ムラサキサギゴケ

サギゴケ科サギゴケ属の多年草

分布:
本州や四国、九州の湿り気のある水田のあぜなどによく群生します。

📝ゴマノハグサ科で分類される場合もあるとのこと。

特徴:
花は直径1.5cm前後
花弁は上にめくれた小さな上唇と、3つに裂けた大きな下唇の花びらからできている唇形花。
花の基部は筒状。
下唇の中央の黄褐色の目立つ斑紋があり、ここに細かい毛が生えている。この斑紋の部分は、虫たちに蜜のありかを教える蜜標で虫が止まる足場の役目をしている。
花の小さな上唇は深裂するが、裂け目の角度が浅くわかりにくい。

上唇の内側に、4本の雄蕊と1本の雌蕊があり、導かれたハナバチの頭や背中に確実に接触して受粉するように出来ている。
柱頭は2つに分れ、触れると閉じる「柱頭運動」があり、送粉者に付着した花粉を積極的に取り込み受粉を促す役割をしていると考えられている。野草も結構したたかですねー
(*´꒳`*)

黄色と紫色の斑点の入り方は個体によって異なるそうです。

葉の形と大きさ:
葉は倒卵形または楕円形で、長さは4～7センチメートル、幅は1～1.5センチメートルです。 根元の葉には葉柄がありますが、ほふく茎から出る葉は葉柄がなく、小さく対生します。葉の縁には不規則な鋸歯があります。

似た花で葉の縁の鋸歯はトキワハゼには無い。