オケラ（朮)

キク科オケラ属の多年草
9-10月
近縁種とともに生薬として用いられる。
また若芽を山菜として食用にもする。
地域: 本州-九州
地方名: ウケラ、カイブシ、カイブシノキ、カイブシコケラ、ウワオロシ、オケラッパ、エヤミグサ。

田の中に住む虫のような名前だが、万葉集の時代にはウケラとして親しまれ、これが転じてオケラとなった。

特徴:
◦枝先にアザミに似た白い筆のような小花を咲かせる。花の外側にある「総苞葉」が細かく切れて針状になるのが特徴。
◦雌雄異株。
雌花と両性花があります。
③の画像: 両性花、葯筒から長い花柱が突き出ています。

◦葉は楕円形で、縁にある細かなギザギザはトゲ状になる。表面は艶があるが、裏面は綿毛に覆われて白い。一見すると葉や茎が硬くて食べられそうもありませんが、春先の若芽が美味しいらしい。