フタリシズカ(二人静)

センリョウ科チャラン属に属する多年草の1種

📝【チャラン属 】: 被子植物のセンリョウ科に分類される1属である。
多年草または常緑小低木であり、葉縁に鋸歯をもつ葉が対生している。花被を欠き雄しべと雌しべだけからなる花が、穂状花序につく 。
雄しべは3個が合着しており (1個が3裂しているとされることもある)。雌しべの背側についている。
ヒトリシズカやキビヒトリシズカ、フタリシズカなど約15種が知られている。

📝【被子植物（ひししょくぶつ)】:
植物の分類の主要な1グループ名。種子植物、（顕花植物: (隠花植物の対語。花を咲かせる植物の総称で，裸子植物と被子植物を含む)
一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。Yahoo様より

花期4–6月

花序は長さ 2–6 cm、ふつう1–2回分枝する 。
特に花序が多数に分岐するものは、エダウチシズカとされることもある。
花は両性花で先が尖った長さ 0.5–1 mm の三角状広卵形の苞に腋生し、花被を欠く。

雌しべの子房の背側 (背軸側) に雄しべがついている。

雄しべは白色、3個が合着し (1個の雄しべが3裂したともされる。)
長さ 2–4 mm、半球状長楕円形で雌しべ上部を包んでおり 、葯は黄色、中央裂片内側に2個の葯、左右の裂片にそれぞれ1個の葯がある。

雌しべの子房は卵形、長さ約 1 mm、柱頭は短い。
夏に、茎の下部の鱗片葉の葉腋から、数個の閉鎖花をつけた細い花序を伸ばすことがある。