テレビニュースを見ると、恐怖、憎悪、悲しみ、危機直前のような光景がいっぱい出てくる

世界の各国主要国の経済派遣争い、権力争いの映像である

この構図は、ほとんどの国や組織のなかでも、家庭のなかでも、大なり小なりある

一体、何が幸せなのか、どうすれば平和になるのか

そんな壮大なことを考えてみても、私は今の一隅を照らすことが天から与えられたことと思う

それ以外には、触れあえる範囲のなかで、言葉や写真をもって、何か幸せを感じられるきっかけになってくれたら、もう、十分であると思う

｢はじめにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった｣(ヨハネによる福音書第１章の１)の通り、言葉の内容によっては、言葉は神と同じ存在のように思う

だから、言葉はたいせつに使いたい

自分が小さな世界にいるから、小さな行動しかできないが、それが｢祈る｣ことだ

祈りの天使を見つめていると、謙虚になれる。そして空になれる一瞬がある

今日は妻の祖父の月命日で、毎月、お寺のお坊さんが15分のお経をあげにこられる

そのあと、私から求めて法座として15分くらい、お坊さんとお話しをする

浄土真宗なので、阿弥陀仏様への報恩感謝のお話しや、線香の作法の由来について訊ねたりする

作法にこだわると、阿弥陀物様への感謝の気持ちを忘れてしまうので、浄土真宗は、作法について細かな話しはしないとおっしゃった

帰りがけにお坊様にサギソウをご覧になったことがあるかと尋ねるとないとのことであったので、満開となったサギソウの２鉢を見てもらった

とても、心が落ち着く花ですね、ありがとうございます、とおっしゃられた

そしてこの｢祈りの天使｣を見られて、｢このお姿を見ると、長崎の隠れキリシタンのマリア像を思い出していました。見た感じは観音様だけど、所々にわからないように十字架が彫られており、マリア様への信仰を感じました。｣と言われ、帰途につかれた

阿弥陀仏様は、世界の人々の極楽浄土をただ一心に願われたという

まさに平穏になる｢祈り｣である