『マツヨイグサ』
🏷️今日のお花


「待宵草」
夕暮れを待ち、夜にだけ咲いて翌朝にはしぼむ 。
そんな儚い草花。


♢ 与謝野晶子の歌
与謝野晶子が「待宵草」の名を愛し、その響きに夜の恋や夢を重ねました。
彼女の歌集には「待宵草」という題が付けられた作品もあり、恋の儚さや一夜の夢を象徴する花とされています。

♢ 竹久夢二の絵と詩
大正浪漫の画家・詩人の竹久夢二も「待宵草」を愛し、その黄色い花を女性のはかなさや哀愁に重ねて描きました。
夢二の「宵待草」という詩には、しんとした夜にひっそりと咲く花の孤独感が表現されています。

♢ 小唄『宵待草』
詩に曲がつけられ、明治末期から大正時代にかけて広まりました。
「宵待草」は日本人の心に「待つこと」「報われぬ想い」を重ねる象徴的な歌となり、今でも懐かしく歌い継がれています。

🌕　唄『宵待草』
　　　　　　　作詞：竹久夢二
　　　　　　　作曲：多忠亮

「待てど暮らせど来ぬ人を　宵待草のやるせなさ」