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ヒヨドリジョウゴ,八ヶ岳南麓の投稿画像
一筆狼さんのヒヨドリジョウゴ,八ヶ岳南麓の投稿画像
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一筆狼
2024/11/25
紅葉前線があっという間に通り過ぎて、枯れ葉の積もる山道になった。富士山の初冠雪とほどなく、北岳の頂上、八ヶ岳も南アルプスの甲斐駒ヶ岳も冠雪している。このところ山麓でも早朝は氷点下が続いてびっしり霜が降りている。
❶ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)。ナス科。ワルナスビ、イヌホオズキの仲間。
荒れ野にひときわ目につくのが、この真っ赤な実である。白い花が反り返って咲いていた頃は、勝手にイヌホオズキだと思っていた。それっきりよく通る山道なのに、忘れていた。先にイヌホオズキは黒い実になってしまうが、遅れて今頃やっと赤い実になって気がついたのである。
ジョウゴは、酒好きな人のことを指す上戸である。下戸(げこ)の反対語。泣き上戸とか笑い上戸という上戸である。酒に酔った人の癖のことだ。
ヒヨドリが好んでワイワイ食べるというところから名付けられているが、ソラニンの毒が含まれているためヒヨドリはほとんど食べないらしい。ソラニンを多く含む実ほど栄養価が高く、天敵から実を護っている説が有力とある。
似たような花にマルバノホロシがあり、赤い実になる。写真を見てわかる通り、果柄の先端が広がって赤い実につくのがヒヨドリジョウゴで、マルバノホロシは果柄が広がらないところが違う。
ちなみにヒヨドリジョウゴは、平安時代まではホロシ(保呂之)と呼ばれていた。ヒヨドリジョウゴは江戸時代にこの名前に定まったと「野草の名前」にあった。
果実に触ってみたら柔らかで、うまそうだった。ヒヨドリも食べないのにさすがに食べるのはやめた。
❷ガマズミ(莢蒾)。
落葉低木で、赤い実は食べられ、薬酒となっている。この豊穣さは八ヶ岳南麓で随一と思っている。
❸セイヨウヒイラギ(西洋柊)。
モチノキ属、常緑小高木。英語名でホーリー。これも赤い実がつややかである。八ヶ岳山麓で唯一、クリスマスらしさを演出してくれて、気分が華やぐ。
❹渋柿
霜でだいぶ甘くなっているようだが、鳥につつかれていないところを見るとまだ渋いのかもしれない。奥の冠雪している山が、甲斐駒ヶ岳の北面。山容がどっしりとして威厳がある。遥か前に登ったことがあり、抱擁されているような気分になる山だ。
ひろリン
2024/11/26
枯れ野の赤い実、美しいですね😍
特にたわわに実ったガマズミはお見事です😊
ちょっと、味見をしたい…です❗
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一筆狼
四季折々の山野草を追い駆けます。 八ヶ岳南麓、標高1000m辺りから発信しています。
キーワード
八ヶ岳南麓
植物
ヒヨドリジョウゴ
❶ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)。ナス科。ワルナスビ、イヌホオズキの仲間。
荒れ野にひときわ目につくのが、この真っ赤な実である。白い花が反り返って咲いていた頃は、勝手にイヌホオズキだと思っていた。それっきりよく通る山道なのに、忘れていた。先にイヌホオズキは黒い実になってしまうが、遅れて今頃やっと赤い実になって気がついたのである。
ジョウゴは、酒好きな人のことを指す上戸である。下戸(げこ)の反対語。泣き上戸とか笑い上戸という上戸である。酒に酔った人の癖のことだ。
ヒヨドリが好んでワイワイ食べるというところから名付けられているが、ソラニンの毒が含まれているためヒヨドリはほとんど食べないらしい。ソラニンを多く含む実ほど栄養価が高く、天敵から実を護っている説が有力とある。
似たような花にマルバノホロシがあり、赤い実になる。写真を見てわかる通り、果柄の先端が広がって赤い実につくのがヒヨドリジョウゴで、マルバノホロシは果柄が広がらないところが違う。
ちなみにヒヨドリジョウゴは、平安時代まではホロシ(保呂之)と呼ばれていた。ヒヨドリジョウゴは江戸時代にこの名前に定まったと「野草の名前」にあった。
果実に触ってみたら柔らかで、うまそうだった。ヒヨドリも食べないのにさすがに食べるのはやめた。
❷ガマズミ(莢蒾)。
落葉低木で、赤い実は食べられ、薬酒となっている。この豊穣さは八ヶ岳南麓で随一と思っている。
❸セイヨウヒイラギ(西洋柊)。
モチノキ属、常緑小高木。英語名でホーリー。これも赤い実がつややかである。八ヶ岳山麓で唯一、クリスマスらしさを演出してくれて、気分が華やぐ。
❹渋柿
霜でだいぶ甘くなっているようだが、鳥につつかれていないところを見るとまだ渋いのかもしれない。奥の冠雪している山が、甲斐駒ヶ岳の北面。山容がどっしりとして威厳がある。遥か前に登ったことがあり、抱擁されているような気分になる山だ。