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カタバミさんのキンモクセイ(金木犀),/その甘い香にまた誘われ観る、多数の小さな黄色4裂花/の投稿画像

2024/11/05
11月は霜月。長く続いた熱暑の夏から秋そして冬へと季節は移りゆく。 私の散歩道の道際等の草花達は、また新たな世界を夢見て、その身を自然の中に託そうとしている。

10月からの、より充実した時季を享受しようとしている草花達の姿 ---その2。
   
   /その甘い香にまた誘われ観る、
     多数の小さな橙色花冠4裂花/

 10月中旬。漸く熱暑から秋の時季へと感じられるようになった、自宅前
のプロムナード風の道際。
何処からとなく、フワッとしたあの甘い香に包まれた。一瞬何か魔法にかけられ体が宙に浮くような錯覚に。
以前にもこの時季ここで、それを体感したことを思い出したのである。

そこには大きな木があって、艶のある葉を持って小さな橙色(鮮やかオレンジ色)の花を沢山に付けていた。
近寄ってよく観る。
分枝した上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな橙色の花を多数咲かせ、その花は、短い花柄を持った花径5㎜ほどの、花冠が深く4裂して花の中心にはしべ(蕊)がみえる。

(その木、持つ葉は革質で先の尖った楕円形をしており、枝に対生し、枝は分枝しながらその樹高は、5mほどに見上げるほど。
長くに、この木の身近にありながら、この香りに、強く誘引されて、また改めてのこの木をしみじみと見上げ観たのである。 )        


      キンモクセイ(金木犀)


<‘キンモクセイの持つ香り’について、下記の「キンモクセイ」より抜粋、次に:
 キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。>


・キンモクセイ<金木犀>(モクセイ科 モクセイ属)  
(備忘:キンモクセイの属性等について10/20or10/21 ‘22)
 上記の“キンモクセイ“の属性等について”は、今後は下記の「キンモクセイ」の属性等がとって替わる。
       ↓
・キンモクセイ<金木犀>( モクセイ科 モクセイ属)
 常緑小高木。
ギンモクセイの変種で中国から渡来したとされてるが、ウスギモクセイの選抜品種とする説もある。
ウスギモクセイは日本にも分布しており、キンモクセイは日本で育成された栽培種とする説もある。いずれも詳細は不明。

キンモクセイの花期は9月下旬~10月中旬。
花期になると、上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな花を多数咲かせる。
雌雄異株で、日本では雄株のみが栽培されている。
花は橙黄色~橙色で直径4~5㎜、花冠が深く4裂している。
花には雄しべ2個と、不完全な雌しべが1個ある。

キンモクセイの雄しべと不完全な雌しべ 花には強い芳香があり、花期になると何処からともなく漂ってくるキンモクセイの香りは、庭に植えていなくも馴染みのあるものである。

キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三大香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。

葉は対生し、長さ7~14.5㎝、幅2.6~4.5cmの先の楕円形~楕円状披針形。 全縁、または上部に細かい鋸歯があり、葉柄は0.8~1.2㎝。

樹皮は淡褐色で細かい筋が縦に入る。
樹高3~5mに成長する。

耐寒性はあまり高くないが、関東以南の地域であれば植栽可能。
花に派手さはないが、花期に漂う甘い芳香にはそれを補って余りある魅力がある。

< キンモクセイの仲間 >
モクセイ属の学名は非常に混迷した状況にあり、ギンモクセイをモクセイ属の基本種ではなく、園芸種とする説もある。

→ ギンモクセイ
古くに中国から渡来したと考えられているキンモクセイの近縁種である。 白い花を咲かせる。
香りはキンモクセイに似ているが、やや控えめで優しい香り。
葉は楕円形で全縁、または上部に細かい鋸歯があることがある。

日本で栽培されているギンモクセイのほとんどが雄株で、結実しない。
モクセイ属の基本種と考えられていたが、詳細は不明である。
中国では淡黄色~黄色~橙色の花を咲かせるとされており、白花のギンモクセイは園芸種とされている。

→ ウスギモクセイ
中国、インド、日本に分布するキンモクセイの近縁種。
日本では九州南部に自生している。
花は淡いクリーム色で甘い芳香がある。
庭木として植栽されるが、より香りの強いキンモクセイに押されて近年では見かけることが少なくなった。
雄株、雌株共に植栽されており、結実する。

→ヒイラギモクセイ
ヒイラギとギンモクセイの雑種で、葉の縁にヒイラギに似た鋸歯がある。香りはキンモクセイより控えめで、さり気ない甘さである。
花期がキンモクセイよりも少し遅く、開花は10月頃。 結実することがある。

どの種も寒さにはやや弱い性質だが、キンモクセイとギンモクセイは関東以西、ヒイラギモクセイは土まで凍ってしまうような寒冷地を除く本州以南での栽培が可能である。


(出典・参考: ガーデンニングの図鑑)

          
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