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一筆狼さんのチカラシバ,ヒキオコシ,ギンギツネの投稿画像

2024/10/20

この一両日に八ヶ岳南麓で見た山野草である。
❶ギンギツネ(銀狐)。別名、シロガネチカラシバ(白銀力芝)。「ペニセツム・ウィルロスム」「フェザートップ・グラス」
イネ科チカラシバ属。
こんな粋な名前の山野草が道端に生えていて、吸い寄せられた。初見である。
銀狐も見たことはないけれど、想像するに賢い狐のような気がする。
その尻尾が命名の由来らしい。
地中海岸のアフリカが原産。見た目がいいので、園芸種もある。
属名のチカラシバは在来種だが、シルバーアッシュしたら、銀狐になる。やはり銀狐のネーミングはインパクトがある。

❷チカラシバ(力芝)
別名、ブラシ草、ミチシバなど多数ある。
朝露がびっしり付いたチカラシバは見事な美しさだある。
エノコログサの穂もブラシ状で似ていて垂れるが、チカラシバの黒紫色の穂は真っ直ぐに立つ。
チカラシバは、引き抜こうとしてもなかなか抜けない。
折々、何回か挑戦したが、まだ抜けたり、ちぎれたりしていない。
牧草地には密生して植えてあり、牧草として出荷しているようだ。
この穂をにぎにぎすると手から徐々に出てくる。
また「ひっつき虫」のひとつで芒(ノギ)が服に付く。

❸ヒキオコシ(引き起こし)
シソ科ヤマハッカ属。別名、エンメイソウ(延命草)。
ありがたい名前がついている。
弘法大師が苦しんで倒れていた旅人にこのヒキオコシを噛ませ飲み込ませたら、効果テキメン。起き上がり元気になったという故事が由来とされている。
「全草が苦く、葉を舌に乗せただけで10分衝撃が残るほどの苦味」というサイトもある。
腹痛などに煎じて飲めば効果があるらしい。正露丸みたいな薬かもしれない。

❹ピンクミューリーグラス
イネ科。学名としては「ミューレンベルギア カピラリス」。
今年もさほど遠くない邸宅の庭を見に行ったら、ピンクに染まっていた。
1mくらい丈があって、もやもやしているところが悩ましい。
見た目と同じで写真に撮ってもピンクの霧のような感じがして、遠近感がなくなる。
ただ韓国では生態系を撹乱させる可能性があると指摘されている。
妖しいピンクであるが、まだ庭の向かいの草地はピンクに染まっていないのを見て、少しホッとした。



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四季折々の山野草を追い駆けます。 八ヶ岳南麓、標高1000m辺りから発信しています。

キーワード

植物