今春、🔰🌸オオハラナギサ（大原渚）なる品種のサクラに出会いました。

オオハラナギサは京都大原発祥のサクラでオオシマザクラ系のサトザクラと言われる品種です。

古くから京都府京都市の京都府立植物園で栽培されていて長らく来歴などが不明でしたが2015（平成27）年に森林総合研究所の勝木俊雄氏の調査により京都市左京区にある寂光院のミギワザクラ（汀桜）と同品種であることが分かっています。

名称由来の詳細は不明です。大原は地名からだと思われます。渚について、勝木俊雄氏は汀桜の「汀」と大原渚の「渚」は同義の文字でどちらとも「みぎわ」或いは「なぎさ」と呼ばれる言葉であることからミギワザクラと同じ由来を持つ可能性が高いと述べています。

因みにみぎわ（汀）とは海・湖などの水の陸地と接している所。みずぎわ（水際）。なぎさ（渚）。



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