果実の中には種子は１つしかなく、地上部に形成される種子よりも大きい。種子は扁平球で、直径約3.5㎜、ウズラ卵のような黒い斑点がある。

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