ベニバナボロギク（紅花襤褸菊)

キク科ベニバナボロギク属の一草。
アフリカ原産
帰化植物
花期: 8-10月

高さ30〜80㎝程になる。

葉は互生し、長さ10〜20cmの倒卵状長楕円形。
下部の葉は不規則に羽状に裂ける。花序は先が垂れ、下向きに頭花をつける。

茎はあまり分枝せず、真っ直ぐに立ち、草丈は30 - 1m程

①~画像:
頭花は全て細い筒状花からなり、花冠の上部はレンガ色、下部は白色。

④: 花柱は2裂し、裂片はしばらくするとクルリと巻く。

⚪︎ 小花はすべて筒状花で、花が咲いても色が付く程度ですが、山の中では結構目立つ。
形の上では頭花の先端が若干ふくらんで見える程度。

⚪︎ オシベ:
雄性先熟で、雄しべが先に熟し、その後、
②の画像: 雌しべが成熟する。
成熟の時期をずらすことで、自家受粉を避ける仕組みである。
雄しべの葯は癒着し葯筒をつくる。このように未成熟な雌蕊が、トコロテン式に花粉を押し出す。
花粉を出し終わると、柱頭が２裂し受粉可能な状態になる。
綿毛をつけて、風散布するが、
綿毛は萼片が変化したもの。

⚪︎メシベ:
先端は二つに裂け、その先端は長く伸び出し、後に巻くようになる。

⑤: 種子（そう果）は長さ2 mm、
先端に長さ12 mmにもなる。

④: やがて筒状花は下向きから上向きに変わり、白い綿毛が多数できて、フワリフワリと青空に飛び立って行きました🎶