ヨメナ

今日は良い天気になりました。
ヨメナ、優しいですね。

⭐️ 真ん中の黄色い部分、周りの薄紫色の花びらの部分をていねいに分解すると、黄色い部分が50～70くらい有り、花びらが16〜20ほどになります。その一つ一つが１個の花なのです。虫めがねでみるとちゃんとおしべとめしべがあるのがわかります。
この仲間には、冠毛（かんもう）があります。冠毛というのは、タンポポの綿毛のようなもので、ヨメナには、0.5mmという非常に短くてわからないほどの長さの冠毛があります。
ノコンギクなどは、冠毛が４～６mmの長さです。見れば一目で分かります。
⭐️ ヨメナの葉は卵状長楕円形、表面の縁にわずかに毛があるほかはほとんど無毛、鋸歯縁。
葉の長さは葉柄を含めて長さ約6cm。

◎キク科の花は、小さい花が多数集まって１つの花をつくっています。
　大きな花をつくるもとになる小さな花を「小花(しょうか)」とよんでいます。コバナではありません。
　だから、キク科の花は、花序(かじょ)なんです。花序というのは、花のつき方をいうことばです。
キク科は頭状花序をもつ植物なのです。
キク科の小花には１個の種子がつくられます。発芽するための養分は充分です。
この１つのかたまりの花は、花序であって、ほんとうの意味での花ではないから、偽花「ぎか」（にせものの花）であり、これを頭花「とうか」とよんでいます。